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Linux 3.5 リリース―ファイルシステムの信頼性を向上
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多くの Linux ディストリビューションにとって、Ext4 はデフォルトのファイルシステムとなっている。だが、Ext4 は Ext2 や Ext3 に比較すれば高いパフォーマンスと信頼性を提供しているが、他のファイルシステムには機能面で後れを取っている。すでに Linux カーネルに組み込まれている Btrfs や、Solaris で使用される Oracle の ZFS は、整合性チェックで Ext ファミリーの一歩先を行っているのだ。Linux 3.5 カーネルでは、Ext4 の信頼性を高めるため、「メタデータチェックサム」機能を追加した。これは、ファイルシステム整合性の問題点特定を手助けしてくれるものだ。kernel.org の wiki には、次のようにある。
「仮にストレージハードウェアが100%信頼できるものであったとしても、データの転送時や、データの間違った場所への書き込みなどによってデータの破損や消失は発生する。このような事態からデータを保護するには、ファイルシステム上のメタデータオブジェクトのチェックサムを保存するすることが望ましい。それによって、メタデータの破損を防ぐことができる」
wiki には、Btrfs ファイルシステムは、すべてのメタデータブロックへのチェックサムと冗長コピーによって、より強固なデータ保護を提供しているとある。Btrfs は、SUSE Linux Enterprise Server、Oracle Linux そして2013年登場予定の Red Hat Enterprise Linux 7 でサポートされている。今回 Linux 3.5 で Ext ファイルシステムの信頼性を強化したのは、Ext4 ファイルシステムから Btrfs へ移行できない、あるいはしたくない利用者に対して、より向上したファイルシステム整合性を提供するためだ。
Linux 3.5 では、Btrfs に対してもパフォーマンス向上と整合性チェック機能の追加がなされている。Linux 開発者の Stefan Behrens 氏は、カーネルコミットメッセージに次のように書いている。
「最終的な目的は、ドライブのエラーレートが悪化し、ドライブの交換時期が近づいていることを検知することだ。このために、IO エラーを検出するカウンターが追加されている。このソフトウェアは、チェックサムエラーやブロックの破損も検出可能だ」
Linux 3.5 カーネルには、システムをサスペンドモードにする機能も追加された。サスペンドモードを利用した省電力の実現は、Android などのモバイルシステムでは特に重要となる。
Sean Michael Kerner は InternetNews.com の主任編集者。
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