モバイルマーケティングを始めよう!
モバイル(携帯電話)がここまで普及して市民権を得た今、
大変不思議なことがある。
それは、
モバイルマーケティングを実行している企業があまりにも少ないことだ。
例えば、メールマーケティングを実施している企業の中で、
モバイルのメールを配信している企業は17%に留まっている(出所:Eメールマーケティング調査報告書2004:Eメールマーケティング研究所実施)。
モバイルマーケティングを難しく考える必要はない。 基本的構造は今までと何も変わらないのだ。 例えば、企業は従来 TV という手段を通じて TV コマーシャルを流してきた。 あるいは、企業は郵送という手段を通じてダイレクトマーケティングを実施してきた。さらには、企業は電話という手段を通じてテレマーケティングを実施してきた。 新聞広告、雑誌広告、ファックス DM、鉄道の中吊り、Web 広告、 メールマガジン、すべて同じことだ。 つまり世の中に存在するありとあらゆるコミュニケーション手段は、 企業が顧客とのやりとりに活用され、○○マーケティングと呼ばれてきたわけだ。 であれば、今7,200万人以上もの人が常に携帯しているモバイル(IP 接続可能な携帯電話)を新たなマーケティング手段として使わない理由はない。 しかし、 アンチ「モバイルマーケティング」派の人たちは、こう言うだろう。 「画面があんなに小さくては商品画像としては無理」 「ケータイって結局、女子高生のオモチャだろ。当社が相手にしている層とは違うよ」「そもそも出会い系とかダーティーなイメージがあるモノを、 当社のような一流企業がマーケティングに使うわけにはいかん!」などなど。 なるほど言いたいことはわかる。彼らの主張を要約すると3つだ。 ・コミュニケーションツールとしての能力不足 ・利用者ターゲットのずれ ・ダーティなイメージが NG でも、少しだけ視点を変えてみよう。 1990年代後半の PC インターネットを思い出してほしい。 このころ「インターネットマーケティング」を提唱した人は、 保守派に壮絶な NO を食らったはずだ。 その主張は「WWW が革命的と言ったって、 静止画が表示されるのに30秒もかかるようじゃ使えないね」 「あんなの PC オタクのものだろ。パソコン部品以外は売れないね」 「インターネットって犯罪の温床だそうじゃないか。 こんなものは当社にそぐわないぞ」などなど。 そう、気づいただろうか。 この時代に「インターネットマーケティング」を否定した人たちのロジック構造は、 今「モバイルマーケティング」を否定している人たちのロジックと全く同じなのだ。 今、2004年。 PC のインターネットマーケティングを否定する人間は絶滅した。 であれば、モバイルマーケティングも同じ流れをたどる可能性がきわめて高い。 そして大切なことがもうひとつある。 1990年代後半にリスクをとってインターネットの世界に飛び込んだ企業たち。 その中から、ヤフー、楽天、 サイバーエージェントといった圧倒的勝ち組が生まれているのだ。 また、守秘義務のため企業名は明らかにできないが、 事業会社でネットを十二分に活用している優良企業の多くは、 同様に1990年代からすでにネット活用を始め、 蓄積したノウハウで競合を引き離している。 2004年。 今モバイルマーケティングの可能性を本気で信じて実行し始めるかどうかで、 その企業の将来が決まるのかもしれない。 |