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2008年9月6日
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Webビジネス コラム2007年10月30日 10:00
アイレップの SEM フロンティア
アイレップの SEM フロンティア アイレップ(あいれっぷ)メールホームrss
SEM(検索エンジンマーケティング)専門企業として国内ベストサービスを目指す。SEMコンサルティングで培った業界最先端のノウハウと、国内外からの最新情報の蓄積を基に、一歩先を行く情報をお届けします。

有料リンク販売サイトの Google PageRank 低下は何を意味するのか?

国内国内internet.com発の記事
検索エンジンランキングの上昇のみを目的とするリンクの売買行為、いわゆる「有料リンク(Paid Link)問題」について、Google がリンク販売サイトへのペナルティを課す警告を発してから約2週間。今年二度目の Google PageRank(※ Google ツールバーから閲覧可能な PageRank バー)の更新と同時に、その姿勢を世界中の Web サイトに示して見せた。

米国では Washington Post や Forbes、SFGate といった大手メディアや、Search Engine Journal、Search Engine Guide といった SEO・検索業界の領域で著名な Blog が実際に PageRank が大きく低下した。それぞれ PageRank 6〜7を示していたものが、おおよそ3〜4まで下げられている。

いずれも SEO 目的の(外部リンクのスコアとして加算されうる)有料リンクを販売しているサイトが標的となったようだが、中には広告である旨の記載を行っていたり、そもそも有料リンクを販売していないサイトも含まれている模様だ。

日本ではあまり注目されていないこの話題だが、日本国内にも影響は一部出ている。2007年10月29日現在、弊社では複数のサイトの PageRank 下落を確認している。あるサイトは PageRank 6から4、別のサイトは PageRank 7から4、6から2に低下していた。

これらのサイトはいずれも有料リンクを販売していることで共通項があり、少なくとも PageRank 7から4、6から2に低下したサイトは無差別に大量のリンクを販売した、米 Stanford Daily のケース同様に悪質性があると判断されても致し方ないものだ。

さて、今回のポイントは「(見かけ上の)PageRank は下がっているものの、実際にトラフィック減少の影響がない」ことだ。というのは、例えば日本の2つのサイトを見ても、今回の PageRank 更新前後の主要キーワード順位を確認しても、順位に変動はない。

Google は以前、ツールバーで見える PageRank はある時点のスナップショットであり、そのスコアはすでに現在のランキングに反映されているという説明をしている。だとしたら、今回の話題の対象であるサイト群のランキングはすでにランキングが低下していてもよさそうなものだが、そういった傾向は確認されていない。

これは何を意味するのだろうか。ここで2つの仮説を考えてみよう。

1. 近い将来、実際にランキングが落ちる可能性

今回の PageRank 更新はマニュアルで実施されている部分もあり(Google は前回の見解表明時に手動で行うことは明らかにしている)、近い将来のランキング再算出時に今日のスコアが反映されランキングが落ちる可能性。これは今後の動きを見守ることで正否は判明するが、過去の Google のアルゴリズム更新は9月〜11月、クリスマス商戦前に行われていることは何度かあるため、可能性が全くないということはなかろう。

2. リンク売買に携わるものたちへの警告

表面上の PageRank 低下を見せることで、リンク売買をするものたちへの警告を発しているという可能性。リンク売買当事者は、リンクの価格を PageRank に基づいて決定するのが一般的なため、たとえ見かけであれツールバー PageRank が下がれば取引の成立を抑止することはできる。

PageRank 7や6のサイトからのリンクは、容易に入手できない故に商売が成立するのであり、PageRank 4以下であればわざわざ購入しなければ手に入らない価値のリンクではないし、その取引が行われても取引価格は下がらざるを得ない。するとリンク販売側も自らのサイトが Google で不利に取り扱われるリスクを冒してまでそうしたリンクを販売したがらないであろう。

※ 本稿で述べる「有料リンク」(Paid Link)とは、検索・SEO 業界における一般的に定義される「SEO 目的のために売買される、直リンク型のテキスト広告」についてであり、リンク売買当事者が互いに相手を認識しているものを指している。日本国内では、これに該当しないものも有料リンクと呼んでいる場合があるため、注意事項として記す。

(執筆:株式会社アイレップ サーチエンジンマーケティング総合研究所 所長 渡辺隆広)

記事提供:アイレップ
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