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西田 徹(にしだ とおる) |
株式会社メンバーズの顧問。マーケティングおよび CRM を専門とする。主な著書に「ここまできた!モバイルマーケティング進化論」(日経 BP 企画)がある。
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タイミング イズ マネー
著者: 西田 徹 プリンター用 記事を転送
▼2005年4月28日 09:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
「タイム イズ マネー」という言葉がある。
時間を有意義に使えという格言だ。
一方、モバイルマーケティングの極意は、
「タイミング イズ マネー」と言い換えられるだろう。
●見過ごされてきた「時」「分」のタイミング
マーケティングにたずさわるビジネスパーソンにとっては、
タイミングが重要であるのは常識だろう。
「もうすぐ母の日。お母様にお花をプレゼントしませんか?」
といったフレーズに代表されるように、
適切なタイミングで適切な内容を訴求すると、高い販促効果が得られるのだ。
しかし、従来からのこの手法は、ベストを尽くしたとは言い難い。
論点はタイミングの細かさである。
例えば、
店舗を持つ商売では雨が降り出すと客足が極端に落ちる。
であれば、多少値段を下げてでも集客を行うことがトータルではプラスになる。
でも、こういった「時」「分」単位のタイミングは、
今までほとんど生かされていなかった。
その理由は、
適切なコミュニケーション手段がないことだ。
例えば PC インターネットのメルマガだと、
受け取って開封した時点では雨がすでにあがっていたり、
もう次の日になっていたりする。
折り込みチラシや郵送 DM も同様にタイミングを逸してしまう。
アウトバウンドのテレマーケティングならタイミングを捕まえることができるが、
スーパーの雨の日ディスカウントといった客単価では、
そのコミュニケーションコストがとても見合わない。
なので、今までは泣く泣く「時」「分」といったタイミング活用が見捨てられてきたわけだ。
● モバイルなら「時」「分」さらには「秒」を活用可能
そしてモバイルが登場した。
常に携帯されているモバイルへのメール配信なら、
雨が降ってきたその数分後にさえ「雨の日クーポン」の配信が可能である。
また、コミュニケーションにかかるコストも、リーゾナブルで現実的だ。
「時」「分」レベルのタイミング活用は、何も降雨時だけに限らない。
例えば、居酒屋の例。
「今朝築地市場で極上伊勢エビをゲット♪ 今夜は、活け伊勢エビ刺身を10匹限定で1,500円でご提供! 売り切れ御免!」といったモバイルメールをお昼すぎに送れば、
高い来店率が望めるだろう。
朝の出来事を、昼過ぎには顧客にコミュニケーションする。
モバイルならではのタイミング活用だ。
また、
美容院などの直前空枠というタイミングも、
モバイルメールなら捉えることができる。
「明日は結構空いてます。直前割引10% OFF でご提供。
ご予約希望の方は、下記の PhoneTo を押して電話をください!」といった具合だ。
さらには「秒」という単位のタイミングも、モバイルなら活用可能である。
例えば、サッカーのワールドカップの予選で、
日本が得点するたびに数秒後にモバイルメールが送られてくる、
というサービスも十分考えられる。
このメール、精読率は100%に近いだろう。
ただし、そこに広告などをつけても、じっくり読んでもらえるとは限らないので、
こういった「秒単位」をとらえた有意義なサービスを提供しているスポンサーとして、
認知度や好感度を高めるという活用方法がいいかもしれない。
皆さんも、モバイルメールを活用し、「時」「分」「秒」といった未開拓のマーケティングチャンスをとらえてみてはいかがだろうか。
「タイミング イズ マネー」を肝に銘じていただけると幸いである。
記事提供:
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