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Apple、中国での iPad 商標権訴訟で6,000万ドルの支払いに合意

japan.internet.com 編集部
 
 
米国 Apple は、中国広東省深センの企業 Proview Technology に対し 6,000万ドルを支払うことで合意し、「iPad」の商標権を巡る争いに終止符を打った。この合意により、Apple が中国本土で iPad を販売するための障害はなくなった。

Apple は、Proview Technology から2009年に「iPad」の商標権を買い取ったが、Proview Technology はその後、このときの取引には中国本土での商標権は含まれていなかったと主張。2011年12月には中国広東省の地方裁判所が、Apple による中国での「iPad」の商標使用を認めないとする判決を下した。Proview Technology はこの判決を受け、中国での iPad の販売を規制するよう中国当局に求めていた。

今回の合意は、Apple にとって良いニュースと見られている。中国は、Apple にとって米国に次ぐ2番目に大きな市場となっており、iPad のシェアは中国タブレット市場の70%以上を占めていた。だが、iPad の商標権を巡る訴訟は、タブレット端末のライバル各社を勢いづかせ、Lenovo や Samsung のタブレット端末のシェアを増加させる結果となっていた。

一方、Proview Technology は膨大な負債を抱えており、返済にあてるために Apple に対しては和解金として4億ドルを要求していたという。このため、Apple から6,000万ドルを受け取った場合でも、破産を宣告する可能性がある。

中国の知的財産権を専門にする弁護士は、今回の合意につき次のように語っている。

「6,000万ドルという金額は、Proview Technology にとっては悪くないものだ。商標権を所有していたのが Proview だとしても、そのブランド力を生みだしたのは Proview ではなく、Apple なのだから」
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