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2006年5月9日 10:00
エンジニア転職ノウハウ開発室
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マイクロソフト2006年450人キャリア採用計画の裏側

エンタープライズとコンシュマー領域の双方におけるビジネスの地殻変動を見越し、強力なエンジニア集団の組織化を目指すマイクロソフト。同社がこの1年にわたって続ける450人という大量のキャリア採用の背景とは何か? また、そこで求めるエンジニア像を探る。
 
Part1 変わりゆくビジネスモデル。
それに対応できる自立型エンジニアの必要性
OSベンダー、ソフトウェア会社と一般には目されるマイクロソフトだが、巨視的にみればそのビジネスモデルは多様化している。既にそのプロダクトが動く領域はPCやサーバーにとどまらず、ユビキタスの至るところに広がりつつある。同時に、企業システムの分野でも、マイクロソフトの存在感はきわめて重要になっている。絶えざる変化の中にあるマイクロソフト。その変化を促すのが、中途採用のエンジニアたちの存在だ。
 
ユビキタスとエンタープライズで、ブランド価値を高める
 
 ここ数年のマイクロソフトはコンシュマーとエンタープライズの二つの領域で、新しいビジネスモデルの構築に真剣に取り組んでいる。コンシュマー領域ではゲーム機がわかりやすいが、それ以外にもデジタル家電、携帯電話、PDAなどのモバイル、カーナビなどの車載機器……等々、PC以外へのマイクロソフトの製品と技術の浸透を図ることが命題とされた。いわばユビキタス時代への対応である。  もうひとつのエンタープライズ領域におけるプレゼンスの発揮も目覚しいものがある。80年代までは主にパートナー企業の後方支援に徹していた同社のサポート部門が、ユーザー企業のIT部門と直接のサポート契約に乗り出すようになったのはこの10年のこと。  また、この5、6年ではマイクロソフト製品を軸にしたシステムソリューションや、.NET や ActiveDirectory などマイクロソフト独自の技術について、パートナー企業とともに動く、強力なコンサルタント部隊を組織している。「法人顧客に対するリーチをより深く」という動きだ。

 絶えざる競争と価格破壊の中で、マイクロソフトが生き残るためには、コンシュマーとエンタープライズの二つの領域で、これまで以上のブランド価値、顧客満足度、顧客密着度を高めなければならない。そのためには、ビジネスモデルの転換をも含む長期的な企業戦略とともに、そこで働く人の創造性の向上も求められている。
 
創造性・生産性・自立性の高い多様な人材を年間500人規模採用
 
 ここ数年のマイクロソフトはコンシュマーとエンタープライズの二つの領域で、新しいビジネスモデルの構築に真剣に取り組んでいる。コンシュマー領域ではゲーム機がわかりやすいが、それ以外にもデジタル家電、携帯電話、PDAなどのモバイル、カーナビなどの車載機器……等々、PC以外へのマイクロソフトの製品と技術の浸透を図ることが命題とされた。いわばユビキタス時代への対応である。  もうひとつのエンタープライズ領域におけるプレゼンスの発揮も目覚しいものがある。80年代までは主にパートナー企業の後方支援に徹していた同社のサポート部門が、ユーザー企業のIT部門と直接のサポート契約に乗り出すようになったのはこの10年のこと。  また、この5、6年ではマイクロソフト製品を軸にしたシステムソリューションや、.NET や ActiveDirectory などマイクロソフト独自の技術について、パートナー企業とともに動く、強力なコンサルタント部隊を組織している。「法人顧客に対するリーチをより深く」という動きだ。

 絶えざる競争と価格破壊の中で、マイクロソフトが生き残るためには、コンシュマーとエンタープライズの二つの領域で、これまで以上のブランド価値、顧客満足度、顧客密着度を高めなければならない。そのためには、ビジネスモデルの転換をも含む長期的な企業戦略とともに、そこで働く人の創造性の向上も求められている。


Part2 マイクロソフトの「ボランチ」役。
「TAM」にみるエンタープライズサポートの実力
マイクロソフトの多様でアクティブな採用活動の中でも、最近最も注目されるのが、エンタープライズビジネス分野、なかでもユーザー企業やパートナー企業向けのサポートビジネスにかかわる人材だ。ここでは「TAM」と呼ばれるテニクカル・サポート・サービスの専門部隊が着々と組織されつつある。
 
エンタプライズサポートの歴史
 
「マイクロソフトの企業向けサポートは、「プレミアサポート」という名称のサポートプログラムで知られており、既に10年の実績をもつ。プレミアサポートの契約企業は約300社以上。うち約200社が大企業の情報システム部などIT部門との直接契約で、残りの契約対象が、ソリューションプロバイダーやソフトベンダーなど、いわゆるパートナー企業になる。  80年代までは主にパートナー企業の後方支援に徹していた同社のサポート部門が、90年代からユーザー企業のIT部門と直接のサポート契約に乗り出すようになったのは、Officeや Exchange など、マイクロソフト製品が企業で広く利用されるようになったことと密接な関係がある。  とりわけ Windows2000以降はそこに実装された ActiveDirectory によって、企業内のハードウェア資源やそれらを使用するユーザーのアクセス権などを一元管理できるようになったため、企業システム全体のコアとして、マイクロソフトの製品と技術が位置づけられるようになった。それに伴ってエンタープライズサポートの重要性も高まってきた。

「マルチベンダー環境でシステムを構築する最近の企業にとっては、障害が発生したとき、どこにクレームを持ち込めばよいのか、その切り分けが難しい。ネットワークやアプリケーションが動く共通のプラットフォームがマイクロソフト製品である場合が多く、まずはマイクロソフトのサポートに相談したいというニーズが高まってきました」
  と、ユーザー企業へのダイレクトなサポートが進んできた背景を語るのは、エンタープライズサポート部の森永裕統括部長だ。

こうしたエンタープライズサポートの要に位置するのが、TAM(タム:テクニカル・アカウント・マネージャの略)と呼ばれる職種である。複数のソフトウェア製品を組み合わせた企業の大規模システム運用に関し、障害対応・障害対策だけでなく、システム運用全般などもカバーするテクニカルサービスを提供する仕事だ。

  現在、東京、大阪に約100人のTAMがいる。東京地区は金融、製造業、流通・通信の産業別にグループを形成、1人のTAMが1社から4社程度までの担当企業を受け持っている。また大阪エリアを対象に日々顧客企業のシステムをサポートしている。
 
会社を代表して障害対策を陣頭指揮
 
 企業顧客を対象にしたアカウントチームは、通常、営業、コンサルタント、プリセールスSE、サポートで構成されるが、TAMはその中でも重要な位置にいる。障害が発生したとき、まず顧客が真っ先に相談を持ちかけるのがTAMであることが多い。マイクロソフトにはグローバルな規模で集積された障害データベースがあり、それらを参照しながらまず問題を切り分けるのがTAMの仕事だ。もし障害がマイクロソフト製品に起因していることがわかれば、それをバックにいる技術部門にフィードバックし、製品開発やソリューション担当のエンジニアとともに障害の復旧にあたる。

  顧客からの問合わせを受けてから、問題発生を担当部署に伝え、それへの対応を急がせることを、マイクロソフトでは「エスカレーション」と呼ぶが、TAMは問題解決をリードするエスカレーション・マネージャの役割も担っている。

 たとえマイクロソフト製品とは別のところで問題が発生していた場合でも、他のベンダーが対策しやすいように資料を提供したり、その障害に対するマイクロソフト製品側の一時的な対応方法を顧客にサジェッションするのもTAMの役割。重大障害の場合は、TAMもまた客先に常駐し、マイクロソフト社を代表して対策会議に参加し、対応レポートを報告する。発生した障害へのこうした対応は「リアクティブ」なアクションと呼ばれる。

  それとは別に、将来にわたって障害が発生しないように日々のヘルスチェックをするのが「プロアクティブ」な活動だ。障害の発生にはユーザー側のスキルも関係しているため、セミナーやワークショップを開催して製品を正しく使うための技術を伝授し、顧客のスキルアップのサポートをすることも、プロアクティブでは重要な仕事になる。

 


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