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2010年7月27日 11:00

SEO のヒントに活用!? Bing ウェブマスターツールとは?

米国 Microsoft の検索エンジン、Bing が、検索マーケティングに関心あるウェブマスター向けに無償で提供してきた管理ツール「Bing ウェブマスターツール」が2010年7月下旬にアップデートされた。

Yahoo!JAPAN と Google が検索シェアの90%を握る日本市場において、検索エンジン Bing、ましてや、そのウェブマスターツールなど、存在すら知らなかったという人もいるかもしれない。

しかし、Bing のツールだからといって、そのデータが SEO 全般に活用できない、というわけでもない。

そこで今回は、この Bing ウェブマスターツールを紹介しつつ、活用方法について述べていきたい。なお、「Bing Webmaster Tools」を利用するには、Windows Live ID が必要だ。また、PC に Silverlight も求められる。

ポイント1:インデックス状況を確認する

Google ウェブマスターツールや Yahoo!検索サイトエクスプローラー同様に、Bing ウェブマスターツールも、検索エンジンにより登録されたページ数やクロール状況を把握することができる。

Bing ウェブマスターツールはさらに、サイトのクリック数やインプレッション数までグラフ表示してくれて便利だが、このあたりは現時点の Bing の日本国内シェアを考えると無視していいだろう。

ここで参考にしたいのは、Bing のクローラ(2010年10月から bingbot)にサイトがどのように認識されているかだ。

検索エンジン各社ともに定めているガイドラインやクローラの性能が異なるとはいえ、特定の検索エンジンにおいて極端にクロール状況やインデックス数が悪い(たとえば、Google のインデックス数を100とした場合に Bing が20%にも満たない場合)時、それは“現時点では問題ないけれども、将来、何かトラブルが起きるかもしれない”サインを示している場合がある。

サイトのナビゲーションの一部を改良したり、URL 構造に変更を加えたときなどは、Bing も含めて、3社のインデックスデータを参照しながら状況を確認する、といった使い方が考えられる。

ポイント2:検索キーワードのヒントを見つける

「トラフィック」タブには、自然検索から自サイトに流入しているキーワードの一覧と、それぞれのインプレッション数(≒検索数)、クリック数、クリック率がすべて表示される。たとえば順位が高い割にはクリック率が低いもの、テールワードだがクリック数が多いキーワードが発見でき、SEOの効果測定にも利用できるだろう。

通常は、あらかじめ決めたキーワードの一覧リストを対象にランキングチェックを行うが、ここに含まれていないキーワードの状況は知ることができない。アクセス解析ツールを使っても同様のことは実現可能だが、手軽に情報を発見してヒントを得るという意味で、こうした機能を使ってみても良いだろう。

なお、Google ウェブマスターツールにも同様の機能は存在する。

ポイント3:バックリンクがチェックできる「はず」だったのだが…

これは「将来、きっと復活するであろう」という筆者の期待を込めて設けさせていただくポイントであるのだが、Bing ウェブマスターツールの価値のひとつでもあった「バックリンクデータ」がリニューアルのタイミングで消滅してしまった。

Google や Yahoo! は、link: や linkdomain: といった検索式を用いて、対象 URL のバックリンクデータの一部を取得可能なことは、SEO を少しかじった方ならご存知だろう。
この Tips、Bing では使えない。しかしウェブマスターツールからは取得ができたのだ。ただ、米国ではYahoo! との統合が控えていることや、Microsoft 社も公式に「今後、新機能を次々と追加していく予定」との発表をしているので、再び復活するときがくるであろう。

もしバックリンクデータが取得可能になった場合は、Yahoo! や Google のバックリンクデータと比較・統合するなどして、新たなリンクソースの発見や競合他社の分析用のデータとして活用できるだろう。

(執筆:株式会社アイレップ 取締役 SEM総合研究所 所長 渡辺隆広)

記事提供:アイレップ

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