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Ubuntu 12.04 LTS リリース―Microsoft アプリケーションもシームレスに利用可能に
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Canonical のコミュニケーションおよび製品担当 VP Steve George 氏は、InternetNews.com. に対し次のように語った。
「Ubuntu 10.04 では、Canonical は3年間のサポートを提供していた。だが、顧客からの要求に応えるために、12.04 では5年間のサポートを標準とした。3年と設定した理由は、企業の多くが3年ごとにハードウェアを買い換えているためだ。だが、大規模な企業においては、買い換えのプロセスに1年程度かかってしまうことがある。このため、顧客からは3年以上のサポートを望む声が強かった」
George 氏は、5年間のサポートを提供することは、Ubuntu デスクトップが企業環境に進出するための大きなカギとなると強調した。
企業での採用を促進させるために、Ubuntu 12.04 では、企業ユーザーが Linux 以外のアプリケーションを利用できるようにした。VMware、Citrix、Microsoft のリモートデスクトップ技術がすべてサポートされ、Ubuntu 12.04 ユーザーは、他の OS 向けに開発された企業アプリにアクセス可能となった。例えば企業がデスクトップを Ubuntu に移行を検討している場合でも、その企業独自の既存のアプリケーションは移行できないというケースは考えられる。そのような場合、リモートデスクトップは有効だ。
「以前の Ubuntu でも、Citrix サーバーにリモートアクセスが可能だった。だがその場合には、アプリケーションを別ウィンドウで開く必要があった。12.04 では、リモートデスクトップが、OS に組み込まれている」
Microsoft のリモートデスクトッププロトコルは、Ubuntu に完全に統合されている。これにより、企業ユーザーは Ubuntu デスクトップ上にあるアイコンをクリックするだけで、Microsoft アプリケーションをこれまで通りに利用可能となった。Citrix と VMware では、ユーザーがクライアントをインストールすることで同様な利用が可能になる。
「Canical は、Citrix や VMware の技術者と緊密に連携しあい、これを可能にした。企業ユーザーが Ubuntu をデスクトップでのデフォルト OS へと移行させるときに、このような暫定的な対応が必要であると考えたからだ」
Citrix と VMware のクライアントは、サーバーサイドでライセンス管理されている。だがもちろん、クライアントは無料で利用可能だ
「これまでも、Ubunntu に移行したいと考える企業はいた。だが、他の OS で稼働するアプリケーションが捨てられないという理由で、断念するところも多かった。エンドユーザーが Ubuntu 上でもアプリケーションを従来通りに利用できるようにすることは、非常に重要なステップだった」
Unity
Ubuntu 12.04 LTS にアップデートした企業ユーザーにとって、おそらく最大の目に見える変更点は、Unity デスクトップだろう。Ubuntu 10.04 LTS では、GNOME 2 デスクトップが採用されていた。
「Unity は、Ubuntu 11.04 から採用されているが、LTS では初登場となる。この期間にUnity は熟成され、企業ユーザーの使用に耐えうるものに進化した。デスクトップは、パワーユーザー向けに『HUD(Heads Up Display)』も搭載しており、アプリケーションへの新しいアクセス方法を提供している」
Unity は登場の初期にはフォールバックモードが利用でき、GNOME デスクトップを利用できた。12.04 では、デフォルトデスクトップとなっている。
「GNOME 2 環境は、すでにメンテナンスされてない。この LTS リリースは、利用者が Unity へと乗り換える大きなきっかけとなるだろう」
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。
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