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セキスイハイム、発電、節電、蓄電の組み合わせで電力利用を効率化するスマートハウスを発表

japan.internet.com 編集部
 
住宅ブランド「セキスイハイム」を展開する積水化学工業は、2012年4月19日に都内で発表会を行い、大容量太陽光発電システム(PV)、コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)の「スマートハイム・ナビ」、定置型大容量リチウムイオン電池「e-Pocket」を搭載したスマートハウス「進・スマートハイム」を4月28日から販売すると発表した。
「進・スマートハウス」の外観イメージ
「進・スマートハイム」の外観イメージ

1999年に太陽光発電搭載住宅の販売を開始した同社は、2011年までに10万棟の PV 搭載住宅を販売。ギネス記録に「ソーラー住宅建設棟数世界一」と認定されているという。また、2011年4月には、HEMS「スマートハイム・ナビ」の提供を開始し、2012年3月までに8000棟を販売している。今回発表された「進・スマートハイム」は、これらの仕組みに5.53kWh または 7.2kWh という大容量蓄電池「e-Pocket」を加え、発電、節電、蓄電を組み合わせることによって、住宅内電力の自給自足化、電力利用の効率化、余った電力の収益化、そして停電などの緊急時の安定した電力確保を実現するという。

このシステムには、電力の自給自足を優先する「グリーンモード」、コスト削減や電力の収益化を優先する「経済モード」、そして停電などの事態でも安定して電源を供給する「非常運転モード」という3つの運転モードを搭載。PV、HMS、蓄電池が連携することにより、ライフスタイルや電力利用の状況に合わせて発電、節電、蓄電を制御するという。

例えば、日中の電力消費が多い住宅で「経済性モード」を利用した場合、大容量ソーラーによる発電量が最大化する日中の消費電力には発電した電力を使用し、余った電力を売ることで収益を最大化。一方、夜の電力は電力料金が安価な深夜のうちに充電しておいた蓄電池の電力を使用することで、コストを最小限に抑える。また、「グリーンモード」では、日中の太陽光発電によって産まれた電力を充電して夜間に使用することにより、電力会社から買電する量を最小限に抑えることができるという。
「経済性モード」に設定した場合のシミュレーション
「経済性モード」に設定した場合のシミュレーション

同社が行なった実証実験によると、グリーンモードでシステムを稼働させた場合、太陽光発電と蓄電池による年間エネルギー自給率は61%と高く、また経済モードでは年間光熱費で32万円以上の削減効果が試算できる結果となったという。

発電、節電、蓄電を管理するユーザーインターフェイスとなる HEMS「スマートハイム・ナビ」は、従来の電力消費、発電状況の把握だけでなく、蓄電池の充電量、放電量などの情報を蓄積・管理。これまで導入してきた8000棟以上の「スマートハイム・ナビ」導入住宅から集まった情報と同社の調査などを分析したデータを元に、居住者のライフスタイルに合わせて3万通りのパターンの中からメールやブラウザ上で閲覧できるダッシュボードなどを通じて節電や電力利用の効率化などのためのアドバイスを提供するという。
iPad に表示させた「スマートハイム・ナビ」の管理画面
iPad に表示させた「スマートハイム・ナビ」の管理画面

システムの販売価格は376.9万円だが、公的補助金、同社の「スマートハイムモニター制度」と「おひさまアースエイド」を適用することで実質負担金額は230.1万円となる。同社によると、販売目標は初年度で5000棟、次年度は10,000棟としている。また同システムのうち今回追加された蓄電池「e-Pocket」は、既に同社の太陽光発電、HEMS を導入している住宅にも今年秋以降に単体で提供する予定だという。

発表会で積水化学工業 住宅カンパニー プレジデントの高下貞二氏は、「『進・スマートハイム』を通じて、エコノミー・エコロジー・安心・快適を両立した暮らしを提供したい。様々な課題がある日本の電力事情において、何かを犠牲にすることで節電をするのではなく、節電しながら快適なライフスタイルを維持できる環境を実現し、低炭素社会の実現、スマートコミュニティの実現に向けて一歩一歩前に進みたい」とコメントしている。
積水化学工業 専務執行役員 住宅カンパニー プレジデントの高下貞二氏 (左右にあるのは『進・スマートハイム』で導入される蓄電池)
積水化学工業 専務執行役員 住宅カンパニー プレジデントの高下貞二氏
(左右にあるのは『進・スマートハイム』で導入される蓄電池)
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