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2009年11月24日
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Webファイナンス コラム2007年3月26日 12:40
IT ベンチャーの IPO 実況中継
IT ベンチャーの IPO 実況中継 須田仁之(すだきみゆき)メールホーム
株式会社アエリア 取締役 管理本部長
株式会社アエリアファイナンス 代表取締役社長 M&A仲介も手がける


前職より数社の公開企業に関わり、
2004年12月のアエリア社及び2005年12月のゲームポット社の株式公開なども手がける。

IT ベンチャー企業のインタビュー形式でのご紹介や、ビジネスの現場から見たベンチャー企業の最近の動向をご紹介。新興市場や IPO などに関するコラムも。

技術系ベンチャー、ウノウの CTO 尾藤氏に聞く

国内国内internet.com発の記事
日本の IT ベンチャーは、欧米のような真の技術系ベンチャーが育っていないと言われている。しかし最近技術系ベンチャーとして注目を浴びているのが、ウノウ株式会社だ。

少人数でクリエイティブな開発スタイルを持ち、フォト蔵ビデオポップなどの自社サービスを立ち上げつつ、ウノウラボといった試みも大変注目を集めている。

ウノウの技術力の中枢を担う CTO の尾藤正人氏に、CTO から見るベンチャー企業像や今後の展開について聞いてみた。

尾藤氏


須田:尾藤さんはウノウさんには途中から CTO としてジョインされていますが、どのようなキッカケだったんですか?

尾藤:ウノウにジョインする前はサンフランシスコに語学留学してたんですけど、たまたま同じクラスにいたのが代表の山田でした。彼とは一日しかかぶってないんですけど、同じ IT 系ということもあり、それ以降何回かプライベートでも会ってました。

彼の個人会社だったウノウを株式会社化して新しいサービスを始めるというタイミングで誘われてジョインすることにしました。ちょうど、僕が日本に帰るタイミングだったのが、ビンゴでしたね。その時に作り始めたのがフォト蔵なんですよ。

須田:ウノウさんで思い出すのはテレビ東京の WBS でも取り上げられた「開発合宿」ですが、このスタイルは面白いですよね。

尾藤:週末に開発チームごと温泉宿なんかに移動して、ノート PC を引っさげて開発をするんですよ。電話もかかってこないし、普段と違う雰囲気で作業することで、開発により集中することができるんです。

また、普段の職場で普段どおりのスタイルで仕事をしていても、どうしても「新しいこと」を生み出すのが難しかったりするんですよ。ベンチャー企業は常に新しいことにチャレンジしていかないといけない存在だと思っていますし、そういう意味でもアイデアが出やすい「開発合宿」は当社の中でも重要な位置づけにあると考えています。

須田:なるほど、面白いですね。ウノウさんは開発者フレンドリーな会社環境という感じがしますが、それ以外にも何か他社と違う特徴などはありますか?

尾藤:そうですね、他社よりも、エンジニアに対しては「自主性」を尊重していると思 います。

また、社員教育にも力をいれています。教育といっても会社側から押し付けるものではなく、学べる「環境」を整えてあげることが重要だと思っています。勉強会を開いて情報共有を進めたり、ウノウラボの Blog では個々の知識をオープンにしてしまっています。知識を抱え込むのではなく、アウトプットすることもとっても重要だと考えていますので。

須田:僕は尾藤さんに最初にお会いした時に、CTO 像ってのが変わりましたね。何となくプログラムオタクという感じで、内気でコミュニケーションをあまり好まないようなタイプが CTO だと思っていたのですけど、尾藤さんはハキハキされてるし、声もでかいですし(笑)。

尾藤:そうですかー?(大声 笑)

CTO の役割って、社外的な部分と社内的な部分のふたつあると思ってるんですよ。社外的には CTO は会社のマーケッターだと思ってます。マーケッターといっても自社サービスを宣伝するのじゃなくて、会社の技術力を社外の方に知ってもらうためのブランディングです。会社の技術力を対外的にアピールすることで、他社との提携とかがやりやすくなったり、優秀なエンジニアを雇うことができるようになります。

社内的には技術的な決定事項に対して責任を持つ立場だと思っています。会社の技術的な方向性を定めるのは、現場のエンジニアです。僕がすべての技術・サービスに精通できるわけがない。人それぞれ得意分野が違うわけです。だったら現場の人間が決断した方がいいに決まってる。

僕は GO サインを出すだけなんですが、CTO はその意思決定をするために、ちゃんと技術のことをわかってないといけない。技術の分からない CTO が社内のエンジニアを正当に評価できるわけがない。だから、僕はいつまでも技術の最先端にいることにはこだわり続けたいと思っています。

須田:御社のサービスではフォト蔵やビデオポップといった、無料サービスを数多く立ち上げておられますが、収益化はどのようにお考えでしょうか。

尾藤:まずは広告モデルでのビジネス展開ですね。弊社の場合、技術寄りの思考で制作するだけでなく、副代表の石川がサイバーエージェントの創業メンバーであったこともあって、「事業化」というプロセスには自信があります。

須田:IPO については、CTO としてはどうお考えですか?

尾藤:IPO はひとつのステップだと思っています。大きな事をやるにはたくさんの人とお金がいる。IPO は大きな目標を実現するための手段のひとつではないでしょうか。

須田:以前、土日もプログラミングされてるとかっておっしゃってましたけど、趣味などはあるのですか?

尾藤:ペットのジャンガリアンハムスターと遊ぶことですね(笑)。毎日遊んでますよ。

須田:なるほど、CTO もそんな側面もお持ちなんですね(笑)。ところで、尾藤さんは幼少の頃や家庭環境はどんな感じだったんですか?

尾藤:うちの家庭は、僕に好きな事をやらせてくれましたね。何をするにしても、ほとんど口を出すことはなかったです。その影響か僕もいろいろ指図されるのが嫌いです(笑)。なので他の人をコントロールするのも嫌い。指示は出すんですが、細かいところまでは関与しません。

あと、小さい頃は勉強するのが嫌で仕方がなかった。大学には絶対に行きたくなかったので、高専に進学しました。けれど、最終的には大学院まで出てしまったので、人生何が起こるかわかりませんね(笑)。

須田:なるほど、自由な家庭環境が、自由な発想やアイデアをもつ CTO を育てるんですね。最後に、今後力をいれたいことや伝えたいことなどありましたら。

尾藤:日本国内だけではなく、世界中の多くの人に使っていただけるようなサービスを 作り上げたいと思います。一緒に夢を共有できる仲間を随時募集しています!

ウノウ株式会社
http://www.unoh.net/

尾藤正人氏のブログ
http://blog.bz2.jp/


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IT 業界においても、「モノづくりニッポン」の精神を受け継いだ、世界に通用するベンチャー企業が出てくるべきだと、大変共感を受けました。どのような形であれ、尾藤さん同様に一翼を担えるような存在になりたいと思います。(須田)

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