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Webビジネス コラム2007年7月19日 09:00
検索エンジンマーケティング
検索エンジンマーケティング 信太 明(しだ あきら)メールホームrss
アウンコンサルティング代表取締役。
検索エンジンマーケティングの先駆者として、検索連動型広告(オーバーチュア/アドワーズなど)やSEOの有効性を広く啓蒙するため尽力中。セミナーなども定期的に開催している。

SEO で失敗しないためのリダイレクト設定

国内国内internet.com発の記事
前回、リダイレクトの重要性と有効性について概念のみ説明させていただいたが、今回は具体的な手法と SEO 上の効果について説明したい。

まず、リダイレクトの手法は大きく2つに分類できる。

・クライアントサイドリダイレクト
・サーバーサイドリダイレクト

両者の細かな違いについては以下をご確認いただきたい。

■クライアントサイドリダイレクト

このリダイレクトを実行するには、html ファイルに次のような記述を行なえばいい。

<META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="5; URL=http://〜">

これは、対象のページへリンクした場合、5秒後に指定した別のページへ移動(リダイレクト)するというものである。

前回の説明でも触れたが、「このサイトは新しい URL へ移転しました。5秒後に自動的にジャンプします。」という文章を目にするのがこの方法だ。

ちなみに、この方法の場合、〜秒後に移動させる〜秒の部分をできる限り短くすることが SEO においては効果的である。

これは、そのページから即座に移動させることで、検索エンジンに移動後のページを重要視させることができ、移動前のページに対する評価をそのまま移動後のページへと引き継げるためである。

逆に、移動までの時間を長くしてしまうと、移動前のページが重要であると認識され、移動後のページは別ページとして認識されてしまう。結果、ポテンシャルは引き継がれないことになる。

つまり、現実の商店を新装開店する時に置き換えれば、旧店舗に移転先の案内板だけが立っていれば誰でも店が移転したとわかるが、移転後に旧店舗でも営業をしていて来店者を足止めさせた場合、来店者は移転ではなく本店と支店ができたと勘違いしてしまう。少々例えは乱暴だったかもしれないが、理屈はこれと同じだ。

このリダイレクト方法については、Google で推奨されている方法ではないため、筆者としては後述するサーバーサイドリダイレクトをおすすめしたい。ただし、推奨こそされていないが、上記のように認識がされることが多いので有効性はあるといえる。

また、確実にユーザーに Web サイトへ訪問してもらおうと考えた場合、移動後のページが表示されるまで長時間ユーザーを待たせることは、ユーザーにストレスを与え、別サイトへユーザーを逃してしまう要因にもなり得る。SEO 上の効果だけでなく、そうしたユーザビリティの観点から考えても、即時に移動させることが望ましいだろう。

なお、クライアントサイドのリダイレクトについては、JavaScript を用いてリダイレクトをさせることも可能である。しかし、検索エンジンは JavaScript を理解することができない。そのため、ユーザーにとってはページが移動しているように見えても、検索エンジンは移動前のページに止まったままで、移動後のページがどれだけ SEO 上優れていたとしても評価することができない。

また、結果的に、ユーザーと検索エンジンに対して見せているページ内容が異なることとなり、検索エンジンのガイドラインに反する可能性があるため、JavaScript によるリダイレクトはおすすめできない。

■サーバーサイドリダイレクト

Web サーバーがブラウザからページを要求された際に、要求されたのが特定のページであった場合、それに変わる別のページを返すように設定するのがサーバーサイドリダイレクトである。

この方法では、Web サーバーがリダイレクト後のページを返すため、ユーザーにとっては直接リダイレクト後のページを見ることとなり、クライアントサイドリダイレクトの場合のようなストレスを感じることもなく、自然にページを閲覧することができる。

サーバーサイドでのリダイレクトの場合、大きく分けて2通りの方法が挙げられる。

それは、ブラウザと Web サーバー間のやり取りで交わされる3桁のステータスコードによって分類されるが、「301」と「302」のいずれかで設定するということである。

設定方法については、使用している Web サーバーによって異なるため、ここではそれぞれの意味を説明するにとどめさせていただく。

ステータスコード「301」でのリダイレクトの場合は、ページが「永久的に」移動したことを示すため、移動前のページの評価が移動後のページへ引き継がれる。また、検索結果に表示される URL も、移動後のものへと変更される。

一方、ステータスコード「302」でのリダイレクトの場合は、ページが「一時的に」移動したことを示すため、あくまでも検索エンジンに認識されるのは移動前のページになる。検索結果の表示 URL を見ても、移動前のものとなっている。

サイトの状態によって、どちらの方法を用いるか検討する必要はあるが、一般的なリニューアルでは、ステータスコード「301」を用いてリダイレクトするのが望ましい。

リダイレクト方法について、Yahoo! や Google はそれぞれサイト内で推奨するリダイレクト方法を公開しているので、そちらをご参照いただきたい。

・Yahoo! サイト管理者向けヘルプ
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/search/indexing/indexing-21.html

・Google ウェブマスター向けヘルプセンター
http://www.google.co.jp/support/webmasters/bin/answer.py?answer=34464&query=%E3%83%AA%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88&topic=&type=

特に Google においては、サーバーサイドでのリダイレクトを推奨しているため、筆者としてはステータコード「301」によるリダイレクト設定をおすすめしたい。

(執筆:コンサルティンググループ 吉川翼)

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