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Apple が多数の新製品を発表、その内容は (前編)Apple は1日、予定通り「特別イベント」を実施し、同社 CEO の Steve Jobs 氏は多くの新製品について詳細を発表した。全体として多機能化と低価格化を進め、非常に人気の高い同社のモバイル機器間における相互接続性を高める内容だ。また、『Apple TV』も映画やテレビ番組、ユーザー作成コンテンツなどのストリーミング鑑賞に絞って、デザインを一新した。
今回のイベントにあたり、前もって出ていた発表内容の噂は、その多くが大筋で的中していた。Jobs 氏が最初に紹介したのは、待ち望む声の大きいモバイル OS の新版『iOS 4.1』だった。同 OS は来週から Apple の Web サイトと『iTunes』経由で無料配布が始まる。 iOS 4.1 は、『iPhone 4』ユーザーを悩ませていた近接センサー (通話中にタッチスクリーンをオフにする機能) の不具合や、Bluetooth 接続問題、旧型の『iPhone 3G』におけるパフォーマンス問題などを解消している。しかし、おそらく最も多くの苦情を集めていると思われる、いわゆる「Death Grip」問題が解消するのかについて、Jobs 氏は言及しなかった。この問題は、iPhone 4 の持ち方によって電波が途切れてしまうというものだが、Apple は7月に改善策として、購入者に対し樹脂製のケースを無料配布して対応していた。 「非常に多くの不具合を修正した。Eメールで報告を受けた不具合はすべてだ」と Jobs 氏は語った。 iOS 4.1 は当面 iPhone と『iPod touch』が対象で、高精細動画を Wi-Fi 経由でアップロードできるほか、新たに HDR 撮影にも対応した。HDR 撮影とは、写真のダイナミックレンジを拡大する技術で、露出の異なる3枚の写真を1枚に合成し、より鮮明な画質を実現する。また、ソーシャル ネットワーク型のゲームアプリ『Game Center』を実装し、iPhone や iPod touch で複数プレイヤーの対戦ができるようになった。 Jobs 氏はさらに、11月にリリース予定の次期版『iOS 4.2』についても説明した。同バージョンは iPad に注力したもので、iPhone ユーザーに人気のファイル管理機能を iPad で使えるようにするほか、ワイヤレス印刷や『AirPlay』も実装するという。AirPlay については、音楽だけでなく画像や動画も Wi-Fi 経由で Apple 製品に配信できる機能だと説明があった。 今回最も多くの噂が出ていたのは、Apple TV の刷新だろう。これは、ユーザーが iTunes などからダウンロードしたコンテンツを自宅のテレビで視聴するための機器だ。新型 Apple TV は、従来版を完全に設計し直した製品となった。 従来モデルは価格が299ドルで、本格的な人気を集めることはなかった。今回 Jobs 氏も、「これまで、たくさん売れるには売れたが、大ヒットには至らなかった」と認めた。 Apple は刷新した新型 Apple TV で、改めて同市場を狙う。従来モデルに比べ遙かに小型で手のひらサイズになり、価格も99ドルに抑えた。 新型 Apple TV は、ユーザーが購入したコンテンツを格納するためのハードディスクを備えていない。その代わり、レンタル制映画などのストリーミング コンテンツに焦点を当てたものになった。この点について Jobs 氏は、インターネットとテレビの融合において、ユーザーが真に求めているものと説明した。 続いては新版 iTunes と iPod の新製品だ (後編に続く)。
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