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インクジェット戦争:純正インク対サードパーティ製インク

著者: Brian Livingston プリンター用 記事を転送
2005年9月30日 09:00 付の記事
■海外internet.com発の記事

インクジェットカートリッジの価格が常に話題になるが、 誰もそれに手をつけようとしない。それともしているのだろうか?

仕事で必要なハードコピーを取るためにインクジェットプリンタに頼ることや、 写真を従来の方法でプリントする代わりにプリンタで出力する、 といった機会がますます増えるにつれ、 高価な純正インクを使用する人が増えている。

インクの価格を何とかしようとしている人もいるが、 みな代用品の価格の高低を知る必要があるのではないか。

高品質プリントと幅広い価格帯

現在のインクジェットプリンタ(および昇華型プリンタなどの競合技術)は、 ほぼすべての仕事のニーズに対応できるすばらしい品質を持つ。

Canon i9900 を例に取ると、 価格499ドルのこのプリンタは、 8色独立インクカートリッジを採用し、正確な色の再現を実現している。 Wired、PC World、PC Magazine やその他評論家が、 タブロイド新聞サイズ(最大13×19インチ、縁なし)まで印刷可能なこと、 また速く美しく仕上がる4×6インチサイズのスナップ写真印刷など、すべての点でトップ評価をしている。

しかし、プリンタの“SUV”と言われるこの製品のインクカートリッジの値段は、 ばらつきがある。 最近 i9900 用黒インクカートリッジ1個の価格を調査したところ、以下の通りだった。 (USドル、送料・税別)

Canon USA Web サイト:11.95ドル

公式 Canon サイトでは、i9900 用インクカートリッジをおよそ12ドルで販売。 先程触れたように、 このプリンタには8個のカートリッジが必要なため、一式で95ドル超。

Amazon.com(正規 Canon 製):8.15ドル。上記同等の黒インクカートリッジ、 Canon ロゴ付きパッケージ入りで、 正真正銘 Canon 製品が Amazon だと約3分の1の値引き。

Amazon.com(他社代用品):4ドル。 Amazon の提携オンラインショップにリンクする“New&Used”を見ると、 Inkfair と言う名のベンダーが、 i9900 用黒インクカートリッジを3分の2オフの価格で販売。 しかしこちらは明らかにCanon 製ではなくその類似品だ。

Amazon の提携会社が、 黒インクカートリッジを、 たった0.01ドル(1セント)で 売り出している例もたくさん見つけた。 これらはもちろん最安値で、ページトップに表示されることが多かった。 Amazon 提携の販売会社 SkyTechStore にリンクされ、 実際は1セントでカートリッジを販売しているのではなく、 ただし書きには「3個買うと1個おまけ」と書かれていた。

(おそらく Amazon は、 提携会社が4個目の「おまけ」カートリッジをタダにすることは認めなかったのだろう。しかしなぜ Amazon が、 1セントという破格な値段を付けることを許したのかわからなかった。 そのような値段でカートリッジ1個だけを注文するのは無理な話だ。)

意外にも Amazon.com やその他の価格比較サイトで、 純正 Canon 製品を見つけるのは難しかった。 検索結果中、顕著に Canon 名を出すサードパーティの売込みが圧倒的多数だった。 しかし、これらはいずれも“Canon 互換”の文字がページのどこかにあった。 “互換”とはブランド製品ではないことを知っておこう。

メーカー純正製品とサードパーティ製品の選び方

調査によると、プリンタメーカーの正規インクの代わりにサードパーティのカートリッジを購入しても、 詐欺商売でないなら、本当にお買い得で質の高い出力が期待できる。 残念ながら、サードパーティ製カートリッジすべてに同じことが言えるわけではない。

以下の点から、 プリンタメーカーの純正インクの使用を勧める会社が多い。

サードパーティ製インクはプリンタにダメージを与えるかもしれない

プリンタが大丈夫でも、サードパーティ製インクは色の質が悪いかもしれない

色が適合しても、サードパーティ製インクは色あせが早いかもしれない

以上3点が問題なくても、 カートリッジのインク量が少ないから安いのかもしれない

広く話題にされるPC World が行った調査によると、 サードパーティ製インクは色を忠実に再現できず、 Canon、Epson、HP などの純正インクより非常に早く色あせることが多いらしい。 しかしこの調査は2年前の2003年9月に発表されたもので、 当時からインク技術に大きな変化が起こっている。

純正カートリッジは、 サードパーティ製品の3倍以上もの価格なのだから、 インクのヘビーユーザーがメーカーの提示価格に駄目出しするのもわかる。 結局、 12ドルのカートリッジ代を、 例えばスターバックスのコーヒー1杯に当てることができるのに、 なぜ Canon のサイトから購入するのかということになる。

次回以降のコラムで、インクジェットビジネスの舞台裏を紹介しよう。 良いインクもあり、悪いインクもある。 同じくすばらしいインクジェット用紙も問題の多い用紙もある。 そろそろその違いを見極め、 そして見せかけだけの色あせる印刷から自らを守る方法を学ぶころだ。


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