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2008年10月11日
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サーチテリアのモバイルリスティング
サーチテリアのモバイルリスティング 中橋義博(なかはし よしひろ)メールホームrss
モバイルSEM広告を世界で初めて開始した、サーチテリア代表取締役CEO。

そのキーワード、本当に捨てて良いのですか?

国内国内internet.com発の記事
「リスティング広告って何ですか?」という状況から数年が経過した現在。最近はユーザーの検索行動を利用した集客も一般的な手法になってきたと感じられるようになってきた。

利用者が増えることで必ず起こるのは競争である。リスティング広告で言えば、クリック単価の入札競争やキーワードの取り合いであろう。

初期段階では、検索量の多いキーワード(ビッグワード)で集中的にクリック単価の入札競争が起きやすい。この流れについては誰に説明されることなく広告主自らが自発的に実行する場合が多い。リスティング広告を古くから知っている人であれば懐かしく感じるのではないだろうか。

そのクリック単価が高騰し広告効果がマイナスとなったときに考えつくことが登録キーワードの追加である。

ビッグワードと比べると検索量は多少落ちるものの、十分に広意義なキーワード(ミドルワード)や、ひとつひとつの検索量は少ないが膨大なキーワード数を利用することによって検索総量を確保できるキーワード群(スモールワード)を、他者より先に探し出して低いクリック単価で利用する。

最終的には数万〜数十万、場合によっては数百万以上というキーワードを登録することになるため、基本的に検索を良く理解している者(広告代理店やコンサル会社)のサポート、もしくは自身にて実行するのであれば相応の勉強を必要とする段階である。

ただ、世の中の人が考え付くキーワードには限界がある。他者の思いつかないようなキーワードを探す活動は他者も行っており、同業種であればいつか同じような登録キーワード構成となる。そこで起きるのはやはり入札競争である。

その競争に勝ち残るために、入稿文の更新(最適化)という段階にまで広告管理技術が高等化するわけであるが、あるときレポートを分析していてふと思うことがある。

「この尋常でない苦労は報われている(報われる)のだろうか?作業量(コスト)に見合った回収ができているのであろうか?続けるべきなのだろうか?」と。

そこで行われがちなのが過去数か月間でクリックのなかったキーワードの登録解除である。媒体によっては、スモールワードの中でも更に検索数の少ないキーワードの利用を受け付けない仕組みがあることは残念であるが、広告主の視点から言えばキーワードは可能な限り利用すべきだろう。

登録自体は無料なのだから、「登録しておけば良かった…」は非常に損な話である。作業負担軽減のために可能性を捨てるのではなく、可能性を拾うための作業負担軽減をいかに実現させるかを考えるのが正しい方向ではないだろうか。

店舗に例えれば、売れる商品だけでなく来店者が滅多に見ないような売り場の隅々まで、綺麗に掃除することに近い。

少数派であるかもしれないが、そういったことから優良顧客となる人が居ることは事実であり、「掃除は面倒だし普通の来店者が見ないようなところは止めてしまおう」と考えるのではなく、そういった掃除を楽に行うための方策を考えようということである。

もちろん、キーワード削減による作業負担軽減も必要であるとは思う。ただ、作業の効率化によって可能な限りのキーワードを登録し、顧客獲得の可能性を広げることを改めて考えても良いのではないだろうか。
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