で、売れてるサイトってどんなの?…成功店のおもしろい切り口5月号の月刊ビジネスチャンス誌(http://www.bc01.net/)に「群雄割拠のネットショップ売上高ランキング TOP500」が掲載されている。現在 Web 上には約8万店のネットショップが存在していると言われている。その中でも、今回の特集の TOP500に入っている掲載店は、ネットショップの成功事例と言えるだろう。ランキングを見ていると規模的には年商20億〜1億くらいのお店で、個性的なサービスが効を奏している例が目を惹く。
今回は「こんな切り口で…!?」と思われる商品やサービスを提供して、見事集客に成功している店舗をピックアップしてみたい。 ▼74位「名大釜庄(釜庄)」…推定年商18億 バケツプリン…、バケツプリン…。なんとも興味をそそる商品名。もっと大きなプリンを食べたい!という子供の頃の憧れを思い出させる。この商品を見た人たちもどうやら同じ思いになり、購入ボタンを押してしまうようだ。 多くのマスコミに取材された経歴を持つこの商品は、文政十年創業という歴史を持つ、水産加工品のお店。商品の良さへの評価はもちろんの事であるが、話題性のある商品を提供して集客に成功している。バケツプリンの他にも「幻のチーズケーキ」「5Lサイズのかにしゃぶしゃぶ」など思わず食べたい!(見たい!?)と声をあげてしまうような商品も必見である。 【釜庄さんの切り口…食卓のプロデュース】 通常の水産加工品のお店なら、店の歴史や品質を全面に押し出していくところであるが、釜庄ではそれより先の、消費者の口に入る瞬間までを想像して、楽しい食卓をプロデュースしているところがポイントである。 ▼160位「漫画全巻ドットコム(TORICO/トリコ)」…推定年商5億 すでに書籍のネットショップについては大手が出揃う書籍系のネットショップ。その中で、年商5億円を売り上げるサイトがある。「漫画全巻ドットコム」という漫画全巻販売を専門とするネットショップだ。 大人買いという言葉が、一般的に使われるようになって数年経つが、昔読んだあの漫画を一気読みしたい!欲しい!という人は多いハズ。全巻を家まで持って帰るのも面倒くさいし、かといって漫画喫茶行くのもなぁという人は間違いなくEコマース買い決定だ。 【漫画全巻ドットコムさんの切り口…全巻買いもぽちっと買える】 大手有名書籍通販店なら、通常の漫画は一冊ずつカートの中に入れていかないといけない。全巻買いと言えば、気合いのいる行動だったが、漫画全巻ドットコムでは読みたい時にすぐ買えるようにして、購買意欲をそそる事に成功している。 ▼216位「ハンガーのながしお(長塩産業)」…推定年商3億 脇役になりがちなハンガーを主役にした、衣類メンテナンス用品のサイト。1本1万3,000円もするプレジデントハンガーは、ながしおのフラッグシップモデルと言える一品であり、迎賓館にも納入されているという。 【ハンガーのながしおさんの切り口…普段は見えにくい利用価値の伝導】 通常の生活雑貨店であれば、品揃えや便利さ・安さの追求になる事が多い。普段、特別に買わなくても家にあるものを利用するハンガーだが、衣類をキレイに保存するために、どれだけの役割を果たすのか利用価値を伝えて、ユーザーの意識を育てている。 ▼484位「あきたこまちネット(本田商店)」…推定年商1,500万 生まれた赤ちゃんと同じ重さのお米を送れるサービスが人気。その名も「天使のほほえみ米」。赤ちゃんをだっこした時と同じような感触が味わえるようにとコットンの袋に入れたり、赤ちゃんの写真入りのポストカードを同封できたりと、お店の心使いが感じられる。 【あきたこまちネットさんの切り口…商品にストーリーをつけて提供】 通常の精米販売店は産地やブランド名をアピールして販売促進する。あきたこまちネットでは米を買うという行動にストーリーをつけて提供。話題性のあるサービスで店舗の宣伝に成功。 同じようなサービスも、切り口を替えて提供する事により、ユーザーに新鮮な驚きを与える事ができる。上記に挙げてきた店舗に共通するのは、日常生活でこうである事が当たり前と思っている商品を視点を変えて提供してくれている点である。同じ材料、同じ製品でも、それを利用する事による価値を呈示する事によって、話題を生み、集客や売上につながる。繁盛店になるために、もう一度自社の製品を見直してみよう。 参考資料:ビジネスチャンス・日本流通産業新聞社共同調査資料 ネットショップ売上高ランキング(2008年2月調べ) 記事提供:株式会社ロックオン
|