SEO キーワード検証(6)〜8月に向けたアプローチビジネスでも「ニッパチ」と言う言葉をよく耳にするが、商売をする上では特に年に2度、厳しい月がある。今回はそんな閑散期のひとつ、8月のキーワードを検証してみよう。
「夏休み」、「お盆」、「帰省」、「縁日」などイベントは盛りだくさんなのだが、レジャーや旅行の準備は7月に終わっているケースが多いようだ。帰省ラッシュについては「渋滞情報」といったお決まりのキーワードで交通情報サイトへアクセスするユーザーも少なからず存在するだろう。 8月後半からは秋にテーマを移して、セールや特集が多く組まれる傾向があるようだ。「夏バテ」や「盛夏」をテーマにした食品市は、食の秋を先取りした関連催事だが、検索キーワードとして「夏バテ」を考えると、インデックスされるサイトは健康情報を取り扱ったライフスタイルポータルサイトや製薬会社、薬局が運営する健康豆知識サイトが目につく。 TV でも昨今は健康ブームの火付け役番組から二番煎じ番組まで、いたるところで健康特集番組が放送されており、こうした情報は一塊となって生活の中に入り込んでいる。人が求める情報が溢れているというのはインターネットでは至極あたりまえのことで、ご多分に漏れず健康情報を扱うサイトも多く、ユーザーも頻繁にアクセスしていると想像できる。その点ではこうした季節の症状はユーザーを引き付けるキーワードとして意識しておく重要なポイントかもしれない。 また、夏から秋にかけて目につくと言えば「読書」だろう。夏は本が嫌いな子供も読書感想文という“難敵”に立ち向かわなければならない。筆者の幼少時代は課題図書にリストされた書籍を読み感想文を書いていた。課題図書はだいたいお決まりの定番タイトルが顔を並べることになるが、最近は少し傾向も変わってきているようだ。 LYCOS50 のバックナンバー(2002年8月27日号)を見てみると「読書感想文」というキーワードが50位にランクされている。感想文を書くにも今は書き方から感想文自体までサイトに載っているようだ。「何のための宿題か?」などとお堅い教育論をぶつつもりはないが、つくづくインターネットは情報の宝庫(?)だなと、この業界に携わる者としては少し複雑な気持ちになってしまう。(頻繁にこうした気持ちになるのでもう不感症になってきているのも事実だが・・・) 本題に戻ろう。オンラインではチャネルが確立されている数少ない業界として書店業界があるのだが、生き残りへの過当競争は激しいという声が巷から聞こえてくる。広告型検索サービスではまだ書店は数社しかエントリーしていないのが意外だが、クローラー型検索の対策だけ施しても十分効果は期待できるだろう。 特にこの夏から秋にかけてということではないが「オンライン書店」、「本屋」、「書店」といった入門編キーワードにはじまり、リアル店舗で平積みされるようなベストセラータイトルでのキーワード検索で特集ページなどを上位にインデックスさせることができれば商売としてかなり期待できるだろう。 書籍に限らず商品名で検索するユーザーは多く存在する。総じてサイトの構造的な問題も影響してくるが、こうした商品名ごとにサイトをクローラーにインデックスさせる技術が SEO の醍醐味と言えるだろう。 次回は9月のキーワードをとりあげたい。 (執筆:續池均、監修:信太明) |