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2009年11月7日
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べリングポイント動く! コンサルタント200人超採用

国内国内internet.com発の記事
大手コンサルティングファームのベリングポイントでは、今期(1月〜12月)のコンサルタント積極採用をスタートさせた。そこで求められるのは学歴や前職での肩書ではない。技術力や過去の業務経験でもない。ずばり、徹底したプロ意識だ。やる気のあるエンジニア全員にチャンスがある。
Part1 内部統制とERP関連の案件が増加し、コンサルタントが逼迫
 2008年度決算から施行される日本版SOX法。その目的は財務報告の信頼性向上や法令順守の徹底といった内部統制であり、ITの活用も盛り込まれている。既に多くの企業がこの仕組みづくりに取り組んでおり、コンサルティングファームへの依頼が増加している。
今までは内部統制関連の第一波、これからは第二波がくる
「現在、弊社には戦略立案から組織変革、さらにはシステムの導入まで幅広い依頼が寄せられていますが、その中でもニーズが高いのが内部統制に関連した案件です。お客様の業務プロセスにおいて内部統制が取れている仕組みとは何かという方針を策定し、方針に基づいたプロセスをドキュメント化していきます。また、必要に応じて業務プロセスを改善し、かつ新しいプロセスで業務が最適に進むかを、評価する仕組みを作っていきます」

  既に多くのクライアントから依頼があり、大規模な内部統制プロジェクトを数多く行っているというベリングポイント。既に大きな波がきているとマネージングディレクター執行役員の椎名氏は語る。ただ、今後はより大きな波がやってくるという。
「お客様の内部統制によって新たに定義された課題を包括的に改善していくのですが、中には、ITを活用したより効率的な業務プロセスを考えていかなければならないケースも出てきています。現在を第一の波とすればこちらは第二の波で、既に当社にも多くの依頼が寄せられています。内部統制を起点に、さらなるマーケットの広がりを確信しています」

  さらに、好景気によるIT投資が増加しており、経営分析を別のメッシュで見たい、新しい在庫管理システムが欲しい、アーキテクチャを変えたいなどの要求から、ERPの導入案件がかなり増えているそうだ。
「具体的な依頼が多いですね。ここ何年間か手をつけられなかった経営課題を、まとめて解決したいという勢いを感じます。また、M&Aで合併する2社の会計制度や業務評価の仕組みを統合したり、標準的な業務モデルを構築したり、シナジー効果を生むように業務プロセスを変えるなどの仕事もあります。単純なモノづくりではなく、あるべき姿から考えるのがわれわれの仕事なのです」
椎名 茂氏
マネージングディレクター
椎名 茂氏
求めるのは「お客様のあるべき姿」を明確に提案できる人
 ベリングポイントの強みは、戦略の立案・導入を行う「ビジネス」とシステムの開発・運用を行う「IT」に長け、一気通貫でできること。SI企業やソフトベンダーではないため、使用するハードやソフトに縛られないことも大きい。
「クライアントのビジネスを理解して、成功をサポートする仕組みづくりを行うのがわれわれの仕事。それには業務プロセスの改善と、実現させるITがありますが、両者を同時にできるからこそバリューがあるのです。そのため、業務的および技術的なノウハウが必要となり、大型のプロジェクトでは50〜100人、あるいは数百人規模のチームになります」

  こうしたメンバーを統括するのがプロジェクトマネジャーだが、チームに加わるのは各専門分野のコンサルタントだ。同社では専門コンサルタントを、「業界」と「ソリューション」からなるマトリクス組織(下表)で構成している。
「ERPやSCMといったテクニカルなスキルを専門にする人もいれば、流通や金融業界のシステムに詳しいなどで専門性を発揮する人もいる。多彩な切り口があるので、さまざまな背景をもつ方が活躍しています。その意味で応募者の間口は広いのですが、弊社が求めるのは『お客様のあるべき姿』を探せるエンジニア。いつでもビジネスを頭の片隅に置いて、『こうしたらどうか』を提案できる人に来てほしいですね」
コンサルタントを配する「マトリクス組織」
Part2 規格外の若手コンサルタントが語る規格内の夢
 大手コンサルティングファームへの転職者像――大学あるいは大学院を修了して、大手事業会社の経営企画室で経験を積む、外資系ソフトベンダーでコンサルティングを学ぶ、留学してMBAホルダーになる…なんて人ばかりではない。さまざまなバックグランドをもつエンジニアに門戸は開かれている
ソフトハウスに3年半勤めた後、ベリングポイントへ
 大学卒業後に農家に住み込みで働き、EC系ベンチャーでは顧客対応、教師を目指した次は、独立系コンサルティングファームで営業からWebマスターまでを担当。30歳の若さで多彩な経験をもつ宮原さんが本格的な技術職に就いたのは、実は前社のソフトハウスからだ。
「プログラマで入ったのですが、いきなりプロマネを任されました(笑)。とにかく先輩に教わって勉強しましたね。ですが、3年半ほどエンジニアの修業をするうちに、業務委託ではなく、お客さんの問題を直接解決したいと思うようになりました」

  一昨年の8月にベリングポイントに転職。最初は勝手の違いに驚いたという。システムありきでは通用しない業界知識や経営手法の重要性、以前は必要なかったプレゼンやドキュメント作成のスキル、打ち合わせる相手は担当者レベルから部長クラスへ…。
「社内には豊富な研修コースやツールがあるのですが、私はプレゼンのコースを選択しました。人にものを伝えるスキルがほとんどありませんでしたから。また、業務知識の獲得には猛烈に本や資料を読み、技術のキャッチアップにはしがみつくように勉強しています」
  ベンチャー企業や独創的な社長の下で働いてきた宮原さんは、経営やビジネスについての戸惑いは少なかったようだ。それでも感じたのは、ベンチャーの経営思想と大手企業(顧客)のそれの差。このように入社してから突っ走ってきた感のある宮原さんは、1年半が過ぎた今でも、「まだまだ一本立ちできてはいません」と語る。
世界に自分を発信したい、この日本を変えていきたい
 彼が担当しているのは公共関連のコンサルティング。中央省庁から委託された基幹系システムや電子自治体などの評価や総括で、細かなものまで入れて、これまで6案件に携わってきた。そして仕事を続けるうちに、コンサルタントの醍醐味がわかってきたという。
「私がいちばん好きなのは、プレゼンして提案が通ったときなんです。実現したいことはお客様により違いますから、その気持ちを理解して最適な方法を考えます。発表の数日前からは長時間の集中が必要になりますね。こうして『お願いします!』という感じでプレゼンをして、案件が取れたときのうれしいこと」

  将来の目標も大きい。ひとつは、いろいろな国のソリューションを取り入れつつ、自分でも世界へ発信すること。世界中に顧客をもつベリングポイントだからできる内容だ。もうひとつは、入社以来ずっと公共畑に携わってきた彼ならではの夢で、この日本を変えること。国のIT関連の予算を適正に使って効率的なシステムを構築し、少しでも日本をよくしていきたいと言う。
  そんな宮原さんに、コンサルタントに向いた人材について尋ねてみた。
「オープンな方がいいと思います。マインドでも方向性でも、自分を閉じ込めずに人と接することのできる人ですね。それと、自らの足りない点や強くすべきところを意識できる人。そうすると、多様な業界の方や高い専門性をもつ方などから刺激を受けて、自分を高めていけるのです」
宮原直之氏
コンサルタント
宮原直之氏(30歳)
1976年生まれ。高校卒業後1年間のアルバイトを経て大学経済学部に入学、卒業後農業に携わり、1年後にEC系ベンチャーに入社。その後通信教育で教員免許の取得を目指すが、結婚を機に独立系コンサルティングファームに入社。担当していた事業の撤退によりソフトハウスに入社。2005年8月にベリングポイントに転職した。
ベリングポイントの東京オフィスから
ベリングポイントの東京オフィスから。
富士山が見えたので思わず撮影


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