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2008年10月7日
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Webビジネス コラム2006年1月27日 09:00
IT マネジメント
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バッテリ戦争――パナソニックのオキシライドか Energizer のリチウム電池か

海外海外internet.com発の記事
私とバッテリとは愛憎関係にある。 すべてのモバイルデバイスに使われているバッテリは、 使い切って交換するタイプか充電式かのどちらかだ。

この“一緒には生きていけないが、それなしでは生きられない”という力関係は、 バッテリーメーカー間に、 消費者をひきつけようとする死に物狂いの競争を引き起こしている。 例えば、1月5日〜8日にラスベガスで開催された「CES」(Consumer Electronics Show:家電見本市)で、 一番長持ちするバッテリについてプレス向けに出された資料には、 猛烈な勢いがあった。

Panasonic は、 “新型・改良型”オキシライド電池が、 Energizer のe2 チタン電池や Duracell の Ultra 電池より2倍の枚数のデジタルカメラ写真を撮影できる、とプレスリリースで発表した。

・同会場で数ブースはなれたところの Energizer は、 同社の e2 リチウム電池(“e スクエアドリチウム”と発音)は、 Panasonic のオキシライド電池より3倍の枚数の写真が撮影可能だ、 というテスト結果のチャートを配った。

Consumer Reports 誌は2006年1月号で、 バッテリブランド3社をテストした結果、 オキシライド電池は競争相手 Energizer と Duracell “写真10枚につき、 16枚撮影可能”、と公表した。

さて誰が正しいのだろう?  バッテリ購入者にとっては、 この答えいかんで、 バッテリにかかる経費に大きな差が出る可能性がある。

Panasonic によるバッテリ業界の見方

まず、それぞれの会社の実際の主張を明確にすることが大事だ。 Panasonic は、 業界標準のテストを行ったところ、 それぞれのバッテリで撮影できる写真の枚数は以下の通りだと、 プレス向けの資料で主張した。

Duracell Coppertop : 71ショット ・Duracell Ultra : 104ショット ・Energizer Max : 59ショット ・Energizer e2 チタン: 85ショット ・Panasonic オキシライドエクストリームパワー: 153ショット ・Panasonic “新型・改良型オキシライド”(2006年春米国発売予定): 187ショット

上記内容を示す Panasonic のテスト結果の縮小画像が、 同社の1月4日付プレスリリースに掲載されている。

Energizer はライバル社の結果を甘んじて受け入れはしない

Energizer のバッテリ関連スタッフは、自らのテスト結果で反撃した。 この画像は、 それぞれのメーカーのバッテリで撮影可能な写真の枚数には、 さらに大きな差があることを示した。 この結果には、 1ショットあたりの見積コストが併記されていた。 コストは“電池パックの標準価格”をもとに算出した、と同社は説明している。

Energizer e2 リチウム: 600ショット、 17セント/ショット

オキシライドエクストリームパワー:200ショット、24セント/ショット

Duracell Ultra : 120ショット、40セント/ショット

Duracell : 90ショット、42セント/ショット

Energizer のテスト結果のチャートは、 Web に掲載されていないが、 そのコピーが Datamation の Web サーバーで見つかる。

Panasonic と Energizer 両方の資料は、 同じ“ANSI デジタルカメラテスト”にもとづいた結果だと主張している。 もしそうなら、なぜこのような食い違いがテスト結果の順番に起きてしまったのか?

ANSI、助け舟を出す

本当に ANSI デジタルカメラテストというものが存在することはわかっている。 ANSI とは、 American National Standards Institute(米国規格協会)の略だ。 Panasonic、Energizer、 そして Duracell を含む主要バッテリーメーカーのすべてが、 ANSI のバッテリ規格委員会の会員だ。 行き過ぎた広告をしないように、 実際これらの競合会社は、 決められた本数のバッテリで撮影可能なデジタルカメラ写真の枚数をテストするのに、 統一した方法を採用することに合意している。

Energizer の商品テクニカルサポートマネージャの Tony Mazzola 氏は、 テスト結果のばらつきをなくすため、 ANSI デジタルカメラテストはサーキットボードを使った自動撮影を義務付けている、 とインタビューで説明した。

「フラッシュと液晶画面をオンにした状態で、30秒ごとに1枚の写真を撮る。 そして10枚の写真を撮影し、 30分間カメラの電源を落とす」と同氏は言う。 実際のカメラの使用方法を真似て、 決められた本数のバッテリで撮影できなくなるまで、 このサイクルを繰り返し行う。

これはまったく結構なことだ。 このような規格委員会がもっとでき、 例えばチューイングガムの味がなくなるまで何回かめるかとか、 ウッドチャックはどのくらいの木を放り投げることができるのか、 といったことがわかるようになればいい、と願う。

しかし、 このテストが標準化されているとしたら、 なぜこれらの寿命の長い電池を示すプレス向け資料が、 これほどまでに紛らわしいのだろう?

それぞれのテスト結果から省かれた電池がある

Panasonic のプレスリリースと Consumer Reports のテスト結果では、 いずれも Energizer の最新でもっとも強力な e2 リチウム電池が都合よく省かれた。 Panasonic は、 オキシライド電池のバッテリあたり撮影できる写真の枚数が、 Energizer のリチウム電池より少ないという理由でこうしたようだ。 Consumer Reports は、 4本パックあたり4ドルないし5ドルのバッテリに制限したい、 という理由からリチウム電池を省いたようだ。

同誌のテストで使われた Energizer と Duracell のバッテリは、 かなり経済的なアルカリ電池だった。 Panasonic のオキシライド電池は、 原材料にオキシ水酸化ニッケルを使っていて、ほぼ同価格帯だ。 しかし、Energizer のリチウム電池は、 4本パックで10ドルないし11ドルかそこらで販売している(単3か単4サイズ)。

ANSI のテストで、 今日使われている単3または単4電池の他のブランドより、 リチウム電池がはるかに多くのデジタルカメラ写真を撮影できることがわかっている。 しかし、リチウム電池はオキシライド電池の2倍から3倍の価格だ。 Energizer の発表したテスト結果を見ると、 リチウム電池とオキシライド電池は、 どちらを使っても1ショットあたりのコストは四捨五入するとおよそ2セント、 ということがわかる。

さらにわかりにくくなるが、 ANSI のテストはデジタルカメラに限っており、 他の携帯用機器には当てはまらない。 カメラは“電池の消耗が激しい”デバイスだ。 カメラのレンズをズームし、シャッターを開け、フラッシュを光らせ、 撮った写真をメモリに保存する、 そしておそらくこれらの動作のすべてが、 大型液晶画面の明るさを最大にセットしたまま行われる、 これほどバッテリに負担をかけるものはない。

CD プレーヤー、壁掛け時計、 そして比較的コンスタントに電力を必要とするデバイスなど、 “電池の消耗が遅い”デバイスには、 オキシライド電池は昔からあるバッテリより効果が薄い。 Consumer Reports によると、 CD プレーヤの稼動時間は、 オキシライド電池では1時間だけしかないが、 Energizer のチタン電池と Duracell の Ultra 電池は1.3時間、とのこと。

「アルカリ電池はデジタルカメラを除くあらゆる機器の使用に、 オキシライド電池より長持ちする」と Energizer の Mazzola 氏は言う。

どれを買うべきか?

上記すべてを考慮すると、 どれを買うべきなのだろう?  これまでの説明ではまったく触れなかった、 充電式バッテリがお勧めだ。

すぐ充電式は割安になる。
主要メーカーの単3または単4電池は、 4本パックで10ドル以下でオンラインで販売されている。 単1、単2、単3、単4、および 9V バッテリを充電できる Energizer “系”の充電器は、 20ドル以下で手に入れることができる。 3回目の充電で、使い捨てでない充電式バッテリは、 リチウム電池3セット分より安くなる。

確かに、充電式バッテリ1回の充電で撮影できる写真の枚数は、 使い捨てのリチウム電池より少ないかもしれない。 しかし、Energizer サイトによると、 定格 2500mAh の充電式バッテリは500回繰り返し充電ができ、 定格 1700mAh バッテリは1000回充電可能だとのこと。 相当の数の使い捨てバッテリを買わずに済むことになる。 使い捨てのバッテリに金を繰り返し使うのはばかげている。

この規則の例外は、煙感知器やリモコン、 その他めったに電力消費しないデバイスだ。 これらは、数か月や数年電力を持続しなければならない。 充電式バッテリは“自己放電”し、 充電しなければ90日以内に電力のほとんどを失うため、 電力消費の少ない機器にはアルカリ電池のみ使用すること。

充電せずに長持ちさせるにはリチウム電池を買う。
プロの写真家で、 電気コンセントを使えないようなところにしばらく滞在することがわかっているなら、 Energizer のリチウム電池が、 どのメーカーのものよりバッテリあたりの撮影可能枚数は多い。 南極でペンギンの写真を撮る場合など特にそうだ。 華氏−40度の寒冷地では、 リチウム電池はオキシライド電池やアルカリ電池より寿命が著しく長い。 リチウム電池は、保管期限がアルカリ電池では5年のところ15年で、重さも3分の1だ。

600枚も写真を撮らないならオキシライド電池を買う。
オートフォーカスカメラのバッテリを使い切り、 あわてて販売店に駆け込んで買い足すときは、 オキシライド電池4本パックが、 リチウム電池4本パックよりはるかに安い。 オキシライド電池で、家に帰るまで十分な枚数の写真を撮影できる。 いずれにしても600枚の写真を見る辛抱強い友人がいるだろうか?

バッテリ技術のテストが標準化に近づいているのはすばらしい。 市販されているバッテリを簡単に選べるようになればもっといいのだが。

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