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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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【クラウドソーシング事例】システム開発コストを削減する即効薬前回は、コンテスト型で世界中の凄腕プログラマが集まる TopCoder を紹介した。ポイントは、その独自のコンテストノウハウを受託開発プロセスに取り入れた新しいソフトウェア開発手法だった。
今回は、もっとシンプルに腕自慢のソフト技術者と開発を委託したい企業とをマッチングをする、マーケットプレース型のクラウドソーシング・サイトについて記したい。 ふたつのタイプ、個別発注型と時給型がある。個別発注型は、プログラマーやデザイナー、翻訳家などの世界中の技術者をクラウドとした業務アウトソーシングだ。企業が案件内容を掲示すると世界中のクラウドから入札が入る仕組みで、日本の楽天ビジネスに類似している。 相違点は、楽天ビジネスが約1,300社の中小企業を受注元としているのに対して、これらの企業は個人フリーランスが圧倒的に多い点だ。著名な3サイトの例をあげると、Elance.com は8万2,000人、Guru.com は10万人、RentACoder.com はプログラマ限定で25万人という圧倒的な規模を誇っている。いずれも全世界を対象としており、インドや東欧、ロシア、中国などの腕自慢技術者たちだ。 ■oDesk について ただし今回、このコラムで特にピックアップしたいのは、日本にはない時給型クラウドソーシング・サイト「oDesk」の方だ。クラウドは、前回紹介した TopCoder を上回る20万人のプログラマ、デザイナー等の個人事業主だ。 ・oDesk http://www.odesk.com/ 仕組みは単純、ひとことで言うと「時間給の在宅ワーク」だ。まず企業が依頼業務を提示し、技術者が応募する。企業は応募された技術者のスキルや実績をチェックし選定する。その後が面白い。技術者は時間給で開発を受託(ビデオ監視され、PC 画面も10分毎に配信される)する。また報酬は oDesk が取りまとめ、毎週指定講座に振り込まれる。 ちなみにプログラマの平均時給は$11.8、平均委託時間は360時間だ。 oDesk は単純な技術者マーケットプレースではなく、独自のノウハウが凝縮され、驚くほど充実したサービスを提供している。その特長をいくつかあげてみよう。 ・独自のスキル評価制度 oDesk では、クラウドの技術レベルを図るための多様なテストが用意されている。彼らはこのテストを受けることで自らの価値をプレゼンテーションできるわけだ。参加者評価の仕組みはとても精緻で、誠実につくられている。 ・チームコラボレーション・プラットフォーム oDesk の開発者は、単独で企業の仕事に取り組むことは少ない。正社員ではない、はじめて交流したチームがいかに効率的に業務を遂行するか、そのキーとなるのはコラボレーション・プラットフォームである。 ・技術者やクライアントに役立つトレンド公開 oDesk に依頼される案件情報から抽出された技術トレンドを俯瞰できる。このトレンド図を最初に見た時には大変に驚かされた。技術者にとって、習得する技術の選択は.人生を左右する選択といっても過言ではない。トレンドを図るのは困難だが、世界中のどんな情報よりも確かな技術トレンドがここある。企業の言語選択やアーキテクチャー選択にも大変有用だ。 またトレンドをクリックすると、さらに詳細な情報を閲覧できる。 これを見ると、日本発の言語である Ruby の技術者がすでに世界中に存在していることが見てとれる。この oDesk 以外も、前述した Elance、Guru、RentACoder など、大手サイトはすでに黒字化しているようだ。 特に oDesk が順調に成長しているようだ。ちなみに”日本語”で検索してみると、500名ほど日本語のできる海外スタッフがいるようだ。これはお買い得かも知れない。 以上、3回にわたって、ソフトウェア開発、特にプログラミングに効くクラウドソーシング・サイトを特集した。 海外のローコストで優秀なマンパワーを活用する権利は、もはや工場進出可能な大企業の専売特許ではない。海外に人脈も出張も不要だ。Skype とメールがあれば十分。電話する必要すらないのだ。我々日本企業は、一刻も早くこのボーダレス開発に目を向けなくては、さらに地盤沈下していく運命にあると言えよう。 特にこの不況下において、早い!安い!うまい!の三拍子そろっているクラウドソーシングを自社機能の一部として実験的に取り入れていくことは、経営的にも大切なことではないだろうか。 すべての企業の PC 上に、そのチャンスとピンチが均等に存在している。ボーダーレスな世界、それがクラウドソーシングの本質なのだ。 執筆:株式会社ループス・コミュニケーションズ 代表取締役 斉藤 徹 監修:株式会社ワールド・カフェ 代表取締役 笠原 造 |
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