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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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最強ネゴシエーター転職支援会社の利用価値のひとつに、「給与交渉が気軽にできる」というのがある。面接で「給与をあげてくれ」というのは、なかなか角が立つようで言いにくい。
それを仲介者である我々が代行するわけだ。 設計エンジニアMさん(33歳)は転職の給与条件を「現在の金額以上」に設定していた。 転職者が男性の場合、自分が転職活動をしていることを、奥さんに話していないことがたまにある。「ゴチャゴチャくちをはさまれるのが嫌」とか、「プレッシャーになる」とか、理由はいろいろあるようだが、事後承諾を得ようとすると、意外なほどの反発があるものだ。 我々はできるだけ早く、ご家族、特に奥様の承諾を得るように奨めているが、Mさんは「まあ、そのうちに…」と言って、話をのばしのばしにしていた。彼には給与さえ落とさなければ、奥さんが転職に異を唱えることはないだろうという算段があったようだった。 Mさんは仕事内容重視で企業えらびを進めていったが、いよいよ内定がみえてくる段階になると、奥さんへの説得を気にして、給与について我々に交渉を依頼してくることがあった。 Mさんが「もっとも優先順位が高い」としていたA社でも、他社より低い金額提示があったので、できれば同じ金額にしてほしいとの交渉依頼があった。 我々は、A社のMさんに対する心証を悪くしないよう配慮しつつ、人事と話をすすめ、他社と同じ金額にはならなかったものの、それなりの金額を上乗せすることができた。 Mさんはそれに満足し、転職を決意した。次は、いよいよ奥さんへの報告だ。 しかし、我々が危惧していた通り、了解は簡単には得られなかったのである。 奥さんが気にしたのは、将来の収入についてだった。当面の年収については現給以上を確保したが、むしろ問題は子供たちが大きくなってからというわけだ。 Mさんの奥さんが、転職に不安をもっているという話はすぐにA社にも伝わった。するとA社人事は「それなら、今度おこなう給与説明の席に、奥様も同席されてはいかがですか?」と、誘いの連絡をくれた。ありがたい話である。 少し照れながら、奥さんを連れてA社に出向いたMさん。奥さんは、Mさんが気にもかけていなかった退職金や、昇級の制度について、いちいち細かく質問をしていた。 一方、Mさんの方は、細かい給料の話になるとあまり興味がもてない。たまたま居合わせた設計部マネージャーから声をかけられ、給与の話を奥さんに任せ、職場を案内してもらうことにした。 30分ほどして戻ってくると、奥さんは「納得したわ」と笑みを浮かべ、これで晴れて転職成就となったのであるが、後でよくよく聞いてみると、Mさんの給与は、以前聞いていたものよりも、さらに若干高くなっていた。 「粘ってみたら、高くしてくれたの」奥さんはサラリと言ってのけた。 「もっと強く交渉すべきでした」話を聞いた我々が恐縮していると、Mさんの方はもっとバツが悪そうな様子だった。 「気の強い妻で、本当にお恥ずかしい」 やはり、実際にやりくりをする人の迫力にまさるものはないのかもしれない。何にせよ、A社はうっかり最強のネゴシエーターを招いてしまったと後悔しているかもしれない。 ※このコラムは、事実を元にしたフィクションです。 |
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