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2008年11月19日
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CyberAtlas コラム2005年12月5日 13:00
週刊-サイト別アクセス状況データ
週刊-サイト別アクセス状況データ 株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(かぶしきがいしゃびでおりさーちいんたらくてぃぶ)メールホームrss
サイト接触データ(2000年4月よりサービス開始)をはじめとする、各種インターネット関連サービスを提供。

Blog の可能性(ビデオリサーチインタラクティブコラム)

国内国内internet.com発の記事
以前、「『ユーザーと向き合う仕組み』とメディアの成熟度」と題したコラムで、 Web サイトとは試行錯誤を繰り返して成長させていくメディアであり、 そのためにはアクセスログの解析が重要であると書いた。

アクセスログの解析とは、 ユーザー行動を把握し、それを基に改善していくために行うものであり、 いわばユーザーとコミュニケーションを図るための作業だ。

しかし、ユーザー行動を把握したところで、 実際の作業が追いつかない場合もある。 つまり、社内体制的な問題や担当者のスキルの問題、 あるいは外注業者に支払うコストの問題で、 自在な運営ができないのだ。

どのようにすればそれを解決できるだろうか。 サイト運営のために経験者を雇い入れるのも選択肢のひとつだが、 そこまでするには少し勇気が必要だ。 自社サイトにおける費用対効果は、 少々長い目で、戦略的に考える必要があるし、 今のところ専門の担当者を付けるほどのボリュームが必要とも思えない。

また、アルバイトや派遣社員なども、 スキルを持った人がすぐに見つかるとは思えない。 そんなところも多いのではないだろうか。 できれば今いる社員の手でサイトを運営していきたい。 このように考える管理職は少なくないはずだ。

私が提案する解決策のひとつは「Blog」である。 Blog というのは本来単なる日記ツールではなく、 Web サイトの更新を手軽に行うための、 実に安価なアプリケーションなのである。 その意味では「Blog=日記」と捉えてしまうと、 その大きな可能性を自ら閉ざしてしまうことになる。

Web サイトを更新するためのアプリケーションを「コンテンツ管理システム」(CMS)と呼ぶが、 Blog というのはその必要最小限の機能を備えた、 汎用型の CMS ツールである。 そこに、 コメントやトラックバックといったコミュニケーション機能が備わっている。 価格も、 極めて安価に入手することが可能だ。

何らかの形で Blog を用いている企業は結構多い。 もちろん日記ではなく、 見た目はまったく普通の Web サイトだが、その裏側は Blog で動いているのだ。 それによって、今まで Web サイトを管理したことがなかった人も、 手軽にページを更新できるようになっている。

先日あるクライアントから、 「今までの Web サイトの一部を Blog に置き換えたら、 スタッフのモチベーションが上がった」と喜ばれた。 そこは、某国の政府機関なのだが、 今までは毎回外注業者に見積もりを取って趣旨を説明してページを作ってもらって、 校正・手直しを経てやっと公開というプロセスで、 手続きも面倒だし、自分たちのサイトという実感も湧かなかった。 しかし、それを見た目をまったく変えることなく Blog に置き換えたことで、 「愛着が湧いてきた」というのだ。

これこそが Blog 活用の意義だと私は思う。 本来「個のメディア」である Web サイトを自分達の手に取り戻し、 自在に想いを伝えることができる Blog は、 試行錯誤マーケティングには欠かすことのできないツールなのである。

日記を書く手軽さで Web サイトを更新できるとしたら、 今のスタッフでも賄えるのではないだろうか。 ブログの時代は、 本格的にパーソナルパブリッシングが加速していく。 個のメディアがもたらすニッチ需要(ロングテール)も、 ますます加速していく。 Blog という「自分のメディア」を持つことで、 大きな可能性が広がるのである。 (執筆:前野智純/株式会社エクストラコミュニケーションズ代表取締役社長)

記事提供: VideoResearch

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