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2010年5月28日 10:00
ネットショップにオリジナリティは必要ない!? 使いやすさにこそこだわれネットショップの運営者は、自社サイトへの思い入れが強すぎて、オリジナリティを出そうとばかりしがちだが、これは顧客目線からすると大きな間違いだ。サイトを作るショップ運営者・構築者は「独りよがりなサイト」を作らないようにする必要がある。
独りよがりのサイトは、「顧客が使いやすいか(=ユーザビリティ)」を考えていない。入れたいだけ情報を入れ込み、好きな色やデザインにこだわったばかりに、統一感が全然なくなってしまい、購入者から見てどこに何があるかわからないサイトが実際に数多くある。制作側は作ることだけで満足感を感じていて、サイトを見た顧客が本当に商品を買うかといったことまで考えていないのだ。 一方、売れているネットショップを見比べると、扱っている商品や商品のアピールの仕方、サービスなどには個性があるがサイトの作りは似た点が多い。メニューバーはサイトの左にあることが多く、商品カテゴリは一様にシンプルでわかりやすく分類され、似たような商材を扱うサイトでは、カテゴリの分類の仕方そのものが似ている。つまり、ある種の「定番」がある。 日常生活に置き換えるなら、信号のようなものだ。赤信号で停まり、青信号で進むという約束があるから、車も人も困らない。ネットショップにもこの約束として「定番」があり、これが崩れれば顧客はどのように買い物をすればいいかわからなくなってしまう。だから、売れているネットショップほど「定番」を崩さない。 サイトを制作するとき、「定番」を崩すべきでない理由は2つある。 ひとつは、顧客がすでに「定番」の使い方に慣れているため、初めて訪れたネットショップでも、どう操作すれば商品が購入できるか検討がつく点だ。基本的に「定番」は Yahoo!などポータルサイトと共通する点もあり、ネットショップ初体験の顧客にとっても使いやすさの面ではやはり申し分ない。 もうひとつは、「定番」を取り入れると、顧客に操作の難しさを感じさせないのだ。何度もネットショップを利用している顧客はとくに、サイトをパッと見た瞬間に「難しそうだ」と思えば、購入しない。AとBの二つのショップで、同じ商材を、同じ価格、同じポイント還元率で売っていれば、顧客はどちらで買っても同じだ。つまり、ショップ自体にそこまでのブランディングができていなければ、価格帯の勝負ではなくなってくる。顧客に「この店で買う」という確固たる理由がない限り、「買いづらい」「操作が難しい」と感じればすぐにサイトから離脱する可能性が高い。 「定番」に則ることでネットショップに個性がなくなるのではという疑問も聞こえてきそうだが、それは違う。そもそも、メニューバーを左右どちらに置くかとか、奇抜な色やフォントを使うことは、ネットショップにおける個性とは言わないし、それを変えたからといって、顧客に特段のメリットがあるわけでもない。それなら、使いやすさが確立している定番を押さえたほうが、顧客のためになり、売上げの上昇にもつながる。 もっと言えば、そういったサイトのデザインは、個性を出すより、使いやすさを実現するためのツールと考えるべきなのだ。そこで次回は、ネットショップサイトの「良いデザイン」とは何かついて詳しく見ていこう。 (執筆:株式会社ネットプロテクションズ 代表取締役 柴田 紳) 記事提供:株式会社ネットプロテクションズ
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