応募者に不採用の理由を伝えてるのは1割強
自分では何気なく言った言葉、何気なく振舞ったこと、マニュアルを見て「バッチリ」と思っていることが、人事の「不採用ボタン」を押すきっかけになっていることがあるようだ。とはいえ、右のグラフでもわかるように、実際の不採用理由は本人には伝わることは少ないようだ。 そこで、人事採用も担当する現場エンジニア200人に緊急アンケートを実施。これまでの面接経験で、思わず採用担当が「この人はダメだ…」と感じた言葉や態度を挙げてもらい、その傾向をまとめたものだ。まずは、自分が同じようなことをしていないかチェック。心当たりがある人は、今後はどんな発言や態度に気をつけるべきか、対策を考えておこう。
面接で、「御社に興味があり、ぜひ入社したいと思います」と、意欲満々で現れた応募者がいた。そこで、どこに興味を持ったのか聞いてみると、「特に調べていません」という回答。「興味がある」というのは口先だけだとバレバレ。調べずに入社して、合わなかったらすぐに辞めてしまうつもりなのだろうか?
まずは、面接を受ける会社の事業内容、応募する仕事の中身、必要な技術・スキルは最低限調べておくこと。あいまいな回答や、どこの会社にでも通用する回答に人事は「意欲のなさ」を感じることが多いので、「その会社やその仕事のどこに魅力を感じ、これまでの経験が具体的にどんなところで生かせるのか」をしっかり語れるように準備したい。
うつむき加減で、ぼそぼそと「1日パソコンに向かっている」といわれると、引きこもりのように思ってしまった。しっかり前を見て言ってくれれば、「勉強でもしているのかな」と思えるのだが…。物事に対する前向きな取り組み姿勢も見えなかったし、人とコミュニケーションを取るのが難しそうに感じ、不採用に。(IT・通信系企業)
まずは、「聞かれた質問に適切に答えること」が大前提。「特にない」は問題外。人事は「やる気のない人」と思ってしまう。例にあったように「普通に休んでいます」というような、トンチンカンな答えや、聞かれてもいないのに長々と話すのも、「コミュニケーション能力が低い」と判断されがちだ。また、話し方も大切。ボソボソ、うつむき加減でネガティブな印象に。はっきり、自信を持って回答すること。
少なくとも私の判断では、経験年数的にもそこまで言い切れることが疑問だった。どこから出てくる自信かはわからないが、言葉の端々に「自分は特別」みたいなうぬぼれが感じられ、鼻についてしまった。(メーカー系企業)
これまでの経験を今後にどう活かせるのか、明確に答えることは重要。ただし、それには「根拠」が必要だ。その会社の仕事を経験もしていないうちから、闇雲に「できます」と言ったところで、「根拠がない」と一蹴されるだけ。「できること」と「これから学ぶべきこと」を整理したうえで話すと、人事からも信頼感が得られるはずだ。