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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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エンジニアはツンデレがお好き?『ツンデレ』とは恋愛シミュレーションゲームやアニメの世界でよく使われる言葉である。
主人公に強気な態度で接していたヒロインが、物語が進むにつれ、デレデレな状態に変わっていく様を表していて、前半のつっけんどんな台詞と、後半のしおらしさのギャップに、多くの男性が萌えているのだとか。 システムエンジニアのNさん(27歳)は、いくつかある転職動機の最初に、上司との人間関係をあげた。 「今のA社は忙しいので、それを嫌って辞めた同僚もいますが、僕は割と平気な方なんです。でも、昼も夜もなく働いているのに、今のプロマネが、僕のフルネームを覚えていないっていうのは…。何十人もスタッフがいるから仕方ないと言えば、仕方ないんですけど。」 NさんはA社の SE が組織の歯車と化していることを嘆きつつも、他の仕事に移ることには抵抗感があるようだった。 「SE を辞めた友人を何人か知っているんですけど、みんなとても苦労しているみたいなんです。まあ、ラーメン屋で働いたり、営業したり、全然違うことをやっているので当然なんですけどね。」 SE としてやっていくしかないのは分かっているが、もっと自分の仕事に誇りが持てるようになりたい、それがNさんの希望だった。 他の多くの SE と違い「同僚と一緒なら、徹夜もけっこう楽しいですよ」というNさん。忙しいという評判の会社・求人に動じることはなかったが、規模の大きい開発は「あまり気に掛けてもらえなさそう」とアレルギー反応をみせた。それだけ、今の職場で「マシンのように働かされている」感が強かったのだろう。彼の選択は、常に「人間的なふれあいがあるかどうか」で決まっているように我々には思えた。 下流行程とはいえ、5年間 SE として真面目に働いてきたキャリアのおかげで、Nさんは苦もなくいくつかの会社で内定をとることができた。どこも現職A社よりも待遇が上で、ブランド力もある会社だったが、Nさんはそのなかで「現場の雰囲気がとてもよかったから」とB社を選んだ。 「お恥ずかしながら、僕、アニメファンなんです。B社の職場にはアニメ好きが多いみたいで、デスクにキャラクターグッズがいくつも置いてあって、笑ってしまいました。」 その時のNさんは、入社日が待ちきれないといった様子だった。 それが一変したのは、退職交渉をはじめてすぐのことだった。 「A社に残ろうと思います。マネージャーに話をしたら、すごく自分のことを買ってくれているのがわかったんです。」 「え?でも、Nさんが転職を考えたのは、上司が評価をしてくれないからってことだったじゃないですか?」 「それは僕の勘違いでした。マネージャーは僕のことを認めてくれていたんです。あんなに評価してくれているなんて、思いもしま…グスグス。」 Nさんの声は、涙と鼻水の音にかき消された。 「すみません。嬉しくて、つい…。5年間働いてきて、上司から誉められたのは初めてなんです。でも、今から思えば、厳しいことを言っていたのも、部下に対する愛情表現だったのだと思います。」 本当に評価していたのなら、5年間誉め言葉なしなどということが考えられるだろうか。正直なところ、我々にはA社のプロマネが人員不足を嫌って、Nさんを引き留めようとしているだけにしか思えなかった。 しかし、そのことを思い出せても、Nさんは「社会人になって、初めて認められた」と、感情が高ぶったまま、B社に自分からお断りの連絡を入れてしまったのだった。 交渉ごとを仕事とする営業や他の仕事に比べ、閉鎖空間におかれ、世慣れていないエンジニアは面接でも退職交渉でも、言われたことを真っ正直に受け止める傾向が強い。 普段厳しい上司が辞めると分かった途端に豹変したら、逆に不信感を高めてもおかしくないのだが、なぜか多くのエンジニアは『ツンデレ』にやられてしまうのである。 ※このコラムは、事実を元にしたフィクションです。 |
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