フランスの出会い系サイト「Meetic」、パリ上場で大人気!!(ビデオリサーチインタラクティブコラム)2005年10月13日、欧州で第1の出会い系サイト大手、
Meetic がパリ証券取引所に上場した。
今回の公募に、機関投資家から12倍超、 一般投資家から7倍の申込が殺到した。 公募価格の22.30ユーロ(3,077円、1ユーロ=約138円)に対して、 ユーロリストBに上場されたMeetic株は、初値が23.90ユーロ(3,298円)、 それから1時間足らずで高値の25.30ユーロ(3,491円)をつけた。 これは公募価格を13%も上回る。 終値は24.50ユーロ(3,381円)。10%近い高値(9.87%)で引けた。 この結果、同社の時価総額は3億6,800万ユーロ(約507億円)に達した。 ちなみに同社の2004年決算は、 売上で2130万ユーロ(約29億3,950万円)、 純利益270万ユーロ(3億7,260万円)だった。 インターネット企業の事業スピードは凄まじい。 2005年第1四半期は売上1,860万ユーロ(約25億6,680万円)、 純利益230万ユーロ(約3億1,750万円)で、 年間売上は4,500万ユーロ(約62億1,000万円)と見込まれる。 株式公開による時価総額は2005年の売上予想の8倍を超す水準に達した。 Meetic の上場と株価の動きは、 インターネット関連の株式に対する投資家の高い関心を確認したばかりではない。 Meetic は、出会い系サイトの分野から株式上場した欧州唯一の企業であり、 その成長見通しを高く評価する投資家から熱い視線を集めた点で、 アナリストなど市場関係者は一致する。 Meetic は2001年10月に設立された出会い系サイト。 2004年以来、フランスの金融市場監督局(AMF)に上場の打診を行っていた。 現在、13か国にわたり5つの言語バージョンを99人のスタッフで運営している。 25〜49歳を中心に1250万人の会員が利用しているが、 会員数は増加中だ。 とくに、出会う相手との心理的な適合性による心理シミュレーションシステム「Ulteem」によって、 40歳を超す利用者が増え、利用者の年齢が上昇する傾向がある。 そこで、25歳以下の若い人たちを取り組む新たなサイトも近く発信する。 この業界では1995年4月に創業した米国の「Match.COM」が有力で、 日本語サイトは「2004年度版ギネスブック公認の世界最大のオンラインマッチング サービス」「世界6大陸32か国、18言語でサービスを提供」と紹介している。 同社は米国ナスダックに上場する IAC/InterActiveCorp が100%出資する。 Match.COM も多くの言語バージョンを発信している。 出会いサイトのビジネスは、 国境を超えたモデルがあるのだろう。 今回の株式上場で獲得した資金で、Meetic も今後、 世界各国の独身者を対象に業務をさらに拡大するのだという。 日本で出会い系サイトが議論の俎上に上ると、 やたら「怪しげだ」とか、 出会い系サイト絡みで「凶悪事件などが後を絶たない」、 といったコメントで真正面の議論が少ない。 他方、Meetic は2004年以来、 フランス金融市場監督局に株式公開の申請をしていたという。 出会い系サイトの悪評解消には、 事業モデルに関する当局の見解を知るのも一手ではなかろうか。 (執筆:米山徹幸/大和インベスタ−・リレーションズ株式会社(大和証券グループ)理事・業務推進担当) ![]()
|