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オンラインゲームビジネス研究チーム(オンラインゲームビジネスけんきゅうチーム) |
プレーヤーの立場から、ビジネスマンに向けてオンラインゲームの実態を紹介。
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ネトゲのプレイコストはオフゲより格安?
著者: オンラインゲームビジネス研究チーム プリンター用 記事を転送
▼2006年10月6日 15:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
前回は、プレーヤーのロールプレイスタイルについて紹介し、ゲームの中でのプレーヤーの姿について考察した。今回は、“中の人”の台所事情に注目してみよう。
ネトゲをプレイするには、ゲームサービスを利用するための料金が必要だ。まずクライアントアプリケーションを購入、あるいはダウンロードすることになるが、クライアントアプリケーションには、有料のものも無料のものも存在する。
しかし、「サービスを利用するための料金」が存在する点で、一般的なオフラインゲームコンテンツとは大きく異なる。有料サービスの課金体系には大きく分けて、月額固定課金とアイテム課金がある。この2つの料金体系について、考察してみたい。
● 遊べば遊ぶほどお得な「月額固定課金」
月額固定課金は、ネトゲ初期から存在するもっともポピュラーな課金体系である。一定量の月額利用料金を支払うだけで、何時間でもプレイできるというものだ。プレイ時間に左右されないため、ヘビーユーザーほどある意味お得といえるだろう。
価格に関しては数百円から数千円くらいまでといったところ。1,000円〜3,000円程度がおおよその平均だ。
ネトゲは一般的に、オフゲ(オフラインのゲーム)に比べて、長く遊べるように設計されている。このため、特にヘビーユーザーは、ネトゲに費やしている時間と同等の時間をオフゲに費やすとすると、数本のオフゲを購入する必要があり、出費がかさんでしまう。
たとえば、平均100時間でクリアできるオフラインの RPG があるとする。1日10時間プレイするヘビーユーザーは、これを10日でクリアしてしまうため、同程度のゲームを月に3本プレイしなければならない。ゲームソフトの価格を1本8,000円として、1か月のゲーム代は2万4,000円となる。
これに対して、一般価格では高価な価格帯に分類される、月額3,000円のネトゲをプレイするとしても、そのコストはオフゲの8分の1のコストで済んでしまうのだ。
逆に、1日1時間しかプレイしないライトユーザーの場合は、上の例で挙げたオフゲを3か月かけてプレイする。月額3,000円のネトゲを3か月プレイすれば9,000円となる。この場合は、ネトゲのコストが若干高くなるが、月額2,000円程度のゲームであれば3か月間のゲームコストは6,000円となり、ヘビーユーザーと同様にネトゲが安く済む計算となる。
どちらにせよゲームをプレイするのであれば、よほど1本のオフゲをやりこむ稀有なタイプでなければ、ヘビーユーザーほど月額固定課金のネトゲは安上がりの遊びといえる。
さらに、長時間プレイすればするほど、飲み歩いたり、買い物に出かけるなど、他の事に費やせる時間がなくなるので、ネトゲ以外の遊興費なども自然と減っていくため、トータルでの遊興費も少なくなる。
しかしこのように、ネトゲをプレイすればするほど遊びに使うお金が少なくて済むという構造は、プレーヤーのニート化を助長しているとも言えなくはない…。
● 「アイテム課金」は甘い罠?
「アイテム課金」は、ゲーム内のアイテムをリアルマネー=現金で運営会社から購入する課金方法だ。全てのアイテムをリアルマネーで購入するわけではなく、一部のアイテムが有料になっているというのが一般的である。
プレイ料金は一般的には無料であり、有料アイテムを買わないで遊ぶことも可能。つまり、無料で遊ぶことも十分可能だ。
有料アイテムの1つ1つ自体は廉価であることが多いため、月額固定課金より安く遊べそうなイメージが強い。
しかし、使用することで円滑にプレイできるようなアイテムは、有料で提供されることが多い。このため、月額固定課金とは逆に、熱中度の高いユーザーがかえって高いコストを支払ってしまうことが多い。
使用すると一定時間獲得経験値がアップするようなアイテムは、どのようなプレーヤーも手を出したくなってしまうものだ。
また、いわゆる「萌え系」のアイテムなどが用意されることも一般的で、他のプレーヤーと差をつけたい、あるいは、とにかく萌え属性の強いといったプレーヤーは、アイテムを大量に購入してしまうものだ。
これらの有料アイテムには、永久に使えるものと期限付きのものがあり、期限付きのものを永久に使い続けたい場合は、月額固定課金と何が違うのかと思うほどの固定コストが発生してしまう。
たとえば、兜、鎧、靴、盾、剣、アクセサリー、ペットと、装備アイテム一式を各100円で購入すると、700円となる。各アイテムが1週間の期限付きであれば、1か月で2,800円程度となる。2,800円というコストは、月額固定料金ならば、かなり高い価格帯に属する。
経験値アップアイテムの場合もシミュレートしてみよう。1時間の間、獲得経験値が倍になるという夢のアイテムが100円で用意されているとする。このアイテムを10時間使用すれば1,000円。
1日10時間プレイのヘビーユーザーが、プレイ時間中に継続して使うとすれば、1か月に3万円程度を支払ってくれる、超優良顧客となってしまう。
このような、「萌え」「スムーズな成長」といった誘惑に勝てるのであれば、確かにアイテム課金は月額課金より安くあがる。
また、リアルマネーに余裕があり、より円滑にプレイすることが第一であれば、アイテム課金は悪くない課金体系とも言える。RMT というダークな手段を使用しないのも、健全で清々しい。
プレイヤーとしていかに安くプレイするかという観点から考えると、どちらの課金体系がいいかは一概には言えない。自分自身の性格やプレイスタイル、そして財布事情によって、選択するとよいだろう。
今回は、料金体系の面からネトゲを考察したが、あくまで料金だけに絞った考察であることを忘れないで欲しい。コンテンツの内容が自分の求めているものならば、料金体系にはこだわってはいられないのが、我々ネットゲーマーだ。
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