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2007年9月11日 09:00
アイレップの SEM フロンティア
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SEM(検索エンジンマーケティング)専門企業として国内ベストサービスを目指す。SEMコンサルティングで培った業界最先端のノウハウと、国内外からの最新情報の蓄積を基に、一歩先を行く情報をお届けします。

モバイルランディングページ最適化(モバイル LPO)の実力

PC でのランディングページ最適化(LPO)は市場に概念も浸透し、競争が激化してきているが、モバイル媒体での LPO についてはどうだろうか。今回は、市場が成長期にあるモバイル LPO について考えてみたい。

モバイル検索連動広告費は2007年に87億円であったものが、2011年には494億円と5.6倍の伸び率と予想(※1)されている。

市場としてやや小規模に感じるが、市場の成長率を考えれば見逃せない分野である事は間違いない。モバイル広告費全体では2011年に1,280億円となり、2007年556億円のほぼ2倍強と予想されている。

実際のモバイルユーザーへのアンケートでは、検索サイトの利用者は男女共に全体の6割以上(※2)を占めており、モバイルでの検索行動は定着したものと見られる。

また、商品のキャンペーンサイト利用が2割強、総合ショッピングの利用が約2.5割とモバイルでの購買行動、情報収集行動も増加傾向が見られる。モバイル LPO も左記のような結果を反映して徐々に獲得ユーザー数が上昇傾向にある。

ただ、やはり PC 版の LPO をそのままモバイルに移行しても結果は芳しくない。PC とモバイルの情報量の差もあるが、3キャリア(ウィルコムを含めれば4キャリア)と各機種のコンテンツ表示の違いも一因と考えられる。

携帯が発売され始めてから現在まで約800弱の機種(2007年9月3日現在)が存在し、3か月〜6か月単位で新機種が発売されている。各機種で読み込み速度、キャッシュサイズ、表示のされ方、文字数など千差万別の違いがある。これら全てに対応する事は難しいが、過去機種の対応も視野に入れて制作する必要がある。

PC ではサイト訪問者の興味を引くコンテンツが無い場合、8秒で40〜60%が直帰する(SEM 総合研究所調査結果)が、モバイルでは5〜6秒が限界で、7秒で読み込みが遅い(※3)と感じ始める。PC よりも時間の感じ方が多少短いようだ。

7秒までに読み込まれるページサイズを平均(※3)すると、約20k 以下がモバイル LPO では最適なサイズとなる。

この体感速度の差には、PC ユーザーとモバイルユーザーのシチュエーションの差が一因として考えられる。

モバイルユーザーが最も検索行動を行うシチュエーションは、「通勤通学時・就寝前・起床後・夜間・待ち合わせ時・外出先・旅行先」(※3)など、通常の生活時間の合間であり、休息時間などの10分20分の間に見ている傾向が見られる。

このシチュエーションの中で短時間に訴求を刺せるかどうかが、モバイル LPO の構成の要となる。PC 版の LPO においても、訴求の絞込みはクリティカルな問題であるが、モバイル LPO では文字数制限(PDC 8文字 W-CDMA 10〜12文字など)や、画面サイズが横幅平均約 240pix と小さい事もあり、ファーストビューに盛り込む訴求については、より慎重に精査する必要がある。

ユーザビリティテストを行った所、デザイン好感度が高く、申し込みの意思を引き出すページ構成(※3)では、必ずファーストビューにリンクが存在する結果となっている。

PC よりも忙しい時間の合間に見ているために、目的意識を持ったユーザーはより短時間で目的に到達できる導線が敷かれている事を好む傾向があると見られる。

モバイル LPO と PC 版 LPO の基本ロジック自体に大きな違いは無い。モバイルの特性により制限される面は多いものの、PC よりも訴求自体が画面に占める割合は大きく、構成によっては一瞬で訴求を理解させられる事もあり、PC より有利な一面も存在する。

また、上から下へ下へと細長いページ構成となるため、多くの情報を盛り込む事ができず、逆にユーザーの視点を迷わせる事が無いために、訴求を絞り込む事で確実にユーザーを捉える事が可能となる。

モバイルユーザーのシチュエーションや特性を理解し特有の傾向を踏まえた上で LPO を行う事で、PC 版 LPO の伸び率が低下してきている場合でも、モバイル側で着実に獲得ユーザー数を伸ばしていく事が可能と予想される。

コンバージョン率改善にお悩みの方には、上記のような点を踏まえた上でランディングページを精査し、モバイルユーザーを確実に掴めるよう最適化を行ってみてはいかがだろうか。

※1 電通総研調べ 2007年4月16日
※2 MMD 研究所 第31回 携帯コンテンツに関する利用動向調査 part3
※3 アイレップ実施 モバイルユーザビリティテスト(2007年2月26日〜3月7日)


(株式会社アイレップ クリエイティブグループ 宮本晶子)

記事提供:アイレップ

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