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「Google プレイス」はユーザー、ビジネスオーナーと生み出す「リアルワールド」 -- Google根来氏に聞くいつもレジャーやビジネスで移動があるとき、頭を悩ませるのは「どこでご飯を食べようか?」「飲み会の場所をどうしよう?」という「場所」に関することだ。インターネットでは、位置情報や検索キーワードに対して周辺のグルメスポットなどの情報を提供する「ローカルサーチ」と言われる分野が成長し、このようなユーザーニーズに応えているが、Google が提供する「Google プレイス」は、これを世界規模で展開しているサービスだ。
「Google プレイス」は、Google の検索窓や Google マップ、あるいはモバイルの検索アプリなどが入口となるため、あまりその存在を意識したことはないかもしれないが、実は既に Google での情報検索の中では、大きな存在となっている。本記事では、この「Google プレイス」の使い方や活用法について、「Google プレイス」を含む地図製品のマーケティングを担当しているグーグル株式会社 シニアマーケティングマネージャーの根来 香里氏にお話を伺いながら解説しよう。
■ 基本的な「Google プレイス」の使い方は、まず「検索」から 「Google プレイス」を使うためには、まずは Google の検索窓から「地名 お店のジャンル」などで検索してみよう。検索結果には、通常のウェブ検索の結果と併せてキーワードに合うお店の情報が並んでいるはずだ。このお店の名称の右側にある「プレイスページ」というリンクをクリックすると、それぞれのお店の詳細な情報や地図、写真、クチコミなどが閲覧できる「プレイスページ」が登場する。Google マップやスマートフォンアプリ、モバイルサイトでも基本的な情報の探し方は同じだ。
また、Google アカウントでログインすれば、自分の「マイページ」を持つことができ、自分が気に入ったお店に関して簡単な評価やコメントを残して他のユーザーと共有できたり、写真を撮ってアップロードしたり、という形で好きな店の「プレイスページ」の制作に参加することができる。また、評価やコメントの履歴は全て保存されるので、「自分のこだわりのお店コレクション」を作っていくことも可能だろう。
そして、お店を探す機会が多い外出中などは、モバイルからの利用が便利だ。モバイル独自の機能として、お店の情報に基づき「現在営業中」の店だけを検索できたり、またスマートフォン向けの「モバイル Google マップ」の機能として、現在位置周辺のお店を簡単に検索することもできる。いつも使っている Google 検索、Google マップと連動して簡単に様々な場所を検索することができるのだ。
「Google プレイス」はそれ自体が独自のサービスではなく、「Google 検索」や「Google マップ」などの検索結果と連携してユーザーに情報を提供する巨大なデータベースだと言えよう。 ■ Google プレイスを通じて「自分のこだわりのお店コレクション」を公開 また現在、「Google プレイス」をもっと身近なものとして体験してもらうコンテンツとして展開している特設サイト「こだわり人(びと)のプレイス動画」では、"カレー"、"ラーメン"、"回転寿司"などジャンル別に強いこだわりをもつ「こだわり人(びと)」が、それぞれのグルメへのこだわりを熱く語る動画を公開すると共に、その人のこだわりの店が公開されている。根来氏はこのコンテンツの意図について、「誰にでも好きなお店やグルメへのこだわりはあるはず。それを『Google プレイス』で表現してもらうことで、同じ興味をもつ他のユーザーの役に立つというイメージを伝えたい」と語った。
ちなみに、グルメ情報サイトなどでいう「レビュー」というと、きれいな写真を撮って、詳しい料理の解説を書いて、など少し堅苦しいイメージが強いが、「Google プレイス」が提供している「クチコミ」にはそのような堅苦しいレビューは不要だ。もちろん、気合を入れて徹底解説しているレビューコメントも見られるが、多くのコメントはお店の雰囲気や料理の感想、オーナーの人柄やお店の中で起きたことなど、簡単なひとことばかりだ。 根来氏はこの点について、「Google プレイスは簡単なコメントでも誰もが自由に書ける世界を目指している。Google プレイスのクチコミでは、お店にいる人にモバイルなどを通じてその場で感じた感想や楽しんでいる様子、写真などを投稿していただくことで、お店の楽しさや雰囲気を共有できる場にしていければ」と語る。お店に行って、楽しんだりお気に入りの料理が見つかったら、「Google プレイス」でお店のプレイスページに一言コメントしてみよう。それがどこかの誰かのお店探しの参考になるに違いない。 ■ 気になるお店は「☆」をクリック -- お店探しをより効率化する 例えばテレビや雑誌などで気になるお店を見つけると、まずネットで検索する人も多いだろう。しかし、一度検索してみても、すぐにそのお店に行くことがなければ意外とすぐに忘れてしまうものだ。そんな疑問を根来氏に投げかけたところ、「Google プレイス」の意外と知られていない機能として、「気になるお店に星をつける機能」を紹介してくれた。このサービスは Google アカウントにログインした状態で「Google プレイス」をより便利に活用する方法だ。 キーワード検索や Google マップなどからたどり着いた店舗のプレイスページを訪れると、店舗名のすぐ脇に小さな星印(☆)がある。写真やユーザーコメントなどを見て気になったら、その星印(☆)をクリックしてみよう。すると、そのプレイスページが自分のマイページにブックマークされる仕組みになっている。
ここまでは単なるブックマークだが、ブックマークしたプレイスページは Google マップのサイトや Android 版 Google マップと連携し、地図上にブックマークした店舗を「★」で示してくれるようになる。
つまり、気になるお店はどんどんブックマークして、あとでモバイルサイトや Android 端末で現在位置付近の地図を出せば、すぐ近くにブックマークした店があることを教えてくれるのだ。日常の何気ない情報検索が、あるとき必要になるお店探しの手助けになる仕組みだと言えよう。「忙しいユーザーの"場所や名前を覚えられない"をサポートしてあげることで、気になる場所がいつでもわかるサービスだ」と根来氏は語った。 ■ Google、ビジネスオーナー、ユーザーがみんなで作る「リアルワールド」 このようにネットユーザーの「場所」探しをサポートする「Google プレイス」と「プレイスページ」は、Google が誇るクローリング技術だけが生み出すのではなく、様々な人の手によって生み出されているサービスだ。「Google のアルゴリズムだけでなく、世界中のユーザーと一緒に作ることで、人の血が通うサービスだと言える」と根来氏は話す。 根来氏によると、地図に代表されるローカルな情報は、地図データや図形データのような静的な情報だけではなく、人々が生活し、店舗などのビジネスが動く「リアルワールド」だと Google は捉えており、ユーザーの検索ニーズに応えるためには、このリアルな情報の提供は不可欠だと考えているのだ。 静的な情報は Google のアルゴリズムにより効率よく整理し、ユーザーの検索ニーズに応えることができるが、日々めまぐるしく動くリアルな情報は、店舗のオーナーや地元の人など、その土地に生活している人しか知らない場合も多い。そこで Google はビジネスオーナーやユーザーが自由に情報を登録できる環境を用意し、それを検索ユーザーにわかりやすく提供される仕組みを提供したのだ。「地元のことは、地元の人が一番よく知っているはず。」(根来氏) そして、この仕組みによって「初めてその土地を訪れる人」と「地元に慣れ親しんだ人」の新たなコミュニケーションのきっかけを生み出したいと根来氏は話す。例えば遠方を訪れると、「どの店が良いのか?」をすぐに判断することはとても難しい。しかし、「Google プレイス」に集まった地元の人たちのコメントを通じてお店や料理、オーナーの人柄などのイメージがつかめれば、抵抗なく知らないお店を訪れることもできるし、「Google プレイスを見た」といえば、コミュニケーションも膨らむだろう。自身も「Google プレイス」を参考に食べ歩きをしている根来氏は、「失敗のない"冒険"を楽しんでほしい」と語った。 ■ 「人」と「場所」、「人」と「人」をつなぐサービス 実際に「Google プレイス」を利用して、そして根来氏のお話を伺って印象的なのは、「Google プレイス」が単に場所に関する情報を提供するだけの検索サービスではなく、様々なプレイスページを通じてビジネスオーナーやその店舗を利用する人、特にその店舗が好きな「常連客」や「ファン」の声が溢れた「顔が見える情報」を提供するサービスだという点だ。 「Google プレイス」をきっかけに初めて訪れる店の扉を開けてみれば、「人」と「場所」が新たな繋がりを生み出し、あるいは「初めて訪れた人」と「地元の人」が繋がることで、新しいコミュニケーションが生まれるに違いない。 関連記事
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