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2009年9月15日 09:00

Google コンテンツターゲット広告の重要性を改めて見直そう

今回は、Google 社のコンテンツターゲット広告の活用メリットについて、述べてみたい。

(1)コンテンツターゲット広告の重要性
近年、検索連動型広告の市場規模の成長が著しいと言われている。検索連動型広告は、その文字通り、Yahoo! や Google などの検索エンジン上で、キーワード検索に“連動”して、検索結果ページに表示される広告である。

従って、ネットユーザーが「探したい」と思った時に適切に誘導枠を設ける意味では、最も出稿価値の高い広告の一つと言っても過言ではないだろう。それに対して、コンテンツターゲット広告は一見、その価値の高さが見え辛いため、検索連動型広告に比べて重要視されていない現状があるように感じる。

しかし、一度考えてほしいのだが、ネットユーザーは果たしてネット上で何をしていることが多いのだろうか。もっと掘り下げて言うと、検索していることが多いのか、ネット内のページ閲覧をしているのか、どちらが多いのだろうかということである。

答えは言うまでもなく、ページ閲覧である。皆さん自身も考えてみてほしい。「さぁ、ネットを使おう」という時に検索結果に割いている時間は、ネット利用時間の全体の何%くらいだろうか。特殊な情報を探していない限り、かなり少ないのではないだろうか。

一般的には、検索に時間を割く割合は、ネット利用時間のたった数%程度なのだ。残りの90%以上はページ閲覧に割かれている。これから考えても、コンテンツターゲット広告を取り入れることの重要性を少し感じていただけるのではないだろうか。

(2)コンテンツターゲット広告の活用メリットについて
さて、より具体的にコンテンツターゲット広告の活用メリットについて考えてみよう。

筆者は、この活用メリットについて主に次の6点で捉えている。

それは、「1.リーチの大きさ」「2.クリック単価の安さ」「3.ページ閲覧ユーザーに対して最短アプローチが可能」「4.周辺モチベーションでのユーザー取り込みが可能」「5.検索結果での取りこぼしユーザーへの再アプローチが可能」「6.お気に入り登録ユーザーへのアプローチ」である。これらについて簡単に説明しよう。

1.リーチの大きさ
上記(1)で述べたように、ユーザーの使用時間が長いところにアプローチする広告であるので、必然的にリーチは大きくなる。最近では、ポストインプレッション効果(クリックにいたらずとも、広告を表示させることで、次のユーザー行動に与える影響)についての検証がされていることからも、大きなリーチは魅力的だと言えるだろう。

2.クリック単価の安さ
一概には言えない場合もあるが、押し並べて見るとコンテンツターゲット広告は単価が安いと言える。同一の予算でより多くのユーザーを誘導できることは大きな魅力の一つだろう。

3.ページ閲覧ユーザーに対して最短アプローチが可能
ネットのユーザーが「閲覧しているネット上のページ」をきっかけとして検索を行うケースは決して少なくない。それならば、きっかけを起こすページ上に、興味のある広告枠が出ていれば、検索という行動を経ず、物理的に最短のルートでユーザー誘導ができるといえるのではないだろうか。

4.周辺モチベーションでのユーザー取り込みが可能
ここで言う所の周辺モチベーションとは、今閲覧しているサイトのテーマとイコールではないが、閲覧テーマから潜在的に興味を持ちやすい派生モチベーションのことである。

例えば、賃貸マンションの物件情報を閲覧しているユーザーを考えてみてほしい。そのユーザーは、おそらく引っ越しを考えているのだが、ここに引っ越し業者の格安情報の広告が出ていたら興味を持つ可能性は多分にあるだろう。

その他にも、家具やインテリアを買いたいと思っているかもしれないし、就職して引っ越すユーザーの場合は、これから社会人になるにあたって、資格の情報にも興味をもっているかも知れない。どうだろう、これらに対して広告を出稿していないのは機会損失とは言えないだろうか。

5.検索結果での取りこぼしユーザーへの再アプローチが可能
ユーザーの検索行動をイメージして欲しいのだが、例えば、ラーメンを食べたいなと思って「渋谷 ラーメン屋」と検索したユーザーは、検索結果から、ひとつの結果をクリックするだろう。

しかし、その先のページにあったのはいつも良く行くラーメン屋の情報ばかりであり、求めていた情報がなかったとしよう。ここに、「(渋谷の)ラーメン屋の裏口コミ情報」なる訴求でグルメポータルサイトの広告が出ていたらどうだろう、ユーザーは大きな確率でその広告をクリックするのではないだろうか。

このグルメポータルサイトが例えば、「渋谷 ラーメン屋」でリスティングを出稿していたがクリックされずに、ユーザーが別のサイトへ行ってしまっていたとしたら、その先で再度、広告でアプローチできるのは、“取りこぼしユーザーへの再アプローチである”と言えるのではないだろうか。

6.お気に入り登録ユーザーへのアプローチ
ユーザーが、ネット上のページにアクセスする時、検索を介すケースとお気に入り登録などから検索を介さず、直接流入するケースがある。

特にモバイルではその傾向が多く、「ケータイ白書2009」によると、4割以上のユーザーが11個以上ブックマークしているという調査結果もあり、Google の配信パートナーである、mixi や GREE、Ameba モバイルなどはブックマークされているサイトの上位にランキングしている。

このことからも、ユーザーにとってネットの入口となっているサイトへの広告配信は、広告主にとって重要なコンタクトポイントと考えるべきである。

以上、コンテンツターゲット広告を活用するメリットを簡単に説明させていただいたが、少しでも興味を感じていただけたら幸いである。

検索連動型広告とは異なる点が多い広告形式ではあるが、キーワードの選定という点や、上記5で説明した検索の再アプローチなどの考え方という点などでは、検索連動型広告とも密接な関連を持つ広告であると考えている。また、今後の進化という意味でも目を離せない広告と言っていいだろう。

(執筆:株式会社アイレップ リスティング広告コンサルティンググループ アシスタントマネージャー 村上和也)

記事提供:アイレップ

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