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あなたがタブレットを使う理由まあ、落ち着いていただきたい。あなたが「Apple iPad」をチェックしてあまり感動しなかったのは分かっている。クパチーノ産のジュースで酔っぱらった、だまされやすいトレンド製品好き向けの、限定的で、無意味で、価格設定が高く、ポケットに入らない iPod だと思っているのだろう。
クローズドでプロプライエタリなプラットフォームであり、キーボードもカメラも搭載されておらず、バッテリが交換できず、Flash もサポートされず、AT&T の3G 回線使用料が毎月発生するとして軽べつしているのだろう。 それに、タブレットの突然の大ブームは誇大宣伝による一時的流行だと思っているのではないだろうか。 タブレットが爆発的に売れると予測するのは簡単だ。なにしろ、懐疑論者でさえも自分たち以外はマーケティング主導のトレンドに巻き込まれるだろうと考えかねない状況なのだ。しかし、筆者がさらに大胆な予測を立てよう。筆者の予測では、あなたは18か月以内にタブレットを個人的に使っていることだろう。 何とも大胆である。なぜなら、このサイトをご覧のあなたなら、おそらく平均的なユーザーよりはるかに技術知識も教養もあるからだ。しかも、仕事でコンピュータ機器の評価を行っているかもしれない。たぶん、誇大宣伝される新しい流行りモノには懐疑的だし、決して実現しなかった「次なる目玉」の話をはるかに良く覚えていることだろう。 しかし、今タブレットに反対でも、実際に販売されているものを見れば気分が変わるだろう。あなたが18か月以内にタブレットを使っているだろうと筆者が考える10の理由を以下に示す。 1. タブレットは愛好家にとって夢のガジェットになるだろう。 いろいろといじり回すのはお好きだろうか? タブレットはその目的にとって理想的なものになるだろう。ホームオートメーションが好きな人々はこれらに熱狂し、タブレットマニアにはパワフルで簡略化された開発ツールが提供される。人々はタブレット用のクレードルを自分の車のダッシュボードに設置し、タブレットを GPS の地図表示、オーディオのコントロール、エンジンの診断などに使うようになるだろう。 タブレットはロボットや模型飛行機のコントローラになり、自家製スマートアプライアンスやデバイスの知能やインターフェースとして機能するようになる。自分独自の Microsoft Surface のようなスマートコーヒーテーブルは絶対に作りたいと思うはずだ。 2. 特定のタスクに最適化されるだろう。 このようなタスクを実行したいと考えた場合、それぞれに最適化されたタブレットが欲しくなるだろう。たとえば、航空会社は新しいタッチ式タブレットを自社の「電子フライトバッグ」デバイスに利用するだろう。パイロットが公私で必要とするマニュアル、フライトチャート、ツールなどがすべて収まるからだ。 教育にはどうかって? それどころではない。タッチ式タブレットは幼稚園から高校生までにおあつらえ向きだし、大学でも使える。だが、カメラを搭載したタブレットは虫めがねとしても、家や子ども用の監視カメラとしても便利だ。ソリューションプロバイダーはオープンシステムを採用し、そのタッチインターフェイスを活用して最適化されたプロプライエタリなアプリケーションを構築していくことになる。 3. 現時点では予測不可能なアプリを使わずにはいられなくなる。 パーソナルコンピュータが初めて登場したとき、それを使ってソーシャルネットワーキングを利用するなどとはだれも考えなかった。初めて GUI に変わったときも、グラフィカルな表現が非常に多い Web サーフィンでこれを多用すると予想した人は少なかった(当時は Web も存在していなかった)。また、携帯電話の人気が高まりつつあるときも、「Evernote」のようなアプリケーションを使ってデータを取得するのにこれらを使うことなど想像もしなかった。 タブレットでも同じことが起こるだろう。「キラーアプリ」になるものはだれにも分からない。あなたを興奮させる何かが発明、設計、あるいは開発され、あなたの考え方を変える可能性は非常に高い。 4. タブレットには、すでにしていることに代わるようなこととは別の使用方法が出てくるだろう。 タブレットは現在、束縛の多いネットブックとか巨大な携帯電話のように見られている。これらは実際、今はだれもコンピュータでやっていないような、全く予測不可能な目的に使用されるようになるだろう。たとえば、タブレットコンピュータがリモコンの機能を果たしたらどうだろう。そして、その「プリセット」が用意されていたらどうだろう。お気に入りのチャネルが設定済みなのだ。さらに、番号が書かれたボタンの代わりに、各チャネルで放送中のライブビデオが再生される「ボタン」が表示されるというのはどうだろう。 5. タブレットはオープンになる。 タッチ式タブレットは、クローズドなもの(iPhone OS)からオープンなもの(Linux)、そしてその中間のものまですべての OS に最適化されてくる。無数の Android タブレットも登場するだろう。Windows や Windows Mobile タブレットなど、さまざまなものが登場するので好みのものを選べばよい。 6. 会社から支給されるかもしれない。 自宅用にタブレットを購入しないよう努力しても、会社が職場用に購入する可能性は高くなっていく。HP やIBMのような企業や VAR 各社は、Linux や Windows ベースのタッチ式タブレットを自社の IT 機器ラインアップやソリューションパッケージの一部に加えてくるはずだ。その理由は以下の通りだ。 7. タブレットは IT の専門家にとって理想的なものになる。 データセンターのスタッフはクリップボードとマニュアルを使用する。ヘルプデスクのスタッフにはリモートデスクトップ機能やネットワークツールへのリモートアクセスが必要だ。IT の幹部らは次々にミーティングをこなす。だれもがノート PC を使用するのだ。 タブレットはこれらすべてに1つのパッケージで対応する。管理ツールはタッチ式のユーザーインターフェイスに最適化される。また、ハードキーボードやマウスを使いたければタブレットでそれが可能になる。IT の現場で働いていると、まわりはタブレットユーザーだらけになるだろう。 8. タブレットはネットブックよりも優れたネットブックになる。 タブレットはもうすぐネットブックができることの90%に対応できるようになるだろうが、ネットブックはタブレットができることのわずか50%にしか対応できないだろう。これらの数字は適当な値だが、筆者が言いたいのは、大半のユーザーにとってはタブレットがネットブックの代わりになるが、ネットブックがタブレットの代わりになることはないということだ。 タブレット専用アプリの分野が誕生する一方で、ネットブックに特化したアプリが開発されることはこれまでも、これからもほとんどないだろう。合理的な購入判断とは、タブレットかネットブックのいずれかを購入しなければならないときにタブレットを購入することを意味する。 9. タブレットはかなり本格的に普及する。 今は10インチだけだが、これから13、15、21、27と出てくるだろう。また、どこにでも持ち運び可能な HD テレビにもなっていくだろう。ボードゲームや、ゲームマシン、シューティング・ゲームにもなっていく。 10. タブレットは安くなる! 未来のタブレットが現在のネットブックより安くなっていくことは目に見えている。そういう法則(具体的に言えばムーアの法則)になっているのだ。かなり激しくタブレットを毛嫌いしているのでもない限り、ここまでいろいろなことに対応するガジェットに200ドルを支払わないことは考えられない。 懐疑的になるのもかまわない。Apple iPad をバカにするもっともな理由があるのだろう。しかし、未来を見通すことはできないし、タッチ式タブレットのコンセプトが魅力的なものになることは間違いない。だから筆者はあなたが18か月以内に1台使っていると確信しているのだ。 そう、しかも iPad を使っているかもしれない。だれにもわかりはしないのだ。
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