|
|
 |
間瀬博行(ませ ひろゆき) |
複数の海外資本の金融機関で為替や株式などのディーラーを歴任後独立。現在一投資家として市場を見つめる。
|
|
|
|
|

 |
ダブルをかます
著者: 桜井信一郎 プリンター用 記事を転送
▼2003年9月19日 00:00 付の記事
□国内internet.com発の記事
誰しも“ノリノリ”の時があります。そういう時は「これってちょっと出来すぎなんじゃないの?」と考えて、自分で自分の可能性を限定してしまう遺伝子が働き始めます。「制限遺伝子」と言うそうです。しかし、幾多の売買経験を重ねていくと、「いいときには、更に攻めないと成長がない」と気が付き始めます。
例えば、ある株を買って狙い通り上がって来たとします、含み益がすごいことになっています。こうしたときに考えるべきことは「どこで利益を確定するか?」ではなくて、「どこで更に買い増すか?」を考えるべきです。しかし、ここで大切なのは、含み益をやり返さないこと、つまり確実に利益を確定することです。利益は確定しなくてならないし同時に買い増しを考えなくてはいけない、まさに禅修行での大きな課題「矛盾命題の並立」への挑戦です。
ポーカーでは、「ダブル」といって掛け金を倍増させて勝負を挑むことができます、さらに攻めるわけです。これと同じく投資でも「いける」と思われる時には果敢に「ダブル」をかましていくことが大切です。「ダブル」とは言っても、実際にどれだけの量を乗せていくかはその場その場のリスク状況を考慮して変化させます。
ただ、本当は「ダブル」をかまさなくてはいけない時ほど、株価は新高値更新で天井かもしれないと思われたり、利益確定への感情が大きく高まってしまいます。こういう時の典型的な後悔は「いやー、もうちょっと我慢すべきだった」だったりします。これが制限遺伝子という人が生まれながら持つ宿命の仕業です。感情が論理的に不利な行動を促すわけです。
いい言葉があります。“buy the top, sell the bottom”(最高値を買え、最安値を売れ)――「自分こそが最高値を買ってやる!」こういう意気込みで行かないと「ダブル」はかませません。もちろん、そういう姿勢で攻め続けていけば、いつかは本当の最高値を買うことになります。ですから、そうなったときに脱出する方法と場所を予め決めておかなくてはなりません。「脱出を考えながら攻める」、ここでも矛盾命題の並立構造が助けになります。
投資に限らず、特にスポーツではそうでしょうが、勝負のための発想が日常生活や仕事に応用できる場面があります。この「ダブル」の発想は、感情的にはとても実行困難で、わかっていても出来ないことが実行への高いハードルになります。しかし、もし「ダブル」への抵抗感を払拭できたら、投資はもちろん生活や仕事にも劇的な変化が現れるのではないでしょうか。(記事執筆:桜井信一郎)
本情報は、投資判断の参考情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的にしたものではありません。銘柄の売買判断は必ず自己責任において行ってください。
万一、本情報によって何らかの金銭的損害、非金銭的損害、または、その他何らかの支障、不都合が個人や法人等において発生した場合でも、弊社インターネットコム及び情報提供元は一切の責任を負いません。
弊社の責任範囲に関しましては、ユーザー利用規約の「弊社の責任範囲に関しまして」の項目もあわせて御覧ください。
|

 |
|