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アカデメディア運営事務局 アカデメディア運営事務局
インターネットはメディアをどう変えていくのか?そしてオンラインメディアにおいて注目を集める手法とは?
百式の田口氏とクイズプロデューサーの弘中氏が毎月1社の協力企業と共に解き明かす。


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第四回アカデメディアは「ウケる Blog 会議」:Trusted Media としての Blog

著者: japan.internet.com 編集部 プリンター用 記事を転送
2005年5月17日 17:50 付の記事
□国内internet.com発の記事

Blog とビジネスについて考えるとき、前提となるのが Blog とは何か? である。そもそも Blog とホームページは何が違うのか。確かに Blog はトラックバックなど従来のホームページに無い機能を備えている。しかしそれだけではないはずだ。Blog という形式から派生するメリットとは一体何であろう。

「ウケる Blog 会議」第二部は、百式の田口氏による「海外 Blog 事情」プレゼン。Blog とそのビジネス周りを語るあたり、同氏はユニークな定義づけを披露した。

Blog にあってホームページに無いもの、それは「TM」と「TB」である。ビジネス的観点から Blog を考察する際に重要となる2つの側面だ。

TM とは Trusted Media の略である。Blog をメディアとして捉えたときに、ホームページと大きく異なるのは「誰が、いつから、どれくらいの頻度で、どのようなカテゴリで」書いているのかが一目瞭然であることだ。「Blog の基本的なインターフェイスがこれらの情報をカバーするため、比較的信用しやすいのではないか」と田口氏。

では、この信頼性は具体的にどのような要素から成り立っているのだろうか。同氏が挙げる3つの要素を紹介する。まず1つ目が「Histry(期間、頻度)」、続いて「Conversation(引用、コメント、トラックバック)」、そして「Personal Touch(写真、音声、映像)」だ。

Histry は上で述べたような「誰が、いつから、どれくらいの頻度で、どのようなカテゴリで」という情報。やはり歴史ある Blog には信頼感が漂う。

Conversation はユーザーとの対話だが、なかでも同氏が最も重視するのが「引用」である。同氏は「Blog のエントリーの質を上げるのはトラックバックやコメントではなく引用だ」と言い切る。引用とともに持論を展開する手法は学術論文にも共通する。日本のBlogは海外のものに比べて引用が少ないそうだが、「引用を上手に使っているのは梅田望夫氏(株式会社はてな取締役)の Blog」だそうだ。

そして今後出てくると思われるのが Personal Touch だ。写真が信頼度に貢献するのは、たいていの EC サイトに店長の写真が掲載されていることからも理解できる。

Blog においては「Frickr、オンラインフォトアルバム、ポッドキャスティングなどからインテグレイテッドされる可能性がある」とのこと。そしてこれらの要素が確立されることによって「情報のブランド化」が進み、結果、Blog が Trusted Media となる。

Histry の点では、Blog は早く始めたもん勝ちである。田口氏は「今から日刊メルマガを書こうと思っても、僕は絶対に抜けない」と言うが実際その通りなのだ。だが、Conversation と Personal Touch については注目のテクノロジーが2つある。

BlogPulse Conversation Tracker」は、どの記事がたくさんのBlogに引用されているかを表示するツールだ。引用されているものを参考にすれば Conversation のスキルアップにも役立つだろう。

また、「Odeo」というサイトではポッドキャスティングの作成と配布をすべて Web 上で完結できる。「まぐまぐのポッドキャスティング版みたいなもの」だそうだ。「Personal Touch の実現では一番の有望株」と田口氏も絶賛するサービスである。

では、Trusted Media たる Blog にはどのようなビジネスチャンスがあるか。まず考えられるのが「Sell ads」、キーワード広告だろう。すでに Google Adsense などで形になっているビジネスだ。ここから「Provide Information(ビジネス Blog)、Provide samples(Blog PR)、Conduct collaborative projects(Blog Publisher)へと広がっていく、と田口氏は予想する。

Provide Information は企業がブロガーが書き易いようにいろいろな情報を与えるビジネスBlogだ。これは日本でも動き出しつつある。Blog を運営する企業は急激に増加している。

Provide samples というのは、企業がブロガーにサンプル品を配り、「良ければ Blog に書いて」という PR 手法だ。企業が影響力のあるブロガーを情報発信の手段として活用する。アカデメディアも似たようなスタンスで開催されているそうだ。事実、アカデメディア参加者のブロガー率は非常に高い。

最後の Conduct collaborative projects は、企業とブロガーが共同でキャンペーンなどを行うもの。米国では Blog Publisher と呼ばれる Weblogs inc などの企業が取り組んでいる。

「日本でも今後は、Provide samples や Conduct collaborative projects などのビジネスモデルが出てくるのではないか」と田口氏は予想している。

次週はもう1つのキーワード「TB」と、それに関連する注目の Web サイトを紹介する。


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