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アウンコンサルティングのモバイルSEO
アウンコンサルティングのモバイルSEO アウンコンサルティング株式会社(あうんこんさるてぃんぐ)メールホームrss
1998年より蓄積したPCのSEOノウハウをベースに、モバイルSEOメソッドを開発。2008年2月には株式会社シリウステクノロジーズのモバイルSEO事業を譲り受け、モバイルSEOノウハウを強化。本コラムでは、PCとは違うモバイル特有のSEOナレッジについてお話します。

モバイル SEO ベストプラクティス〜検索エンジンの仕様を把握する

モバイルサイトに対して SEO を導入する場合、PC と大きく異なる点の1つとして、対応しなければならない検索エンジン数の多さが挙げられる。

ケータイ白書2009によれば、携帯電話・PHS から検索する場合、各キャリアの公式メニューの検索サービス(iメニュー検索サービス、EZweb 検索サービス、Yahoo! ケータイ)の利用が全体の60.8%を占め、続いて公式メニュー以外の検索サービスが12.6%となっている。

公式メニュー以外の検索サービスの中では、Google モバイルが61.3%、Yahoo! モバイルは57.0%(複数回答)となっており、PC 同様、両検索エンジンでの寡占状態にある。

さらに、検索対象となる Web サイトには、公式/一般の区別が存在し、iメニュー検索サービス、EZweb 検索サービスに関しては、検索結果画面においても、公式サイト、一般サイトそれぞれの検索結果が分かれて表示されるため、主要なものだけでも、実質7種類の表示枠が存在していることになる。

そのため、Web サイト制作時に設定するタイトルや説明文に関しても、各検索エンジンにおける検索結果画面の仕様を理解した上で設定を行わなければ、設定したタイトルが途中で途切れてしまうなど、意図しない形で表示されてしまう可能性が考えられる。

そこで、今回は基本的な内容に立ち返り、モバイルサイト検索において代表的な検索エンジンにおける、検索結果画面でのタイトルや説明文(スニペット)の現状での表示の仕様について、改めてまとめ、望ましい対策を考えてみたい。

■各検索エンジンごとの表示内容
まず、各検索エンジンについて(公式サイト/一般サイトで表示枠が異なる場合はそれぞれの表示枠について)、弊社で表示内容(表示される内容、文字数など)について調査した結果は下記となっている。

各検索エンジンごとの表示内容
各検索エンジンごとの表示内容
*クリックして拡大

上記の調査結果を鑑みると主要な検索エンジンは、大きく3つのタイプに分けることができる。

(1)Google 系
・Google モバイル
・iメニュー検索サービス(一般サイト)
・EZweb 検索サービス(一般サイト)
・EZweb 検索サービス(公式サイト)

Google の検索エンジンを利用している検索サービスが該当する。これらの表示文字数はほぼ共通しており、タイトルが title タグ(公式サイトの場合は登録サイト名)で64バイト前後、スニペットが meta description・KWIC で74バイト(Google モバイルのみ114バイト)前後となっている。

(2)Yahoo! 系
・Yahoo! モバイル
・Yahoo! ケータイ

Yahoo! の検索エンジンを利用している検索サービスが該当する。特徴として、全角文字は半角変換されて表示され、表示文字数も変換後の状態で調整される。

タイトル、スニペットともに Yahoo! カテゴリ、あるいは公式サイト登録内容が優先して表示され、かつ、表示文字数もタイトルが17バイト前後、スニペットが53バイト前後と Google 系と比較して少なくなっているため、サイトを登録する際には文字数に留意する必要があると考えられる。

(3)iメニュー検索サービス(公式サイト)
iメニュー検索サービスの公式サイト枠だけは、従来からの独自の検索エンジンを利用しているため、表示される内容も大きく異なっている。

特徴として、下層ページであっても、公式サイトの登録サイト名がタイトルとして表示されるという点が挙げられる。title タグの内容はスニペット部分に表示されるため、個別に設定したとしても、目立った位置には表示されないことになる。

■どのような記述内容にすべきか?
ここまで述べてきた通り、検索サービスには大きく3つの系統があり、それぞれで検索結果表示にも違いがある。では、これらすべてについて最適化するためには、どのような設定を行うべきだろうか。

検索結果に表示される可能性がある箇所で、Web サイト担当者側で変更が可能な箇所は

・title タグ
・meta description
・各キャリアの登録サイト名
・Yahoo! カテゴリの登録内容(変更申請のみ可)

の4か所となっているが、それぞれについて、表示文字数に基づいた調整が必要になる。

特に、Yahoo! 系の検索サービスで引用される「title タグ」「meta description」「Yahoo! カテゴリの登録内容」「ソフトバンク公式サイトの登録内容」に関しては、全角文字を半角に変換した上で、

・タイトル:17バイト
・スニペット:53バイト

となるように注意する必要がある。

サイト構成上、前述のバイト数に収めることが難しい場合、例えば、「ページタイトル|カテゴリ名|サイト名」というような記述を下層ページに対して設定せざるを得ない場合などには、Yahoo! 系の検索サービスではサイト名が表示されない可能性が高いため、meta description の先頭にサイト名を記述しておくなど、実際に表示された状態を考慮した対策が必要になるだろう。

SEO においては、表示タイトルやスニペットの表示内容はあまり重視されていない傾向がみられるが、日々マーケティング担当者が P4P(検索連動型広告)のタイトルディスクリプションの内容に心を砕いている状況から考えれば、同じ検索結果に表示されるテキストである以上、同様のプライオリティを有してしかるべきであろう。

モバイル検索サービスの場合、仕様が頻繁に変更されてしまうため、今回紹介した仕様のままになっている保証は全くないが、現時点では PC 以上に仕様の変化について敏感になり、対応を行う必要があるのではないだろうか。

※1:meta description
meta タグの description 属性。<meta name="description" content"…">の形式で Web ページの説明文を記述する。

※2:KWIC(Keyword In Context)
ここでは、文章中のキーワードと前後の文章を抜粋したテキストを指す。

(執筆:アウンコンサルティング株式会社)


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