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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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妹のカンKさん(26歳)の家では、今年から「職」が家庭内の大きなテーマになっていた。
長男であるKさんは転職活動中、妹は大学3年で就職活動に苦労していて、父親は秋に子会社(異業界)に出向するという話がもちあがっていたのだ。 家の中では、転職・就職関係の本や雑誌が散乱し、夕食の話題はビジネス界の動向についてが大半を占めた。 Kさんの父親は「自分の人生は、自分で切り開いていくもの」と言って、子供達の会社選びに口をだすことはなかったが、それに代わって、妹と情報交換をすることが多かったKさんは、ときどき「こんなに大変なら、フリーターになっちゃおうかな」と言っている妹に、「なかなか内定がもらえなくても、ちゃんと就職しなくちゃダメだ。あとから良い会社に入ろうなんて、世の中あまくないぞ」と、お説教をしていた。 妹はKさんからのアドバイスを「はいはい」と聞き流しつつ、マイペースで会社探しをしている様子、一方のKさんは、元いたアパレル業界ではなく、異業界への転職を目指し、積極的にいろいろな企業に応募をしていたが、こちらもすぐには内定をもらえずにいた。 業界不問というKさんの要望があったので、我々はかなりの数の求人をKさんに送っていた。 Kさんはそれを「すぐ応募したいもの」、「興味があるが応募するかどうか迷っているもの」、「自分には合わないと思うもの」、の3つに分類してファイリングしていたが、ある時、妹が3つめの「合わないと思う会社」のファイルをパラパラとめくっているのを見つけた。 「お前、そのなかで面白そうだと思う会社があったら、自分で売り込みでもかけてみたらどうだ?そのくらいしないと、就職できないかもしれないぞ」 Kさんがいつものようにハッパをかけると、妹はその言葉を無視して「おにいちゃん、これっておにいちゃんが興味ない会社ばっかりなんだよね?」と聞いてきた。 「ああ、そうだけど、だから、お前が面白そうだと思うような会社があれば、自分から…」 話し続けるKさんを遮るように、「この会社、おにいちゃんに向いてると思う」と言って、一枚の求人情報を差し出した。 それは工作機械メーカーB社の海外営業求人だった。Kさんが、業界が違いすぎるので、内定の可能性はないだろうと思って除外した会社である。 「なんで、この会社が俺向きなんだよ。アパレルと工作機械じゃ、全然モノが違うじゃないか」 「でも、家から近いし、異業界からの転職歓迎って書いてあるし、海外営業ってなんとなく恰好よさそう」 そう言われて求人票をよく見ると、B社の仕事はなかなか面白そうなものだった。 詳しい資料をみると、B社の提携先は韓国に多く、大学でハングル語を熱心にやっていたKさんとしては、語学力を活かすチャンスがありそうという魅力もある。妹が先にB社を見つけたのが少しばかりシャクに障ったが、KさんはB社に応募手続きをとることにしたのだった。 それから約1か月、B社に内定・入社することが決まった時、Kさんは妹に尋ねた。 「お前、前からこのB社こと知っていたのか?就職でここの面接受けたりしたのか?」 「まさか。工作機械なんて、私の趣味じゃないよ」 Kさんにとって、B社は面接での相性が抜群にいい会社だった。話してみてすぐにKさんは「この会社に入りたい」と強く思ったのである。 「B社は、私が見つけた会社なんだから、感謝してよね、おにいちゃん」と、得意げな顔をする妹に、Kさんは「その直観をはたらかせて、自分の就職も早く決めろ」と切り返しているそうだが、どうして妹がたくさんの会社のなかからB社に目をとめたのかは、今もまるで分からないという。 ※このコラムは、事実を元にしたフィクションです。 |
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