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Oracle が Sun でとる Apple 戦略を IBM、Microsoft、そして SAP が好む理由(1/2)筆者は今週はじめ、ハードウェアベンダー各社との間で交わした Sun Solaris のライセンス契約を Oracle が打ち切るとのうわさを耳にした。これを聞いた筆者は、Steve Jobs 氏が Apple に復帰して Apple クローンビジネスを打ち切ったときのことに非常に良く似ていると思った。
いずれのケースも、企業が優良事業のライバルを事実上作り出すことはできないとの実感を反映している。Apple の場合はハードウェアベンダーであり、ハードウェアを放棄するのでもない限り、ソフトウェアベンダーになろうなどというのは筋違いだ。Sun の最後の最高経営責任者(CEO)、Jonathan Schwartz 氏は、Sun をソフトウェアベンダーにしようとしているように思えたが、同氏の取り組みは途中で失速し、Sun は倒壊した。 Oracle は明らかにソフトウェアベンダーだが、Sun を買収したことで突然自分たちを Apple だと思うようになったようだ。しかし、彼らはそうではない。確かに Oracle の方が過去の Sun や、Steve Jobs 氏復帰前の Apple より格段に優れた会社だが、ハードウェアモデルへ移行すれば Sun がその逆方向に向かったときと同じように苦戦するのではないだろうか? 一方で、ハイテク業界のデスクトップ分野は間違いなく密接な垂直統合へと向かっており、Cisco はこの市場の IT 分野で同様の道を歩んでいるように思える。もしかしたら Oracle は何か手掛かりをつかんだのかもしれない。これについて詳しく調査してみようではないか。 ● Sun の問題 Sun にはリーダーシップの問題があり、Larry Ellison 氏は Jonathan Schwartz 氏にかなり厳しいが、同氏はこの問題の原因指摘に完全に失敗した。つまり、Jonathan は Sun のトップにそぐわない人物だったということだ。Schwartz 氏はソフトウェア畑の人間であり、Sun はハードウェアベンダーだったのだ。 もしあなたが両方の集団と一緒に仕事をしたことがあれば、両者の考え方がちょっと違うことにすぐ気付くだろう。彼らがお互いにうまくやっていくことはほとんどない。特定の専門知識を持つ人物に会社の指揮を執らせると、彼らはその会社を自分たちが明確に理解する形に変えようとする。 Schwartz 氏は Sun をソフトウェアベンダーにしようとし、Microsoft がかなりうまくやっているように、重要技術のライセンス供与を開始した。しかし同氏は、同社を1つのモデルから別のものへと早急に移行させる必要があった。また、信奉者たちの理解を得られず、既存ビジネスの主力部分を理解できなければ成功することなどできない。Schwartz 氏が「失敗を犯した」というのはあまりに控えめな表現だ。 このようなことを実現する別の方法としては、ソフトウェア事業部を別会社としてスピンアウトさせるしかない。この方法は Palm にとっては当初うまくいったが、結果的には両事業部とも破綻してしまった。そこには、彼らが時間をかけ過ぎて市場が PDA を見捨ててしまったことや、最初はソフトウェア、そして続いてハードウェア関連の運営がうまくなかった要因もあった。 Apple はその逆方向へと向かい、ソフトウェアベンダーへの移行を中止し、ハードウェアの製造を倍増させた。しかしそれでも、同社をうまく黒字決算へと引き戻すのに十分な成功を収めた iPod がなければ失敗していたかもしれない。 それにしても、iPod はハードウェア製品であり、このことは、ハードウェアベンダーとして規模を縮小して市場が望む別のハードウェア製品を探し、ソフトウェアに重点を移さないのが最も成功できる道だということを示唆している。
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