amazon.co.jpの品ぞろえをより強化する出店型サービス。出店企業はamazon.co.jp内に専用ストアページを構築し、独自の価格設定や納期などの提示でサービス内容を競うことができる。ユーザーは、ほかの商品と同様に、お薦め機能、マイストア、カスタマーレビュー、売れ筋ランキングなどamazon.co.jpの機能をすべて利用でき、またamazon.co.jpを介しての決済が可能。出店企業は、約50社からスタートし、順次拡大していく予定。米国サイトでは同種のサービスを2002年から導入しており、出店企業は既に数千に上っている。
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テクニカルアカウントマネージメント
マネージャー
林部健二氏
1972年生まれ。2001年2月入社。前職は世界ブランドの宝飾品メーカーでマーチャンダイジング。アマゾンではSCMシステムの構築を担当したあと、今年からTAM(テクニカルアカウントマネジメント)チームを担当。 |
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地球最大規模の店舗といわれるアマゾン。その日本語サイトamazon.co.jpでは、書籍やCDをはじめ、その商品取り扱い数は1000万点以上ともいわれる。単に品ぞろえを拡充するだけでなく、独自に実装したWeb技術やデータベース技術を駆使して、ユーザーにはより楽しい買い物の体験、また出品業者には事業の最大化とより効率的なセールス・オペレーションを提供している。
その魅力を感じているのは、アマゾン社内のエンジニアも同様だ。ここでは、テクノロジーを背景にたえずビジネスモデルを変化させることができる。アマゾンのエンジニアはテクノロジーだけでなく、優れたマーケッターでもある。
「アマゾンは単に本やCDを売るショップではない。小売りのノウハウを活かしながら、ネットショッピングのプラットフォーム・ビジネスを提供する会社なんです」
というのは、アマゾン ジャパン株式会社テクニカルアカウントマネージメント(TAM)マネージャーの林部健二氏。ここでいうプラットフォームとは、ショッピングカート、1-Click決済、カスタマーレビューなど、アマゾンが世界に先駆けて開発した広義の意味でのWebサービスの基盤技術によって支えられた、eコマースの仕組みを指す言葉だ。
2007年4月末に日本でもスタートした「マーチャント@amazon.co.jp」は、出店する企業が専用ストアページを構築して商品の販売が行えるサービス。ここにもアマゾンのプラットフォーム・ビジネスの進化が読み取れる。一つひとつの商品カタログに対して、複数の販売者が、値付け、販売ポリシー、セールス・プロモーション、配送料などを競い合うことができる。従来の、Amazonマーケットプレイスに原型をもつものだが、それを企業向けに拡張した。
「しかし、こうしたサービスも今日突然出てきたものではなく、これまでのノウハウの蓄積が重要だった。単にスピードと新奇性だけでなく、技術蓄積を重ねながら、中長期で顧客のビジネスをサポートする姿勢がこれからの技術者には不可欠」と林部氏。
アマゾンでは、顧客ニーズの発見からWebサービスへの実装までの距離と時間が短い。ユーザーや出店者の声を聞くサポートの最前線にいる技術者が、同時に新しいサービス・プロダクトの開発者でもあることもまれではない。逆にいえば、「Webサービス時代のエンジニアは、コーディングの手を休めることなく、同時に顧客と将来のビジネスについて話ができなければならない」というわけだ。
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リクルーター
高橋美智子氏 |
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アマゾンのプラットフォーム・ビジネスを支えるツールは、元は米国で開発されたもの。そのアップグレードは頻繁に行われる。日本のマーケット事情に合わせてそれらを導入・更新し、顧客のニーズをそれに反映させていくのは日本の技術者たちのミッションだというのは、同社リクルーター 高橋美智子氏。
「例えば、TPM(テクニカル・プログラム・マネージャー)もその一つ。サプライチェーンプログラムマネージャーや米国の開発チームと協力し、新システムの日本導入を支援します。具体的にいえば、アマゾンの「お急ぎ便」サービスなどは、こうした技術者がいなければ実現しえなかったものです。
ほかにも、顧客企業とアマゾンの電子データ交換業務をサポートする企業間情報システムエンジニア、顧客がアマゾンのプラットフォームやツールを使う上で困っている点をテクニカルにサポートするTAM(テクニカル・アカウント・マネージャー)も重要な職務で、いずれも今は人材が足りません。
これらのエンジニアは、国内のビジネスだけでなく、本人の希望次第では海外でのビジネスをサポートすることもあります。グローバルな視野が広がるチャンスはいくらでもあります。一方で、モバイル先進国の日本ならではの技術開発を世界のアマゾンチームは今大いに期待しています」(高橋氏)