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モバイル専業のマーケティング・ソリューション会社、フラクタリスト。本コラムは、マーケティング事業で培った「マーケティグ力」とソリューション事業で培った「技術力」を強みとしたモバイルSEO事業部のコンサルタントが執筆いたします。

モバイル検索エンジンの夜明けと今

はじめに、モバイル検索エンジンの普及について、振りかえってみよう。

2006年に au とソフトバンクモバイルが、それぞれキャリアメニュートップに Google モバイルと Yahoo! モバイルを検索エンジンとして導入したことを機に、“携帯で検索する”行為が携帯の利用方法として一般化してきた。そして2008年4月、最大のユーザー数を持つドコモが、ついに Google を iMenu トップに設置した。これによって、すべての携帯ユーザーが検索窓を簡単に使える環境が整った。

モバイル検索エンジンの種類についてもう少し詳しくみてみると、Google、Yahoo! といった PC の検索を制している検索エンジン以外の、新たな検索エンジンも台頭してきている。たとえば、モバゲータウンを運営する DeNA は、モバゲータウンをゲーム SNS サイトではなくポータルサイト化していくことを打ち出し、トップページに「モバ検索」の検索窓を用意した。また、楽天子会社の楽天・ファスト・モバイルサーチ社も3月より新たな検索エンジン「RF サーチ」をリリースした。

この背景としては、モバイル検索エンジンでの検索では、まだ PC ほどユーザーが望む結果が得られないケースが多いためであると考えられる。そのひとつの理由として、ユーザーの検索窓の使い方も PC の場合と異なるため、PC の方式をそのままモバイル化するだけでは十分ではない点があげられる。そこで、各社とも「まだ勝ち目はある」と考えて検索エンジンをリリースしているのではないだろうか。

一方、検索エンジンの普及によってサイトへのアクセスにどのような変化があったのだろうか。

検索エンジンが普及し始める前までは、モバイルサイトへのアクセス方法はキャリアメニューのカテゴリを辿っていく方法がメインだった。だが、検索エンジンが全てのキャリアメニュートップに搭載されることによって、モバイルサイトへのアクセスには変化がみられるようになった。たとえば、こんなことがあげられる。

・メニューカテゴリの順位が低くても SEO によって流入増加が見込まれる
・(公式サイトではない)一般サイトでも検索経由でアクセスできる
・検索経由で、サイトのトップ以外のページからもアクセスがある

以上のようにモバイル検索エンジンは PC と異なるものであるとともに、ユーザーのモバイルサイトへのアクセス方法も大きく変化してきている。

今後、モバイル検索エンジンは精度や機能など成長していく余地は大きいと思われるが、全キャリアのメニュートップに検索窓が用意され、ユーザーの検索行動が一般化してきた2008年は「モバイル検索の発展元年」と言えるかもしれない。

次回から11回に分けて、モバイル検索エンジンの解説と発展可能性、SEO の方法について紹介をしていきたい。

(執筆:モバイル SEO 事業部 事業部長 佐藤竜也)


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