japan.internet.com
ビジネス2010年2月3日 13:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

韓国の無線インターネット時代の始まり

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20100203/6.html
著者:株式会社メディアチャンネル ランキードットコム
国内internet.com発の記事
昨年11月、韓国で噂ばかり流れていた Apple 社の iPhone が“ついに”発売された。これまで、世界中の人々が iPhone を使っている様子を見るだけだった韓国の人々は、韓国内での iPhone の販売開始に熱狂した。

発売後、実際に iPhone を手にしたユーザーがネット上に投稿したレビュー記事があふれるなど、韓国は iPhone とともに熱く盛り上がった。発売から2か月が過ぎた現在、iPhone は基本料金6万ウォンという韓国内では比較的高い料金制度にもかかわらず、16万台以上が売れている。

iPhone は2007年のアメリカでの販売開始以来、数々の話題を生んで世界的にヒットしてきた。そして、韓国でも iPhone の発売を待つユーザーが「来月フォン」または「来年フォン」と、韓国での発売を祈る心を込めた愛称で呼ぶほど、発売時期はいつも話題になっていた。

RANKEY.COM のデータによれば、キャリアである KTF 社の「SHOW」ホームページで iPhone の予約申し込みが開始された2009年11月22日の正午から、1日で64万人以上がサイトを訪問した。公式発売開始日の11月28日にも、前週より約1.9倍多い訪問者が殺到した。また1月30日には72万人以上が訪問するなど、正式発売以後にも高い関心は続いている。

iPhone 予約申し込み開始前後の「SHOW」ホームページの ページビューと訪問者数
iPhone 予約申し込み開始前後の
「SHOW」ホームページのページビューと訪問者数

*クリックして拡大

また、同じくインターネット上で予約申し込みを受け付けていたフォンストア(phonestore.show.co.kr)というサイトにも、11月4週に66万人以上が訪問し、前週対比341%の訪問者増加を記録した。前週の11月3週には3%未満だったサブドメインのページビューが1週間で19%以上増加し、サイト内で一番高い割合を占めるなど、iPhone の発売当時、どれだけ多くの関心が集まったかが分かるような結果だった。

そして、韓国での iPhone の発売は、移動通信業界に限らず iPhone の大きな特徴と言える App Store と韓国モバイルインターネット発展の始まりという点で、インターネット業界でも注目された。

iPhone から始まったスマートフォンの普及拡散は、やっとスタートラインに立った韓国モバイルサービス市場の新たな成長原動力になっている。そして、「NHN」や「Daum コミュニケーション」のような主要ポータルサービス各社は、この市場のリード権を握るための競争体制に入っている。

Web での高いシェアを基盤にモバイル攻略に自信感を見せている「NHN」と、同じ系列の「SK テレコム」とのシナジー効果を狙う「SK コミュニケーションズ」、そして昨年ロードビューといった地図サービスを通じて、早くもモバイルサービス市場攻略を始めた「Daum」など、各ポータルサービス業社は様々な戦略を用意している。

これまで、韓国ではモバイルを通じたインターネット接続よりは Web の利用が圧倒的に多かった。モバイルインターネットはパケット利用料金の負担から萎縮されていたのが事実だ。

しかし iPhone をきっかけにスマートフォンに対する世間の関心が集中していること、そして移動通信社と携帯電話製造社、インターネットサービス提供社同士の提携を通じた、納得のいくサービス価格設定などの条件が揃った際には、巨大な市場が新たに開かれると予想される。

2010年の韓国 IT 市場予想で一番先に語られるのがスマートフォンの拡散とモバイルインターネットの商用化である。韓国のインターネットが、Web からモバイルへとシフトできるかどうか気になるところだ。


japan.internet.comのウエブサイトの内容は全て、国際法、日本国内法の定める著作権法並びに商標法の規定によって保護されており、その知的財産権、著作権、商標の所有者はインターネットコム株式会社、インターネットコム株式会社の関連会社または第三者にあたる権利者となっています。
本サイトの全てのコンテンツ、テキスト、グラフィック、写真、表、グラフ、音声、動画などに関して、その一部または全部を、japan.internet.comの許諾なしに、変更、複製、再出版、アップロード、掲示、転送、配布、さらには、社内LAN、メーリングリストなどにおいて共有することはできません。
ただし、コンテンツの著作権又は所有権情報を変更あるいは削除せず、利用者自身の個人的かつ非商業的な利用目的に限ってのみ、本サイトのコンテンツをプリント、ダウンロードすることは認められています。

Copyright 2012 internet.com K.K. (Japan) All Rights Reserved.