Business
ビジネス
振り返って、改善しよう
●コラムを読んでいただくにあたって
自身の棚卸し・成長計画を立案し、現在、計画に沿って継続実行してもらっている。
今回は、その実行から気づきを得て、更なる成長につなげる方法について言及する。
そのため、過去の連載で紹介したワークをやっていない方、初めて本コラムを読まれる方は、本コラムの第1回にもう一度戻って、ひとつずつワークを進めていただきたい。
●今回のコラムの概要
計画に従って物事に取り組む際、2つの壁がある。1つ目は計画倒れの壁である。本コラムを今回まで読み実践いただいた方は、この壁は突破している。
2つ目の壁が、形骸化の壁である。漠然と取り組む、目的を失い、やること自体が目的となってしまっては、効果が半減である。「取り組んだことで、目的・目標に近づくことができたのか」、「より望ましい取り組み方法はないのか」について振り返ることが重要となる。
そこで今回は、日々振り返り改善するための、効果的なツールを紹介したい。本ツールも単発の取り組みでは意味がない。継続して、少なくとも1か月続けていただきたい。
● 観点1: 取り組んだことで、目的・目標に近づくことができたのか
目標については、第5回 [成長に向けて具体的なプランニングを行う] で明確にしてもらっている。では、「今日の自分」は、「昨日の自分」と比べて、その目標(=最終目的地)に近づいただろうか。あるいは距離が変わらない、それとも遠ざかってしまっただろうか。
そこで、「今日の自分」と「昨日の自分」を比較して、目標との距離を、++:とても近づいた、+:少し近づいた、0:距離変わらず、−:少し遠ざかった、−−:とても遠ざかった、の5段階で評価してほしいのだ。その取り組みを継続的に毎日実行いただくために、評価結果を毎日帰宅前に、卓上カレンダーや手帳にメモして帰ることを習慣化しよう。
週や月単位で、[++] を[+] 2個分、[−−] を [−] 2個分として、「 [+] の数−[ −]の数」を計算する。この結果が、0より大きければ目標に近づいている、マイナスであれば遠ざかっている、と定量的に測定するのだ。また、[+] や [++] をつけた日の行動を振り返り、その行動を増やしていけば良い。[−] や [−−] がついた日の行動を振り返り、その行動をとらないよう改善していこう。
● 観点2:より望ましい取り組み方法はないのか
自分自身のことは棚に上げて、他人の悪い点を指摘する、他人にこうすればいいのにというアイデアはたくさん出てくる、ということはないだろうか。これは、指摘する相手を客観的に見ることができるからだ。この指摘は、指摘された当人にとって大きな糧となる。
しかし、自分に対して、他者が面と向かって指摘してくることは、自組織・職場では稀だろう。一方、指摘を受身的に、いつまでも待っていられないのが現状だ。
そこで、自分が、自分自身を客観視し、「ここがよくない」、「こうしたらいいのではないか」、と積極的に提案することを薦めたい。提案・実行した分、成長につながるのだから、こちらも毎日実行してほしい。
提案書として長文をつくる必要はない。twitter につぶやきを書く程度(140文字)で十分だ。ただし、提案した内容を後から確認して理解できるようにするため、盛り込む内容が重要となる。
それは、「何を提案するのか、という結論(What)」、「それを提案する根拠(Why)」、「では、具体的にどうすればいいか(How)」の3要素だ。コンプリートメッセージと呼ばれ、問題解決に当たって関係者が常に「What」「Why」「How」をワンセットで用意し、コミュニケーションの共通ルールとして共有することで、相互の認識のズレや論理の飛躍を排除して解決策を共有するために使われるものだ。
<例文1>
後輩との認識ギャップがあった場合は、早めに直接会話し解決すべき。個人の不満の呟きは組織全体に伝播する。まずはスケジュールをおさえて、相手に安心感を与える!(76文字)
<例文2>
プレゼン時、聴き手の気持ちを意識する。聴き手の特徴を抑えているか? 自身が言いたいことを吐き出すことに一生懸命になっていないか。そのためには、もうひとりの自分をプレゼン会場につれていき、第3者の視点で聴き手と話し手である自分を捉える。(115文字)
通勤の途中で、携帯から会社のアドレス宛に、題名:●月●日の提案として、本文にコンプリートメッセージを意識した文章を書いて送る。出社し、会社でメールをチェックすると、自分から自分への提案が届いている。その提案を実行していけば、より望ましい行動をとることができ、自分の成長が実現できる。
他の誰でもなく、未来の自分自身のために、「カレンダーに記録する」「メールで提案を行う」ことを愚直に実行していただきたい。
自身の棚卸し・成長計画を立案し、現在、計画に沿って継続実行してもらっている。
今回は、その実行から気づきを得て、更なる成長につなげる方法について言及する。
そのため、過去の連載で紹介したワークをやっていない方、初めて本コラムを読まれる方は、本コラムの第1回にもう一度戻って、ひとつずつワークを進めていただきたい。
●今回のコラムの概要
計画に従って物事に取り組む際、2つの壁がある。1つ目は計画倒れの壁である。本コラムを今回まで読み実践いただいた方は、この壁は突破している。
2つ目の壁が、形骸化の壁である。漠然と取り組む、目的を失い、やること自体が目的となってしまっては、効果が半減である。「取り組んだことで、目的・目標に近づくことができたのか」、「より望ましい取り組み方法はないのか」について振り返ることが重要となる。
そこで今回は、日々振り返り改善するための、効果的なツールを紹介したい。本ツールも単発の取り組みでは意味がない。継続して、少なくとも1か月続けていただきたい。
● 観点1: 取り組んだことで、目的・目標に近づくことができたのか
目標については、第5回 [成長に向けて具体的なプランニングを行う] で明確にしてもらっている。では、「今日の自分」は、「昨日の自分」と比べて、その目標(=最終目的地)に近づいただろうか。あるいは距離が変わらない、それとも遠ざかってしまっただろうか。
そこで、「今日の自分」と「昨日の自分」を比較して、目標との距離を、++:とても近づいた、+:少し近づいた、0:距離変わらず、−:少し遠ざかった、−−:とても遠ざかった、の5段階で評価してほしいのだ。その取り組みを継続的に毎日実行いただくために、評価結果を毎日帰宅前に、卓上カレンダーや手帳にメモして帰ることを習慣化しよう。
週や月単位で、[++] を[+] 2個分、[−−] を [−] 2個分として、「 [+] の数−[ −]の数」を計算する。この結果が、0より大きければ目標に近づいている、マイナスであれば遠ざかっている、と定量的に測定するのだ。また、[+] や [++] をつけた日の行動を振り返り、その行動を増やしていけば良い。[−] や [−−] がついた日の行動を振り返り、その行動をとらないよう改善していこう。
● 観点2:より望ましい取り組み方法はないのか
自分自身のことは棚に上げて、他人の悪い点を指摘する、他人にこうすればいいのにというアイデアはたくさん出てくる、ということはないだろうか。これは、指摘する相手を客観的に見ることができるからだ。この指摘は、指摘された当人にとって大きな糧となる。
しかし、自分に対して、他者が面と向かって指摘してくることは、自組織・職場では稀だろう。一方、指摘を受身的に、いつまでも待っていられないのが現状だ。
そこで、自分が、自分自身を客観視し、「ここがよくない」、「こうしたらいいのではないか」、と積極的に提案することを薦めたい。提案・実行した分、成長につながるのだから、こちらも毎日実行してほしい。
提案書として長文をつくる必要はない。twitter につぶやきを書く程度(140文字)で十分だ。ただし、提案した内容を後から確認して理解できるようにするため、盛り込む内容が重要となる。
それは、「何を提案するのか、という結論(What)」、「それを提案する根拠(Why)」、「では、具体的にどうすればいいか(How)」の3要素だ。コンプリートメッセージと呼ばれ、問題解決に当たって関係者が常に「What」「Why」「How」をワンセットで用意し、コミュニケーションの共通ルールとして共有することで、相互の認識のズレや論理の飛躍を排除して解決策を共有するために使われるものだ。
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| コンプリートメッセージ |
<例文1>
後輩との認識ギャップがあった場合は、早めに直接会話し解決すべき。個人の不満の呟きは組織全体に伝播する。まずはスケジュールをおさえて、相手に安心感を与える!(76文字)
<例文2>
プレゼン時、聴き手の気持ちを意識する。聴き手の特徴を抑えているか? 自身が言いたいことを吐き出すことに一生懸命になっていないか。そのためには、もうひとりの自分をプレゼン会場につれていき、第3者の視点で聴き手と話し手である自分を捉える。(115文字)
通勤の途中で、携帯から会社のアドレス宛に、題名:●月●日の提案として、本文にコンプリートメッセージを意識した文章を書いて送る。出社し、会社でメールをチェックすると、自分から自分への提案が届いている。その提案を実行していけば、より望ましい行動をとることができ、自分の成長が実現できる。
他の誰でもなく、未来の自分自身のために、「カレンダーに記録する」「メールで提案を行う」ことを愚直に実行していただきたい。
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