japan.internet.comThe Internet & IT Network
Twitter
RSS
  • ニュース
  • コラム
  • リサーチ
  • ヘッドライン
  • 特集
  • ブログ
  • プレスリリース
  • 専門チャンネル
  • イベント
  • ランキング
  • ニュースメール
2009年11月24日
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大
事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
賛成
反対
どちらとも言えない
投票締切 11/30 12:00
キャリア コラム2007年6月26日 10:00
転職徒然草
転職徒然草 リクルートエージェントメールホーム
誰も知らない、語らない転職裏話。エージェントを通じて転職した人、やっぱりやめた人。転職を考えていない人でも、真面目に考えている人でも楽しめる、日替わりコラムです。

隠されていた魅力

国内国内internet.com発の記事
ベンチャー企業であるA社は、我々とのミーティングにホテルのラウンジを利用していた。
「オフィスは狭くて、こういう打ち合わせには向かないので」
A社社長はそう言って、ネクタイの位置をなおしていた。

A社は社長を含めたスタッフ15名全員がエンジニアという電子技術開発企業。設立から3年、成長を続け、幾つもの大手メーカーと取引をしており、新しい採用も「事業をさらに拡大するため」だと社長は胸をはった。
「技術レベルには自信がありますが、逆にそこそこのスキルがないとついてこれません。そういう事情もあって、今回転職エージェントにお願いすることにしたのです」
これは、ベンチャー企業によく起きるジレンマである。人を育てる余裕はない。業績が良いので即戦力が欲しい。しかし、企業規模が小さく独立系であるため、人を集める力がない。ネットや雑誌の求人広告では良い人材が集まらないので、転職者に接している転職エージェントを利用しようと考えるわけだ。

ただし、この場合、転職者に応募を促すには、我々がA社の魅力について「語れる」だけの知識がなければならない。その点を深く掘り下げようとヒアリングを続けたのだが、我々が理解できたのは前述の技術力の高さと、若い社長の穏やかな人柄くらいであった。
もちろん、技術力があるのはアピールになる。しかし、技術を持っているという点では大手・中堅企業も同じ。リスクを冒してベンチャーに行くには、相応の覚悟が必要となる。
社長の話を持ち帰って企業紹介をはじめてみたものの、応募の手はなかなか挙がらなかった。

ようやく十分なスキルを持つエンジニアMさんがA社に応募を決めてくれたのは、3週間後のこと。社長は喜んですぐに面接日程を出してくれたが、場所は我々との打ち合わせと同じ、ホテルのラウンジだった。
「いきなりオフィス、…実際は作業場なのですが…、そこへ連れて行ってしまうと、幻滅すると思うのです。A社への興味を固めてもらうまで、ホテルで会うほうがいいと思います」
社長はそう言って、二次面接もホテルで行うことにした。MさんはA社社長にも好感を持ち、かなりA社に対して親近感をもっている様子だったが、二次面接が終わった数日後、早めに話が進んでいた他の中堅メーカーへの転職を決めてしまった。

「A社も良い会社だと思いましたが、社長とマネージャーのお二人にしか会えませんでしたし、職場に連れて行ってもらえなかったので、自分が仕事をしているイメージが描けなくて…」
辞退したMさんはそう語った。
この件の後、我々はA社社長とあらためて連絡を取り、今後の紹介のためにA社の職場をみせてもらうことにした。

社長が言う『作業場』は雑居ビルの中にあった。
普通の会社が入っているフロアではなく、住居のための三つの部屋をそのまま使っており、たしかに予備知識なしで面接に来ると、面食らってしまいそうな作りになっていた。仕事をしているエンジニアにスーツ姿の人はいない。多くがジーンズにシャツというラフな恰好で、職場というより、大学の研究室を思わせる雑然としたカジュアルな雰囲気だった。
「いつもこんな感じなものですから、本当はエージェントさんにもお見せしたくなかったんですよね」 スタッフは我々の訪問に困った様子だったが、我々はむしろ手応えを感じていた。エンジニアの中には、社会人の堅苦しい作法を嫌う人が多い。「まるで大学の研究室のよう」と聞けば、面接にいきたくなりそうな転職希望者がすぐに何人か思い浮かぶ。
「仕事をするには良いところじゃないですか?」
我々が嬉しそうにしているのを、社長は不思議そうに見ていた。

この訪問の後、実力派のエンジニア4名の紹介が連続し、無事に内定者も出ることになった。
社長が「職場の職場らしくなさ」を隠したがったのは理解できる。A社の職場をみれば入社をためらってしまう人もいるだろう。しかし、数は少なくても「自分にフィットしている」と思う人もいるのだ。中小企業へのマッチングで大切なのは、その会社の際だった特徴を把握すること。そして、それを伝えるべき人に伝えることなのである。

※このコラムは、事実を元にしたフィクションです。
最新の転職・求人情報は、japan.internet.com キャリア を御覧ください。

Graphic Design Forum
【Graphic Design Forum】
流動的媒体と静的媒体に関する見解(11月18日)
スマートにソーシャルウェブを構築しよう
スマートにソーシャルウェブを構築しよう
オバマ大統領も絶賛。メイヨークリニックのソーシャルメディアポリシー(11月24日)
アイレップの SEM フロンティア
アイレップの SEM フロンティア
検索技術の進化で広がる SEO 領域―2010年以降に要求される事は?(11月24日)
百式のネットビジネス研究
百式のネットビジネス研究
外国で見かけた標識を写真に撮ると翻訳してくれる iPhone アプリ「PicTranslator」(11月24日)
DevX
DevX
HTML 5のフォーム要素(11月24日)
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア転職ノウハウ開発室
エンジニア的「合わない」と思う瞬間/理系の人々(11月24日)
「IT の耳」
「IT の耳」
【書評】『Hyper-V スタートアップバイブル』――仮想化についてのすぐれた解説書(11月20日)
週刊-サイト別アクセス状況データ
週刊-サイト別アクセス状況データ
ビデオリサーチインタラクティブ調査(月間インターネットオーディエンスデータ)(11月19日)
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
海外ソーシャルウェブに学ぶ成功の秘訣
ゲーム業界を襲う世界的な激震。ソーシャルゲーム急成長のインパクト(11月19日)
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
今さら聞けない初歩からのアクセス解析
サイトリニューアル前のアクセス解析活用法(11月19日)
成約率、反応率を上げる Web 文章術
成約率、反応率を上げる Web 文章術
文章力を磨き、キャッシュを生み出す Web サイト に(11月19日)
Copyright 2009 Japan Internet.com K.K. All Rights Reserved.http://www.internet.com/