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2011年10月20日 17:50

Facebook? Google+? Twitter? MySpace? SNS による「社会的人格」テスト

著者Mike Elganオリジナル版を読む海外海外発
世間では、どの SNS サービスが他より優れているか、どこが消えていくのかの話題で持ち切りだ。

私もかつてはその手の議論に参加した。だが、いまでは私は「ビッグスリー」である Facebook、Google+、Twitter がすべて生き延び、いつまでも繁栄を続けていくのが理想だと考えを改めた。さらに、私は第4の SNS、MySpace も息を吹き返し、成長路線に戻ることを期待している。

世間では、人気のある SNS が複数存在することは問題だと考えられている。人々がそれぞれに分散していってしまうからだ。あなたが Google+ を使いたくても、同僚は Twitter を使っているかもしれないし、家族は Facebook の使い方しかわからないってこともある。その結果、あなたは3つとも使い続けることになる。これは、たしかに不便だ。

だが、ひとつの SNS だけが勝利し、その他は全部消え去るという考えは間違った前提の上に立っている。すべての SNS が同じ目的で同じ顧客を対象に運営されており、異なっているのは質の問題だけだという前提だ。

たしかに、SNS サービスには他よりも運営がうまいところがある。プライバシーポリシーがきちんと守られているところもあるし、設計が優れているところもある。だが、すべてが完璧なところはどこにもない。

Facebook はとっ散らかっていて使いづらく、プライバシーポリシーはひどいものだ。Google+ はダイヤの原石で将来性はありそうだが、作りかけという印象が強すぎる。Twitter は何かの拍子にすぐ落ちる。MySpace は放置されていて会員の流出が止まらない。

だが、それでも、SNS サービスは1社でなく4社あるのが正しい展開なのだ。

あなたにあった SNS を選択することは、実はあなたの「社会的人格」をテストすることなのだ。4種の SNS、Facebook、Google+、Twitter、MySpace は、それぞれの4種の「社会的人格」にあったサービスを提供しているからだ。

あなたにあった SNS サービスは?


さて、ではテストをしてみよう。次のイベントに年に一回、1つだけ参加できるとしたら?あなたは、どれを選ぶだろうか?

1 生まれ育った町での、家族会や高校の同窓会

2 Washington D.C. に住む社会派の作家、Christopher Hitchens 氏のアパートで開催されるカクテルパーティー。世界の有識者、作家、起業家、政治活動家や思想家が参加する。

3 ビバリーヒルズにあるヒルトンホテルで開かれるディナーパーティー。友人と共に招かれる。各界のトップが参加し、芸能人や著名人のスピーチが楽しめる。あなたにも、スピーチをするチャンスが与えられる。

4 New York のナイトクラブ。一晩中、飲んで踊る。

このなかのどのイベントを選んだかで、あなたにふさわしい SNS サービスがわかる。

すでに、どのイベントがどの SNS サービスを表しているのかお気づきだろう。1 は Facebook、2 は Google、3 が Twitter で、4 が MySpace だ。

1 を選択したあなたには、Facebook が最良の選択肢となる。あなたの生まれ育った場所は、世界で一番良い場所......というわけにはいかないかもしれないが、そこにはあなたの友だちが大勢住んでいて、それは、あなたがそこに居続けたい考える動機となっている。あなたは、友だちや家族との関係を最重要視する人だ。

2 を選択したあなたは、様々な人々の新しい考え方を学んだり、議論を交わしたりするのが好きな人だ。そして、そのような興味深い人物と出会える場所としては、Google+ 以上のところは無いだろう。あなたは、知的交流者だ。

3 を選択したあなたは、自分の関心のある分野で何が起こっているのか、常に広く把握しておきたいタイプの人だ。また、あなたの考えを人々に伝えたいとも考えている。Twitter が最良の選択肢だ。あなたは常に人の輪の中にいる人で、自己発信ができる人でもあるだろう。

4 を選択したあなたは、楽しい時間を過ごしたいと思い、世の中の出来事や思想よりも自分自身について語りたい人だ。また、音楽やポップカルチャーにも興味を持っている。MySpace が最良の選択肢だろう。あなたは、パーティ人間だ。

さて、このテストはとてもシンプルなものだ。だが、現実の SNS はもっと複雑だ。そして、人の「社会的人格」はさらに複雑だ。

日本の「ふたば☆ちゃんねる」の米国版を目指している Yotsuba-Chan の創設者 Chris Poole 氏が今週の Web 2.0 Summit で指摘した通り、ほとんどの人々は多面的な人格を持っている。人々は、時に興味深い話題で討論もしたいが、また同時に家族や友達も大事にしたい。

複数の SNS サービスを使いこなそう


良いニュースは、ある1つの SNS サービスを利用しながら、他の SNS サービスからの更新情報を受信できる手段が徐々に増えていることだ。

Google+ は他の SNS サービスに対して最も柔軟で、Twitter、Facebook のインターフェイスとして利用できる。また、ほとんどの SNS サービスは Eメールなどで更新情報を届けてくれる。さらに、Seesmic というツールを利用すれば、Facebook、Twitter、Salesforce Chatter のすべてのアカウントの更新情報をひとつのクライアントで受信可能だ。もちろん、投稿もできる。

いくつもの SNS サービスに順番に1つずつログインしては更新、といった手間を省いてくれるツールがいまやたくさん存在しているのだ。

SNS は、目的にあわせて使い分けるときがきた


SNS サービス提供者が陥りやすい罠がある。すべての人に歓迎され、すべてのものを提供できるサービスを作りたいという誘惑に駆られてしまうということだ。それは、その SNS の良い面を台無しにしてしまう。

最良の SNS サービスとは、人間の4つの社会的人格のうちの、どれか1つに特化したサービスを提供してくれるものなのだ。

ところで、もうひとつテストがある。4つの SNS が提供するサービスの中で、最も遠いところに位置しているのが Google+ と MySpace だ。もしあなたが Google+ に向いたアイディア交流者タイプであれば、TED Video が提供する次のような動画は好きだろう。でも、あなたがパーティー好きタイプであれば、おそらくそれは拷問でしかない。



どうだろう?気に入って頂けただろうか?それとも、途中で観るのをやめた?

さて、どこの SNS が潰れるとか潰れないとかいう話は、もうそろそろやめにしよう。1つの SNS が市場を独占するなんてことはなさそうだし、それはまた好ましいことでもないからだ。

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