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アフィリエイト2.0
著者: Brian Livingston プリンター用 記事を転送
▼2007年2月23日 13:00 付の記事
■海外internet.com発の記事
皆が“Web 2.0”のうわさ話をしているようだ。通常この包括的な用語は、MySpace や YouTube などような急成長のポータルを表す。これらのポータルでは、サイト訪問者に頼ったサイトコンテンツの作成を行う。
1月21日から23日にかけて、ここギャンブルの都、ラスベガスで開催された Web マーケティング会議、アフィリエイトサミットの参加者のコメントから判断すると、Eコマースは独自の“バージョン2.0”を展開しているようだ。
アフィリエイトマーケティング2.0については、訪問者がコンテンツの作成に携われるような Web サイトとはまったく関係ない。しかし、サイト自身とは無関係の何千人もの Web マスターが、潜在顧客をサイトBではなくサイトAに誘導するようなインターネットビジネスとは関係が深い。
進化途中の大きなビジネス
訪問者が何か購入したり、営業担当者から連絡を受けることに同意すれば、Web サイトから金が支払われる、といった形のアフィリエイトマーケティングは、大きなビジネスから小さなビジネスまでの注目を集めるほど成長が著しい。いかにEコマースサイトが商品およびサービスの宣伝をうまくやったとしても、アフィリエイトとして個人 Web マスターを活用して引き付けられる人の目の数には到底及ばない。
リサーチ機関の MarketingSherpa によると、アフィリエイトマーケティングによる手数料の合計は、2006年で65億ドルにも達する見込みだとのこと。これほどまで巨額な数字にもかかわらず、アフィリエイトマーケティングはビジネスの主流になると、難しい問題に直面するだろう。
もっとも頭を悩まされる問題のひとつに、個人アフィリエイトサイトからの訪問者の“質”の問題がある。数千ものアフィリエイトサイトの多くはいんちきサイトで、ただこのようなシステムから、できる限り手数料収入を搾り取ることだけを目的に作られている。
忙しい母親向けのショッピング懸賞サイトとして大変成功している ClubMom.com の CEO Michael Sanchez 氏は、会議の基調講演で、アフィリエイトの質について激しく非難した。同氏によると、ClubMom のペイパークリック型広告やネットの口コミでこのサイトを見つけ、サインアップした母親たちは、平均一月あたり150〜200 PV を稼ぐ。しかし、アフィリエイトから訪問した新メンバーは、通常一月あたりたった12ページしか閲覧しない。
しかし Sanchez 氏は、アフィリエイトに見切りをつけたわけではない。同氏は、サインアップ後72時間以内に積極的にサイトに関わりを持つ新規メンバーを、安定して供給できるアフィリエイトには、100万ドルもの報奨金を与えることを発表した(どのアフィリエイトがこれに該当するかについては、今のところ語られていない)。
Web 2.0的なアフィリエイト市場を作る
アフィリエイトサミットの共同創業者の Shawn Collins 氏は、その発端でもあった2000年から2004年にかけて ClubMom で働いていたが、アフィリエイトから流れるトラフィックの“質”の悪さについて、このシステムがまだ未熟であることをあげて説明する。
「まだ始まったばかりのシステムで、最善のアフィリエイトにめぐり合うだけの時間が足りないのかもしれない」と Collins 氏は言う。
誰もが質の高いアフィリエイトを求めていることは、Collins 氏の会議を見ればすぐわかる。会議の聴衆席は完売し、およそ1,925人の登録者が参加の意思を表明した。毎年百万ドル以上のアフィリエイト手数料を稼ぐようなスーパーアフィリエイトは、参加者のうちわずかで、その大半はその額には到底及ばず、本当に訪問者を満足させられる商品を宣伝したいと常に新しい商品を探している。
アフィリエイトゲームとして新たな趣向を凝らしている売買市場に、最高額を支払う人に数多くの訪問者を供給できる Web マスターを紹介するという方法がある。
このような市場のひとつに、LeadPoint というサイトがある。チーフマーケティングオフィサーの Michael Rosenberg 氏は、会議のインタビューで、現在 LeadPoint に参加している Web マスターは、住宅ローンのオリジネーターだけでみても、月々15万件以上のリードを送ると話した。この会社は、学生ローンの販売人、クレジットカード提供者、自動車販売業を消費者に紹介するサービスも行っており、その他の業種についてもまもなくサービス開始となるだろう。
潜在顧客を意欲のあるマーケッターに送り込む
この市場の仕組みは次のとおりだ。MyFICO や ArcaMax などのサイトは、Web に双方向形式のフォームを掲載し、訪問者に記入してもらう。MyFICO は、消費者の信用度の点数を計算し、データを興信所に送り、例えば住宅ローンの申し込みに興味のある訪問者には、必要なローンの額を決めてもらうように依頼する。
その後、サイトは顧客の信用度の点数を確認し、情報を LeadPoint に送る。LeadPoint に最高値で入札したローン会社2、3社がこの情報を電子的に受信する。ローンのオリジネーションでは、各ローンあたり数千ドルもの利益を得ることができるため、現行の料率で行けば、潜在顧客1名を紹介すればおよそ50ドルを手にすることになる。続いて落札者が、最適なローン提案書をもとの訪問者に送る。
LeadPoint の Rosenberg 氏によると、同社のネットワークは全体で、潜在顧客を送ってくれる1000人以上の商品およびサービス提供者、そして400人以上の Web マスターと契約しているとのこと。同社の市場を経由してローンオリジネーターに送られた過去6か月間のリードの数に基づいて計算したところ、MyFICO サイトのオーナーは、年間200万(2.0ミリオン)ドルの手数料を手にする見込みだとのこと。
これをアフィリエイトマーケティング2.0ミリオンと呼んでもいいのではないだろうか。
次回は、リードの購入者とリードを提供する Web マスターとの新しい接触方法についてより深く検証してみたい。
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