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Mac で Vista と Linux を使う パート2
著者: John Welch プリンター用 記事を転送
▼2006年12月15日 09:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
IT の観点から Apple を語った出版物ならたいてい読む、という人なら Parallels 社の Parallels Desktop for Mac について多くの記述を目にするだろう。Parallels のシステムへの負荷について、インストールの方法、仮想マシンの構築が簡単にできるかどうかなどが、世間では話題になっている。
しかし、実際 Parallels でどんな作業ができるのかといった情報は、多くは(または十分に)ないため、ここで話をしようと思う。
ひと月ほど、MacBook Pro で Parallels を使ってみた。IT の観点から言うと、Intel Mac 用にデュアルブート環境を実現する、Apple 社の Boot Camp よりはるかに優れている。 Boot Camp では、OS を交換するたびに作業を中止し、完全に OS のコンテキストを変更してからでないと作業が進められないのに対し、Parallels ではコンテキストを作成してくれる。
つまり、Mac OS X 以外の環境、例えば Windows Vista や XP、または Linux ディストロなどをテストする場合、進行中の作業を止める必要はなく、適当な VM を起動させてテストすればいい。
この場合は、Microsoft Word で作業中に SSH 用のターミナルを別のマシンで立ち上げなければならなくなった場合と同程度の中断があるだけで、Mac OS X のワークフローは継続する。非常に大きなコンテキストスイッチが発生し、デュアルまたはマルチブートによる関連作業の中断が起こるが、これはアプリケーションの切り替え程度の中断にしかならない。
これは、少なくとも私にとっては、Boot Camp 以上に生産性の向上になる。最近の例でいえば、IE7 といわば Web ベースのターミナルエミュレータとの適合性を XP と Vista Business RC2 環境でテストしなければならないことがあった。Boot Camp を使っていれば、あるタスクはいささか簡単にできていただろうが、再起動が2度必要だっただろう。2回目の再起動は2台目のコンピュータに対してである。
Parallels でどのようにするかは、とても簡単だ。XP の VM を立ち上げ、IE 7 をインストールしてテストする。XP の VM を一時停止して現在の状況を保存し、Vista の VM を立ち上げてテストする。これを Mac Pro でテストすれば、おそらく両方の VM を同時に立ち上げることができていたはずだ。その間中、BBEdit でメモを取り、必要に応じてスクリーンショットを作成する。
Parallels の使い勝手のよさ、そして生産性を Boot Camp に求めることはできない。
別の例としては、Ubuntu Linux 用の VM を作成した。6.0.X リリースをインストールしたが、その約一週間後 6.1.X が発売された。私はインプレースアップグレードが可能な Ubuntu アップデートマネージャを実行する方法を見つけた。もっとも安全な方法ではないかもしれないが、テスト環境である。さらに上を目指すべきだ。
というわけで、アップグレードを開始する。退社時間(もっと大切なのは最終バスの発車時刻)までに、ダウンロードは終了したが実際のインストールはまだだった。本当のテストはこれからだ。VM を一時停止し、現状を保存後、家に帰った。次の日の朝、別の仕事に取りかかっている間、インストールの途中で一時停止した VM を立ち上げたが何の問題もなかった。その少し後、完全版の Ubuntu 6.1.X VM ができあがり、この環境で Open Office と Evolution のテストを開始することができた。
Boot Camp に付いてくる 3D ハードウェアアクセラレーションが、Parallels には付いていないが、これは仕事で必要なものではない。Oblivion を仕事で使わなければ困るということはない(しかし、これでは仕事ばかりで遊び心がないということになるので、MacBook Pro に Boot Camp を使って Vista 環境にし、Oblivion を試してみたいという人がいれば、取り上げよう)。テスト以外の用途でも、Parallels から得るものは多い。Unix サーバーでの中小企業の課題をテストしてみたいときには、簡単に4つの環境からテストできる。さまざまな環境で Web ページの見栄えをテストしたいときにも簡単にできる。
Parallels では複数の OS でトレーニング用やその他の文書を作成するために、スクリーンショットや動画キャプチャまでできる Snapz Pro などなじみのツールを使うことができるため、Boot Camp と比べてはるかに簡単だ。だから今では、Parallels のおかげで複数のプラットフォームでユーザー用の文書を簡単に作成できる。
もちろん、Windows 関連の課題の対処には、Remote Desktop Connection Client も使える。しかし Parallels では、Remote Desktop Connection でたまに起こる速度の低下もなく、Windows 環境下での動作速度を速めることができる。
要するに、Parallels は単に Mac 用のすばらしいツールだとか、仮想化を実験的に使ってみるだけの手段ではないということだ。Parallels は、作業を成し遂げるために頼りになる安定したツールで、それなしでは考えられなかったほど、効率よく作業を行えるようになった。
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