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ビービット |
ユーザビリティ向上に特化したコンサルティング会社。実績は日本生命、日経新聞、富士通、SMBC、ヤフーなど。
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【コラム】ブロードバンド時代のウェブサイト
著者: 株式会社ビービット プリンター用 記事を転送
▼2002年5月7日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
■ 制作サイドの誤解
ブロードバンド(BB)の普及に伴い、Flash を用いた動きのあるウェブサイトが増えています。
しかし、BB接続ユーザは、心から Flash によるウェブサイトを望んでいるのでしょうか?
Nielsen//NetRatings 社の調査「
ブロードバンドによる訪問比率が高いサイト」では、興味深い結果が出ています。
日本の主要企業6社(トヨタ・日産・ホンダ・ソニー・松下電器・東芝)のウェブサイトの中で、
BB接続によるユーザ比率が最も高いのはトヨタです。訪問者の47%がBB経由で接続しています。ところが、
トヨタのサイトは、
取り立ててBBユーザを意識したものではなく、
従来のテキストおよび画像を効果的に使用した構成になっています。
反対に、ソニーのウェブサイト
は比較的 Flash を多く用いBBユーザを意識した構成となっているのにも関わらず、
訪問者数の39%のみがBB経由となっています。
この結果から、BBユーザが単純に動きのあるウェブサイトを求めるという図式が、
いつも成り立たつわけではないことがわかります。また、ウェブサイト制作サイドは、
そのことに気付いていない可能性があると考えられます。
制作サイドの例:
BBの普及に伴い、ユーザは重たいコンテンツも許容できるようになった。
それならば、Flash でセンスの良いウェブサイトを作ろう。
ユーザの例:
BBだからって、欲しいものが変わるわけではない。必要な情報が、できるだけ簡単に速く手に入れば良い。
上記のような状況は、現実に多く起こっているのではないでしょうか。
■ BBありきの考え方はナンセンス
BBが普及したから動きのある Flash サイトを作るという考え方には、ユーザのニーズが介在していません。
このような技術志向型アプローチでは、成果の出るウェブサイトを作るのは困難です。
先にユーザのニーズがあって、それから使用技術を決定するのが自然なプロセスではないでしょうか。
具体的に、
ニーズ志向型アプローチで企業がカスタマーサポートのウェブサイトを構築するケースを考えてみます。
1.まずは、サイトの目的を明確に
→ 商品の使用方法を説明し、電話による問い合わせを削減する
2.ターゲットユーザの決定
→この商品の購入者はBBユーザが大半
3.ユーザニーズを洗い出す
→ 使い方がわからなくてイライラしているので、情報に簡単に辿りつきたい
→ あまり文書などを読まずに、簡単に使い方を知りたい
4.使用技術を検討する
→メニュー等のナビゲーションは、ユーザの学習コストを減らしストレス無くコンテンツに辿りつくために、一般的な HTML によって実現する
→使用方法の説明は Flash を用いる
価値のあるウェブサイトを構築していくためには、新しい技術に流されず、
こういったユーザを中心とした考え方でウェブサイトを構築していく必要があります。
株式会社ビービット:ウェブサイトの評価、リニューアルを主業務とし、
成果を挙げるウェブサイトの実現を支援しているコンサルティング会社。
主な実績は『三井住友銀行』、『日本経済新聞社』、『ヤマハ ミュージックイークラブ』など。
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