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SNS で世界デビュー(ビデオリサーチインタラクティブコラム)62歳の広告デザイン会社経営者で、書道を趣味にしている友人がいる。彼と居酒屋で、「これからは、Web 2.0だ。」、「そのためには、まず Blog くらい始めないとイカン」、「一緒に、世界にデビューしよう!」、と誓ったのが2年前。
酒の席のことだと軽く考えていたが、彼は翌日 Blog を開設、1週間後は mixi に入会、そして、1か月後には世界最大の会員数を誇る MySpace に自分のページを作ってしまった。私は追いつくのに精一杯。恐ろしい老人、いや友人である。 そんな彼が、mixi で、「SOS」というタイトルの日記を書いた。その内容は、MySpace で紹介した自分の書を見たオーストラリア人から、作品を購入したいので会ってほしいというメールがきた、というものだった。 しかも、オフィスの写真を送ってきて、そのイメージに合う書が欲しいらしい。英語の読み書きは、何とかなるけど話すのは駄目。誰かヘルプして!」とのことだった。 1週間後の彼の日記には、「相手に正直に英語を話すことができない、とメールしたところ、日本事務所のスタッフが日本語をしゃべることができるという返事がきた。そこで、そのスタッフと昨日会った。なんと20代半ばの女性で、しかもオーストラリア人ではなく、オーストリア人。普段はドイツ語をしゃべっているそうだが、日本語もペラペラ。当然英語もできる。依頼内容はオフィスに飾る書ではなく、社長が社員40名に贈るクリスマスプレゼントとして、書を贈りたいということだった。いやあ、英語メールで慌てて勘違いを一杯してしまった」と書いてあった。 そこで、懐が暖かくなったのだろうと思った私は彼を飲みに誘った。そこで彼が言うには、「依頼内容は社員40名のために、21cm 角で漢字を書いてほしいということ。要は、40文字を書けばいい。問題は料金だけど、本業じゃないし、社長が社員1名1名にプレゼントするという姿勢は、自分も経営者だから共感するんだ。だから、サービスすることにした。ちょっとカッコウイイかな。まあ、材料費は請求するつもりだけど」 インターネットは、誰にでも出会え、コミュニケートできるフラット化した世界が生まれていると言っても、現実は英語圏の人達、若しくは英語の堪能な人達だけの遠い世界だと思っていた。 しかし、彼の行動からわかったのは、英語よりも“思い”や“行動”が大事だということ。 そして、私たちの周辺でもインターネットが作る新しい世界(コミュニティ)作りに参加している人がいるという現実。 そろそろ私も世界デビューに向け、気合いを入れて行動だ。だって、年長者に負けるのは正直くやしいのだ。 (執筆:仲西裕) 記事提供:株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
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