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2006年9月4日 14:00
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ロングテールの落とし穴(ビデオリサーチインタラクティブコラム)

今年5月に Web ショップの総合支援事業などを行っているEストアーが全国の 団塊世代の男性を対象に行った調査で、「定年後にネット ショップを運営してみたいか?」という問いに61.6%の人が「やってみたい」、もし くは「興味がある」と回答しています。

近頃、ネット業界ではロングテールという言葉がもてはやされていますが、リ アルの世界ではまったく売れないものが、ネットショップではバカにならない売 上を上げているのだから、自分も何か趣味のものを販売して、気軽に儲けたい と考えられている方も多いのかもしれません。しかし、実はロングテールというのは Amazon のように何十万、何百万という商品を揃えているところでこそ成り立つ法則 です。

では、ネットショップを運営するよりも敷居が低い、Blog などでのアフィリ エイトではどうでしょう? Japan.Internet.com デイリーリサーチ調査では、年間で5,000円未満しか稼げなかったユーザーが86.7%。また、8月21日付け日経産業新聞の記事によると、日本ブランド戦略研究所の BtoC ランキングでは、Blog や SNS 経由で企業サイトにアクセスしたユーザーは、たったの2.4%という結果も出ています。

ネットショップでは、何十、何百程度の品揃えではロングテールといってもた いした売上にはなりません(販売する商品の価格にもよりますが)。仮にそこそこ 売れたとしても、それだけで月々の生活を賄っていける程の売上を上げるには、 やはり、相当の努力が必要になります。ましてや、アフィリ エイトでは小遣い程 度を稼ぐのでさえ、至難の技というのが現実のようです。

これは当たり前のことですが、リアル同様、ネットで商品を売るためには、 「お金」、「手間」の両方、もしくは、最低でもどちらかが必要になります。お 金があれば、適切な箇所に適切なお金をかけ、ページ作成・販促をし、なければ 様々なアイディアを絞り、手間をかけることを惜しまず、少しずつでもユーザー に認知してもらう努力をするのです。Blog であれば毎日更新するのは当たり前 で、その上でより多くの人に商品購入に促す記事作りが必要になります。商品画 像を載せて、注文ボタンを設置しておけば売れるなどという甘いものではありま せん。

つまり現状では、ロングテールがビジネスとなり、お金になるのは、Amazon の ような巨大ショップや、楽天などのショッピングモール運営会社です。 そして、アフィリエイトでは、そのサービス提供会社と何十万人に1人のユーザ ーのみです。それ以外の一般ユーザーは、単なるロングテールの一部にしか成り 得ないということでしょう。 (執筆:水上浩一/P-FACTORY)

記事提供: VideoResearch

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