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事業仕分けによる次世代スーパーコンピューターの開発予算削減について、どうお考えですか?
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ユビキタス時代の情報システムとネットワークの課題とはユビキタス時代の情報システムとネットワークの課題を大別すると、
以下の5つになる。
1.利用者(人)と多様な機器との関係:機器の都合にあわせることなく使いこなせるようにする。 2.利用者(人)と膨大な情報とサービスとの関係:ネットワーク上の膨大な情報とサービスを、最小限の努力で使いこなせるようにする。 3.多様な機器と情報システム群の相互連携:携帯電話からセンサー、 RFID までの多様な機器群と迅速・円滑に相互連携させ、情報流通させる。 4.情報システム群の相互連携:多様な主体が運営するバラバラな情報システム群を、全社会規模で迅速・円滑に相互連携させ、情報流通させる。 5.多様で膨大なデータトラフィックの円滑な流通:多様な発生源から送付先への膨大なデータを混乱なく流通させる。 昨今では、家庭、路上、工場、配送時、店舗といったあらゆる場所において、 コンピュータや IC タグといった状態把握制御のための機器が利用されている。 たとえば、 ・家庭の中では、エアコンや、冷蔵庫、テレビといった情報家電 ・路上では携帯電話、自動車にはカーナビ等の車載コンピュータ ・工場ではICタグ、無線LAN、各種センサー ・店舗ではICカードや電子マネー があげられる。 このような状況を踏まえて、これらの課題を、具体例を交えつつ、以下で論じる。 「1.利用者(人)と多様な機器との関係」の課題の例は、 現在は個々の機器のマニュアルを読み、 利用法を覚える必要があることや、 パソコンと携帯電話で住所録・予定表を別々に持たざるを得ず、 内容を一致させるには専用のソフトウェアで操作する必要があることである。 次に「2.利用者(人)と膨大な情報とサービスとの関係」の課題の例としては、 仮に自宅のエアコンを携帯電話から制御できるサービスが提供されても、 自宅のエアコンを簡単・正確に特定できる確信と保証がなければ安心して使えないということがあげられる。 また「3.多様な機器と情報システム群の相互連携」の課題の例としては、 各種センサーやカメラを使った工場の監視システムがあげられる。 監視システムは従来、 独自のネットワークを使い、 生産管理等の情報システムとは別に構築されるのが通例だった。 監視システムと情報システムを共通の IP ネットワークに接続すれば、 データの流通は可能になるが、 双方のシステムにとって有意な情報を流通させ、相互連携させるのは困難である。 さらに「4.情報システム群の相互連携」の課題の例としては、 e-Japan 戦略IIの先導的取組みのひとつである食品トレーサビリティシステムがあげられる。 牛肉などの食品について、 生産、流通、加工過程の情報の記録・保管と消費者の要求に応じた迅速な情報提供を実現するには、 関連する多様な企業の情報システム群を迅速・円滑に相互連携させ、 情報流通させる必要がある。 しかし、個々の情報システムは、 このような社外との連携や情報流通を考慮しないで構築されるのが通例だった (EDI システムや Web システムは例外)。 このため、食品トレーサビリティシステムを実現するのは困難である。 最後に「5.多様で膨大なデータトラフィックの円滑な流通」について述べる。 従来、バックボーンネットワークではデータ通信と音声通信の融合が進んできたが、 最近では IP 電話が普及し、 データと音声の IP ネットワークへの相乗りがオフィス内まで波及してきた。 今後は情報家電、携帯電話、カーナビ、センサー、IC タグなど、 いっそう多様な機器が IP ネットワークに接続され、 データ量、発生頻度、品質要求等が千差万別なデータトラフィックが、 多様な発生源から多様な送付先へ膨大に発生することになる。 このような多様で膨大なデータトラフィックを、 品質要求とセキュリティを確保しつつ、混乱なく流通させる必要がある。 次回はこれらの課題を解決するアプローチについて論じる。
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