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ビジネス2012年1月26日 12:00
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Google 急上昇キーワードに見る各国の検索傾向

この記事のURLhttp://japan.internet.com/busnews/20120126/2.html
著者:アウンコンサルティング株式会社 監修:棚橋 繁行
国内internet.com発の記事
Google が2011年12月に発表した「Zeitgeist 2011」(1年間に検索で使用されたキーワードを解析して2011年を振り返るもの)によると、日本国内において、2010年と比較して検索数が急上昇したキーワードのトップ10は以下となっている。

1位:地震
2位:停電
3位:放射能
4位:原発
5位:東京電力
6位:Ipad2
7位:Iphone5
8位:セシウム
9位:Facebook
10位:Google+
※出典:http://www.googlezeitgeist.com/en/

東日本大震災に関するキーワード及びスマートフォン・ソーシャル関連のキーワードなどが上位に来ており、まさに2011年の世相を反映する結果となった。
一方、同じアジア地域である中国・韓国の結果とも比較をしてみたい。

●中国                      
1位:日本地震                
2位:裸婚时代               
3位:折扣(割引)                          
4位:利比亚(リビア)         
5位:功夫熊猫(カンフーパンダ)  
6位:ipad2              
7位:安卓(アンドリュース)    
8位:变形金刚(トランスフォーマー)
9位:qq2011
10位:微信(マイクロチャネル)

●韓国
1位:로또 복권(ロト宝くじ) 
2位:연금복권(年金宝くじ)   
3位:나가수(長洲)
4位:임재범(イムジェボム)
5位:갤럭시(ギャクラシー)
6位:카카오톡(カカオトーク)
7位:북한 국보급 미녀(北国宝級美女)
8位:쿠팡(クーパン)
9位:울랄라 세션(ウルラルラセッション)
10位:송지선(ソンジソン)

ランキング結果をみると、中国と日本では世界的なニュースや国内の出来事などが上位に来ており、検索傾向が似ているが、韓国においては、人名やソーシャル関連など、よりジャンルがセグメントされたキーワードが上位に来ている。

検索傾向が異なる理由として、「検索」の使われ方が大きく影響していると考えられる。インターネット普及率の違いこそあれ、日本や中国では、「検索」というのは、「気になる事を調べる」ためであり、その結果、幅広い世代に関心を集める世界的なニュースや国内の出来事などが多く「検索」されているのではないか。

一方、韓国では、時事情報や新商品などではなく、アーティスト名やアプリなどのキーワードが上位に来ていることから、検索の目的が、情報収集だけではなく、その先の具体的な行動(ダウンロードなど)を目的している傾向があるのでないか。

その背景として、インターネットの普及に加え、国内の至る所に無線 LAN スポットが設置されるなどの後押しにより、「検索」ひいてはインターネットそのものが、「調べるものから活用するものに」として確立していると考えられる。

上記を踏まえた上で、もしあなたが企業のマーケティング担当者だった場合、自社のサービスや商品を検索エンジンマーケティング(SEM)を活用して、アジア地域で展開することになったと仮定しよう。このような場合、各国における検索傾向を理解しているか否かは、プロモーションを成功させる上で非常に大きな意味を持つことになる。

もし何も知らない状態であったとしたら、これまでの知識や経験を元に、戦略や方針を対象地域の言語に翻訳しただけのプロモーションで終わってしまうかもしれない。しかし、各国の検索傾向を理解することで、地域特性や言語特性までを加味したマーケティング戦略の立案が可能になるであろう。

検索キーワードは、文字だけを捉えてしまうと、どこの国でも同じに思えてしまう。しかし、各国の検索傾向やその検索が行われた背景までを理解する事で、今回取り上げた「Zeitgeist 2011」のような検索キーワードが羅列されたデータでさえ、より違った視点から捉える事が出来るのである。

(執筆:アウンコンサルティング株式会社 マーケティンググループ) 
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