Business
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自己変革へのあくなき挑戦
このコラムの連載も最終回をむかえることができた。一つの節目として、これまでの内容をおさらいしつつ、自己変革を成し遂げるためのポイントを伝えたいと思う。
●改めて、問う。「戦略をもって自己の成長を図っているか?」
連載の最初に皆さんに伝えたことが1つあった。企業経営が非常に難しい時代に突入し、短期的な視点に陥りがちな企業の現場では人を育てる余力も、能力も失われつつある。こんな時代だからこそ、自らを頼みにして生き延びていかなければならないのだ。
連載を開始した半年前と比べて、景況の回復は思うように進まず、皆さんが働く環境は一層厳しさが増している。だからこそ、外部の環境変化を見極めながら戦略的に自己の成長を図っていくことが大切なのである。
●戦略とは、自分のアタマで考えること
「戦略的に」という言葉を聞いただけで、パタリと足が止まってしまう人も多いだろう。そんな人たちのために、私たちが人材育成事業の現場で実践しているツール・手法をこれまでに紹介してきた。 皆さんがあれこれと試行錯誤せずとも、そのツール・手法を使えば、効果的に思考を働かすことができるはずである。
PLAN
第2回:成長のゴールイメージを思い描く(増えているもの/減っているもの)
第3回:期待される人物像を知る(上司ヒアリング)
第4回:今の自分と向き合う(自分 SWOT 分析)
第5回:成長戦略を描く(自分企画書)
期待される人物像については、上司に改めてヒアリングしなくとも、これまでの日々の業務におけるコミュニケーションや、キャリア開発制度・目標管理制度といった会社制度の中で、自身ですでに理解している部分も大きいと思う。そうすると、自分の時間さえ確保できれば、自分企画書の骨子を書くことはできるはずである。
一つひとつのステップを丁寧に進めていくことが理想だが、時間を割いて継続的に取り組んでいくことはとても難しい。途中で挫折してしまった人も多いだろう。
そこでお勧めするのが、「ひとり合宿」である。次の週末などにまとめて3時間の時間と集中できる場所を確保できたら、一気に自分企画書を書き上げてしまうのだ。
翌週出勤したら、最初にやることは、上司の予定を確保することだ。最低でも1時間はかけて、上司にプレゼンテーションを行い、きちんとフィードバックをもらおう。
●戦略とは、考えるだけではなく、確実に実行すること
やるべきことが固まったら、あとは愚直に実行のみ! 上司を含めた周囲のメンバーを巻き込んでいくと、たくさんの壁にぶつかると思う。時折くじけそうになるかもしれないが、そのときは自分のモチベーション状態を客観的に見つめなおしてみることも大切だ。
DO
第6回:上司を巻き込む
第7回:メンバー・部下を巻き込む
第8回:モチベーションを活用する
CHECK/ACTION
第9回:振り返り
「DO」とともに、実際はこの「CHECK/ACTION」のプロセスが重要になってくる。これまで私たちは多くのお客様企業において、優れた能力を発揮し高い業績を達成している社員の人たちをインタビューし、その成功のコツを調査してきた。その結果、この「CHECK/ACTION」のプロセスが習慣化していることが特徴として分かってきた。
「やりっ放し」が一番良くない。コラムの中では、「カレンダー」や「メール」といった実際に私たちも実践している手法を紹介した。とにかく毎日続け、「行動したら、振り返って、また改善」という行動が習慣になるようにすることが大切。こうした行動が身についてくると、仕事以外のあらゆる生活の場面においてもよりより結果を生むことができるだろう。
●組織の戦闘力を上げる「自律型リーダー」へ
ここまでは、自分の目標(つまり、自律型人材)に向かって成長プランを実践していくことにフォーカスしてきた。さらに一歩進めて、自律型人材の中でも組織への影響力が強く、次世代の経営者候補と期待される「自律型リーダー」を目標に更なる自己変革に取り組んで欲しい。
第10回:求められるリーダー像
第11回:チームの潜在能力を引き出すリーダー
リーダーの要件は「変革する力」、「実行する力」、そしてそれらの土台となる「人と組織の能力を開発する力」の3つが重要な要素である。自分ひとりで実行するのではなく、周囲も巻き込んで実行していかなければならない。自分も変わりながら、周囲も変えていかなければいけない。
とりわけ、「人と組織の能力を開発する力」は、人が人を育てるのではなく、チーム全員で組織を育てるような仕組みが大切である。
こうした組織能力をもったチームを、「自律型人材」に倣って「自律型組織」と呼んでいる。変化の大きな近年の経営環境においては、トップダウンでの戦略実行ではスピード感が追いつかない。顧客接点の現場で発生する様々な課題について、トップの判断を待たずとも、現場のメンバーが主体的に課題解決に取り組んでいくことが求められているのである。
●まとめ
これまでの11回の連載内容を俯瞰的に整理しつつ、ポイントをおさらいした。
ふだん私たちが企業の経営者や人事部長の方々と接する中で感じてきた、「自己の成長に悩みを抱えるビジネスマンへの処方箋を提供したい」という思いから、ビジネスマンが一つの目標とすべき自律型人材に近づくためのヒントを提示してきた。
何度も繰り返してきたが、これらのヒントは読むだけでは、全く意味がない。実践することで、あなた自身の行動を変化させなければならない。
まずは覚悟と勇気をもって、変革に向けた最初の一歩を踏み出してほしい。その一歩が大きな変化へときっとつながるはずである。
●改めて、問う。「戦略をもって自己の成長を図っているか?」
連載の最初に皆さんに伝えたことが1つあった。企業経営が非常に難しい時代に突入し、短期的な視点に陥りがちな企業の現場では人を育てる余力も、能力も失われつつある。こんな時代だからこそ、自らを頼みにして生き延びていかなければならないのだ。
連載を開始した半年前と比べて、景況の回復は思うように進まず、皆さんが働く環境は一層厳しさが増している。だからこそ、外部の環境変化を見極めながら戦略的に自己の成長を図っていくことが大切なのである。
●戦略とは、自分のアタマで考えること
「戦略的に」という言葉を聞いただけで、パタリと足が止まってしまう人も多いだろう。そんな人たちのために、私たちが人材育成事業の現場で実践しているツール・手法をこれまでに紹介してきた。 皆さんがあれこれと試行錯誤せずとも、そのツール・手法を使えば、効果的に思考を働かすことができるはずである。
PLAN
第2回:成長のゴールイメージを思い描く(増えているもの/減っているもの)
第3回:期待される人物像を知る(上司ヒアリング)
第4回:今の自分と向き合う(自分 SWOT 分析)
第5回:成長戦略を描く(自分企画書)
期待される人物像については、上司に改めてヒアリングしなくとも、これまでの日々の業務におけるコミュニケーションや、キャリア開発制度・目標管理制度といった会社制度の中で、自身ですでに理解している部分も大きいと思う。そうすると、自分の時間さえ確保できれば、自分企画書の骨子を書くことはできるはずである。
一つひとつのステップを丁寧に進めていくことが理想だが、時間を割いて継続的に取り組んでいくことはとても難しい。途中で挫折してしまった人も多いだろう。
そこでお勧めするのが、「ひとり合宿」である。次の週末などにまとめて3時間の時間と集中できる場所を確保できたら、一気に自分企画書を書き上げてしまうのだ。
翌週出勤したら、最初にやることは、上司の予定を確保することだ。最低でも1時間はかけて、上司にプレゼンテーションを行い、きちんとフィードバックをもらおう。
●戦略とは、考えるだけではなく、確実に実行すること
やるべきことが固まったら、あとは愚直に実行のみ! 上司を含めた周囲のメンバーを巻き込んでいくと、たくさんの壁にぶつかると思う。時折くじけそうになるかもしれないが、そのときは自分のモチベーション状態を客観的に見つめなおしてみることも大切だ。
DO
第6回:上司を巻き込む
第7回:メンバー・部下を巻き込む
第8回:モチベーションを活用する
CHECK/ACTION
第9回:振り返り
「DO」とともに、実際はこの「CHECK/ACTION」のプロセスが重要になってくる。これまで私たちは多くのお客様企業において、優れた能力を発揮し高い業績を達成している社員の人たちをインタビューし、その成功のコツを調査してきた。その結果、この「CHECK/ACTION」のプロセスが習慣化していることが特徴として分かってきた。
「やりっ放し」が一番良くない。コラムの中では、「カレンダー」や「メール」といった実際に私たちも実践している手法を紹介した。とにかく毎日続け、「行動したら、振り返って、また改善」という行動が習慣になるようにすることが大切。こうした行動が身についてくると、仕事以外のあらゆる生活の場面においてもよりより結果を生むことができるだろう。
●組織の戦闘力を上げる「自律型リーダー」へ
ここまでは、自分の目標(つまり、自律型人材)に向かって成長プランを実践していくことにフォーカスしてきた。さらに一歩進めて、自律型人材の中でも組織への影響力が強く、次世代の経営者候補と期待される「自律型リーダー」を目標に更なる自己変革に取り組んで欲しい。
第10回:求められるリーダー像
第11回:チームの潜在能力を引き出すリーダー
リーダーの要件は「変革する力」、「実行する力」、そしてそれらの土台となる「人と組織の能力を開発する力」の3つが重要な要素である。自分ひとりで実行するのではなく、周囲も巻き込んで実行していかなければならない。自分も変わりながら、周囲も変えていかなければいけない。
とりわけ、「人と組織の能力を開発する力」は、人が人を育てるのではなく、チーム全員で組織を育てるような仕組みが大切である。
こうした組織能力をもったチームを、「自律型人材」に倣って「自律型組織」と呼んでいる。変化の大きな近年の経営環境においては、トップダウンでの戦略実行ではスピード感が追いつかない。顧客接点の現場で発生する様々な課題について、トップの判断を待たずとも、現場のメンバーが主体的に課題解決に取り組んでいくことが求められているのである。
●まとめ
これまでの11回の連載内容を俯瞰的に整理しつつ、ポイントをおさらいした。
ふだん私たちが企業の経営者や人事部長の方々と接する中で感じてきた、「自己の成長に悩みを抱えるビジネスマンへの処方箋を提供したい」という思いから、ビジネスマンが一つの目標とすべき自律型人材に近づくためのヒントを提示してきた。
何度も繰り返してきたが、これらのヒントは読むだけでは、全く意味がない。実践することで、あなた自身の行動を変化させなければならない。
まずは覚悟と勇気をもって、変革に向けた最初の一歩を踏み出してほしい。その一歩が大きな変化へときっとつながるはずである。
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