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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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急いてはいけないフリーター・ニートが増えるなか、働かない(働けない)若者にどう接したら良いのかが論じられるようになってきた。
「働け、頑張れと急かすのは逆効果。のんびりでいいよと余裕を持たせる方がよい」という声をよく聞く。たしかに頭ごなしに言っても、反発を招くだけということはあるのだろう。 しかし、あまりにも「余裕がある」ということを強調するのは、転職現場の意識からはズレているようにも思う。 Yさん(26歳)はここ半年ほどアルバイト生活を送ってきた。大学卒業後、住宅機器販売A社に就職したが、あまりの劣悪な環境に2年で退職。働くことがイヤになり、何も手につかない状態がしばらく続いた後、どうにかアルバイトをはじめ、徐々に意欲を取り戻してきたのだという。 「やはりちゃんと正社員として働かなくてはいけないと思っています。いまは、売り手市場になっていると言う事をテレビでみて、このチャンスになんとかしなくてはいけないと思いました」 Yさんが危機感をもって相談にやってきたように、離職期間が長くなればなるほど採用には不利となる。再就職は早いにこしたことはないのだ。 ただ、「A社の経験があるので、会社というものに良いイメージを持てないでいる」というYさんは、書類選考を通ってもここぞという場面で積極的になれず、不採用という結果が続いていた。数十社に応募を続け、面接慣れしてきたところで、ようやく内定になったのが食品メーカー関連の流通A社だった。 Yさんにとってラッキーだったのは、B社にYさんがかつて働いていた住宅機器販売A社からの転職者がいたことだ。 「あの会社は本当にメチャクチャだったから…。2年もいたのは相当に頑張れる証拠ですよ」というコメントが人事の耳に入り、そこからYさんの評価が一気にあがったのである。 二度目・三度目の面接でYさんは働くことに絶望していた時期があることを伝え、それを理解した上でA社は「内定」という判断をしてくれた。 流通業界では社風がキツい会社も多いのだが、B社はメーカーである親会社の穏やかな雰囲気を受け継ぎ、おっとりした社員が多く、働きやすい環境だという説明があった。Yさん本人も「アルバイトは販売でしたので、流通の仕事なら慣れていくのも早いかもしれません」と、入社に前向きな様子をみせていた。 だが、この転職にストップが掛かる。Yさんの家族の意向が発端だった。 「B社で働かせるのは、不安です」 Yさんの両親、特に母親が問題視したのは、B社の忙しさだった。流通業B社は年間の休日が少ない。また、店舗展開が好調のため、残業も少ないとは言えなかった。 「A社で働いている時、疲れて、心身ともにボロボロになっていく姿をみているので、また、同じようになってしまうのが心配で…」 Yさんの母親は我々のところに直接電話をしてきて、そう言った。 しかし、再就職が遅くなればそれだけ選択肢は減ってしまう。A社は忙しい会社だが、1年近いブランクがあるYさんにしてみれば、キャリアを取り戻す絶好の機会なのだ。 最終的な判断はYさんに委ねられ、その答は「両親ものんびりでいいよって言ってくれているので、もう少し時間をおいてみることにします」という転職活動休止のコメントだった。 我々は急いていたのだろうか。 気になるのは、Yさんと同じような両親を持つ若者が増えていることである。 「実家だし、親も『ゆっくりで良い』と言ってくれているので…」 そんな言葉を何度も聞く。もちろん、親は子のためを思ってそうと言っている。しかし、その間に多くのチャンスが消えていっていることをどれだけ実感しているのだろう?それとも、やはり我々が、急いているだけなのか。 ※このコラムは、事実を元にしたフィクションです。 |
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